2026年7月31日に放送された「リーガルビート」第2話のちょっとネタバレを含む感想をまとめました。
どんなドラマ?
テレビ東京ドラマ9「リーガルビート –逆転の法廷–」はどんなドラマなのか。テレビ東京のHPから引用させてもらいます。
本作の主人公は、吃音がある新人弁護士・泰地空(たいちそら)。言葉が詰まり満足に思いを伝えられず何度も悔しさを味わってきたが、彼にはある武器があった!それはラップ。リズムに乗れば、吃音の症状が出ることなく、言いたいことを思いのまま話すことが出来るのだ。そんな彼が、バディを組むことになる偏屈な先輩弁護士や、なぜか法廷に立つことを避けている事務所所長とともに、現代社会の不寛容さや巨大な闇に立ち向かい、依頼人の‟あげられない声“を拾い、‟隠された真実”を紐解いていく、完全オリジナル脚本の痛快逆転リーガルドラマです。
テレビ東京HPより
キャスト
泰地空…鈴鹿央士:リズムに乗ると吃音の症状が出ずに話せる新米弁護士
星秀幸…稲垣吾郎:勝率100%を誇る偏屈だが心根の優しいエース弁護士
雪村明日実…小雪:泰地を引き入れた「雪村法律事務所」の所長
鳥飼金次…前原瑞樹:ラッパーで唐揚げ屋「MCチキンのアゲアゲKARA-AGE」の店主
椋井岳…夏生大湖:泰地にラップを教えた友人、動画配信の編集マン
三戸晴生…伊藤万理華:「週刊スクープ」の記者
村主功…田中哲司:人気政治家で「真実の党」党首。
星信隆…田辺誠一:星秀幸の兄で大手弁護士事務所の弁護士
〈ゲスト〉
姫野江梨子…乙葉
あらすじ
中学生の響(大沢一菜)が同級生のお嬢様・初音(竹下優名)の自宅の庭を放火した。ボヤで済んだものの大事な木を燃やされた母・江梨子(乙葉)は激高。高額の損害賠償を請求された響の父・英二(YOUNG DAIS)は、泰地(鈴鹿央士)に減額して欲しいと泣きつく。
なぜ、響は初音の自宅を放火したのか?接点のない二人の間にあったトラブルとは?完璧な幸せ家族の秘密が暴かれていく。
テレビ東京HPより
内容に関してはあまり詳しくは書きませんが、少しネタバレ含む感想と気になったことを書いていきます。
ここから先、ネタバレを含みます。
名前に「ハ行」が多くて大変
冒頭、泰地は抹茶ラテを3つ買って出勤。吃音で言葉に詰まってしまい「ひとつ」も「ふたつ」も言えなくて、もうそれならみんなで飲もう!と、「みっつ」買ったのだという。
星に「でも1個、2個…指でやったりいくらでもできるだろ。」と言われると、「今日はそういうのやりたくない気分だったんです。」と泰地は答える。
泰地にとって「自分の言いやすい言葉に言い換えて詰まる瞬間をやり過ごす」ことが続くと「ウソをついているような暗い気持ちになるときがあるんです。言い換えてスラスラしゃべれてもどっちみち窮屈」ということらしい。
今回の中心人物の中学生2人の名前は有馬 響(ありまひびき)と姫野 初音(ひめのはつね)、なおかつ先輩弁護士は星(ほし)。前回「ハ行」が言葉にしづらいって言ってたので、名前を呼ぶだけでも「ひびきさん」「はつねさん」「ひめのさん」「ほしさん」と大変そうだった。
それでも初めての時とは違い、泰地は法廷で言葉がつまり星に代わってもらうこともなかったので、すごい成長を感じた。
2つの家族
有馬響は同級生・姫野初音の家の木に火を付けて燃やしたとして、姫野家から損害賠償で800万を請求される。そこで響の父親が泰地の活躍をニュースで知り、減額できるよう助けてほしいと響を連れて事務所にやってくる。
有馬家は母親の存在については触れられていないが多分、父子家庭でアパート?住まい。響はショートカットで服もボーイッシュ。
姫野家は両親がいて母親は自慢の娘・初音のことをSNSに頻繁にあげたりする多分、主婦。庭付き一軒家に住んでいて、娘には門限を決めている。初音は黒髪ストレートのロングヘアで法廷では白いワンピースを着たりして女の子らしい感じ。
そして学校で先生に話を聞くと、同じクラスでも「そもそも接点がない2人ですから。有馬さんは我々にとっては手を焼く生徒ですが、姫野さんはバイオリンで高校の推薦が決まっているほどのいわゆる優等生です。」と結構な違いがある。
☑️このような対象的な印象の響と初音。響は火を付けたことを最初から認めていたけど、そのままだったら元も子もない。火を付けたのは初音なんだろうな、と思ってみていたらやっぱり。なので中心となる話は特に意外性のある展開ではなかった。
ラップ炸裂
泰地は前回と同じ様に、夜の屋上で調べてきたことを書き留めたノートを見ながらラップをして頭を整理。
そして「庭木放火・建造物侵入に基づく損害賠償請求訴訟」がはじまる。
響は火を付けた時に使用したライターを近くのコンビニで買ったと言っていたが、購入したのは放火があったあとだということが、コンビニの防犯カメラ映像で明らかとなる。
証言台に立つ初音は、両親との関係が良好ではなかったこと、母親が自分の写真や動画をSNSに投稿していて、どこで何をしているのかみんなが知っていて、まるで監視されているみたいで気持ち悪かったので、それを響に相談した。響と友達だということが母親にバレると、怒られる(ああいう子は合わない、あの子はよくない)と思ったので内緒にしていたことなどを証言する。
☑️確かにSNSで顔出しで写真や動画を母親に投稿されたら、嫌だと思う。そもそもSNSに自分の娘を顔出しで投稿するその危険性を母親が気にしていなかったことが不思議。
母親は娘の証言を聞いて激怒。そして泰地は言いたいことが言葉にできず苦しくなり、証言台の初音に向かいラップが始まる。
あなたはずっと嫌だった まるで監視されてるような違和感が だけどママに言えないまんま 理想の娘像 装っていたんだ それを心配した友達が助言 嫌なら投稿 消してもらいなよって 唯一寄り添ってくれた彼女 こっそり会いに来てくれた何度も 大人は自分のことばっかり 振り回されるなんてもうウンザリ なぜ分かってくれない? この気持ちを 放火は最後の自己主張!
初音は「私です。私が火を付けました」と告白。
☑️泰地が法廷でするラップは証人から重要な証言を引き出す時で、ラップが終わると真実を話し出すのは前回も同じ。
母親の心の闇
放火のあった当日、初音は意を決して母親にSNSを消してほしいと頼むと両親がケンカを始めた。
母 あなたはいいよね。ちょっと送り迎えしただけでいい旦那さんって褒められる。ニコニコしてるだけで優しそうって褒められる。この場所(スマホを見せる)だけが私の頑張りを認めてくれた。見てくれる人がいたの!
父 おおげさだな落ち着けよ。近所に聞かれたらどうすんだよ。
母 いつもそうやって自分だけ涼しい顔して何の責任も負わないでずるいのよ!
父 ハァ?俺が家のためにどれだけ…。この家で暮らせてるのも俺の稼ぎがあるからだぞ!
初音はケンカをしている両親から逃げるように自分の部屋に戻ると、母親に話をするといっていたことを心配して響が会いに来てくれた(窓から)。しかし母親が部屋のドアを叩き、響は窓から部屋を出ていくことに。そしてその後、初音は庭の木に火を付ける。
☑️両親ともにいかがなものかと思うけれど、母親の心の闇は深い。顔出しでSNSに投稿している写真や動画は自分ではなく娘。自分の承認欲求を満たすために、娘を使っていたのだ。そしてSNSだけでなく、自分の理想の自慢の娘でいさせるため、つきあう友達を選別し娘の気持ちを考えない…最低だ。
☑️初音は怖くて自分が火を付けたことを両親に言えなかったというが、響は初音の高校の推薦が取り消されるんじゃないかとかばっていた。まぁ、百歩譲って初音が最初は怖くて言い出せなかったのだとしても、両親が防犯カメラの響が家から出ていく映像を見て、800万の損害賠償を請求するとなったらさすがに正直に話さないと大切な友達・響を傷つけてしまう。結局、初音は法廷でやっと本当のことを告白することになったが、これが友情なのか?ちょっと疑問。
星と父・兄との関係
星の家は弁護士一家で父・兄は大手スタートアップ法律事務所の弁護士。父や兄もかなりのエリート主義で認めてもらおうと努力した時期もあったが、2人にはとって自分は見えていない存在、まるで透明人間。事務所を辞める時ですらひと言もなかった…という関係だということが今回でわかった。
一方、前回の最後にも出てきた政治家・村主と星は2人きりで食事をしていた。どんな関係なのかはまだわからないが、今後の展開が気になるところ。
第2話を見てみて
今回の話はいろんな要素が入り混じっていた印象。共通するのは、「自分を見てくれる人」の存在の大切さ。
2人の女子中学生とそれぞれの家族が抱える問題。
響の父→まるで自分の所有物みたいに子どもをバカ呼ばわりする。
初音の母→過干渉で自慢の娘の顔出し写真や動画をSNSに投稿し、自分の承認欲求のために利用。
初音の父→外面だけ良くて家のことは妻に任せっきり。
そして、父と兄にとって自分は「見えていない存在」という星と家族の関係。「なんかまたへこんでんだろ?顔見たらわかるぜ。これ食って元気出せ!」とチキン屋の店主・鳥飼は泰地を見守る。
所長の雪村の家族や友人の話はなかったけれど、現在は法廷に立たない理由が今後少しずつ明らかになっていくのだろう。
そういえば、今回は傍聴席に鳥飼も記者の三戸も来ていなかったし、泰地にラップを教えた学生時代からの友人・ムックも登場しなかった。
初回よりも泰地は法廷で言葉が出てきやすかったようなので、その成長には目を見張るものがある。泰地は証人から重要な証言を引き出すタイミングで言葉が出てこなくなりラップをし、ラップが終わると証人は真実を話し出す…今のところ、これがお決まりのパターン。次週以降はどうなるのか楽しみ。
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