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【怪物】第4話感想|韓国版3話分を1話に凝縮。それでも違和感なく進む日本版

ドラマ感想(コラム)
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日本版『怪物』第4話と、オリジナル韓国版『怪物』の第4話・第5話・第6話を見てみた、姉です。

日本版は全10話、韓国版は全16話。

これまで第1話から両方を見比べながら、

「日本版はどこで韓国版との差を縮めるんだろう?」

と思っていた。

その答えが、どうやら今回の第4話だった。

韓国版の第4話「泣く」、第5話「だまされる」、第6話「だます」の内容を、日本版は第4話1本の中にかなり凝縮している。

韓国版では約3時間かけて描かれる部分を、日本版は約50分。

それだけ削っているのに、思ったほど駆け足に感じない。

今回は細かなストーリーの違いを追うより、日本版と韓国版で少しずつ異なる登場人物の見せ方について書いてみる。

韓国版3話分を日本版は約50分に凝縮

韓国版は、

  • 第4話「泣く」約1時間1分
  • 第5話「だまされる」約1時間4分
  • 第6話「だます」約1時間3分

と、合計すると約188分。

一方、日本版第4話は約49分。

単純に考えれば、韓国版3話分を4分の1近くまで縮めていることになる。

さすがに細かな人物描写や会話はかなり省かれている。

それでも、事件の大事なポイントや登場人物の関係は押さえられていて、

「話を飛ばしすぎでは?」

とはそこまで感じなかった。

全10話に収めるための整理がかなりうまい。

韓国版は登場人物の感情がかなり激しい

両方を続けて見ると、一番違いを感じるのが登場人物の感情表現。

韓国版の人物たちは、日本版よりかなり感情の起伏が激しい。

怒る時は本気で激怒する。

相手を傷つける言葉も遠慮なく言う。

権力者へへつらう時は徹底してへつらい、自分の立場を守ろうとする時もかなり露骨。

日本版では少し抑えられている部分も、韓国版では人物の感情としてしっかり時間を使って描かれる。

そのぶん、「この人はこういう人なんだ」ということがわかりやすい。

八代よりジュウォンのほうがかなり危なっかしい

特に印象が違うのが、水上恒司さん演じる八代真人と、ヨ・ジングさん演じるハン・ジュウォン。

日本版の八代も富樫をかなり疑っているけれど、基本的には比較的落ち着いて見える。

一方、韓国版のジュウォンはかなり危なっかしい。

追い詰められると先走る。

ドンシクから話を聞き出そうとして拳銃まで向ける。

父親からの圧力も日本版より強く描かれているので、その影響もあるのかもしれない。

同じ立場のキャラクターでも、韓国版のジュウォンのほうが「いつ何をするかわからない」という怖さがある。

凛子とジェイも怒り方がかなり違う

剛力彩芽さん演じる凛子にあたるのが、韓国版のジェイ。

こちらも基本的な立場は同じだけれど、感情の見せ方にはかなり差がある。

自分の店が犯行現場ではないかと疑われた時、韓国版のジェイはジュウォンへ激しく怒りをぶつける。

日本版の凛子にも怒りはある。

ただ、韓国版ほど感情を爆発させる感じではない。

この違いは他の登場人物にも共通していて、日本版は全体的に感情表現を少し抑えめにしているように感じる。

韓国版は厚み、日本版はテンポのよさ

韓国版を見ていると、人物の背景や感情が細かく描かれているので、物語にかなり厚みを感じる。

その代わり、展開はゆっくり。

「ここまで時間をかけるんだ」

と思う場面もある。

一方、日本版は細かな描写をかなり削りながら、事件の中心となる部分を選んで進めている。

今回の第4話は特にそれがはっきりしていた。

韓国版のような人物の厚みは少し薄くなるけれど、そのぶんテンポがいい。

これはどちらが優れているというより、それぞれの作り方の違いなのだと思う。

ドンシクが飲んでいる薬は日本版には出てこない

以前から気になっているのが、韓国版のドンシクが時々飲んでいる薬。

何か持病があるのか、体調に問題があるのか。

今のところ私はまだよくわかっていない。

日本版の富樫には、同じような場面はない。

こういう細かな要素も、韓国版では人物像を作る材料として積み重ねられている。

日本版では時間の都合で省いたのか、それとも設定そのものを変えているのか。

この先を見るとわかるのかもしれない。

それにしても勝手に家へ入りすぎでは?

そして日本版、韓国版の両方を見ていて妙に気になること。

八代もジュウォンも、富樫/ドンシクの自宅へ突然現れる。

しかも、

「いつ入ったの?」

と思うくらい普通に中にいることがある。

この町では家の鍵をかけないのだろうか。

それとも富樫/ドンシクが、あえて入れる状態にしているのか。

何かを探らせるための罠なのか。

シリアスな場面なのに、毎回ちょっとそこが気になってしまう。

まとめ|3話分を凝縮しても成立しているのが面白い

日本版『怪物』第4話では、韓国版の第4話から第6話までにあたる内容が一気に進んだ。

韓国版約188分を、日本版では約50分。

かなり大胆な圧縮なのに、事件の大筋はわかるし、思ったほど違和感もない。

韓国版は時間を使って人物の感情や背景を見せることで物語に厚みがある。

日本版はそこを整理し、テンポよく本筋を進めている。

両方を見ると、それぞれの作り方の違いがますます面白くなってきた。

次回は事件そのものも大きく動きそうなので、日本版が韓国版のどこまで進むのかも含めて見てみようと思う。

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