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「コンサルタント」第4話 感想|伊崎の成長とその代償

ドラマ感想(コラム)
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6月28日に配信開始されたWOWOW 連続ドラマW「コンサルタント―死を執筆する男―」第4話のちょっとネタバレを含む感想や気になることなど書いていきます。

『コンサルタント―死を執筆する男―』はどんなドラマ?

「コンサルタント―死を執筆する男―」 (全6話)は、伊藤健太郎が「暗殺」専門のコンサルタント役でWOWOWドラマ初主演!禁断のテーマを描いたK-文学の衝撃作を実写化したダーク・サスペンス。

どんな感じのドラマなのかもう少し詳しくWOWOWさんのHPから引用させて頂きます。

ミステリー作家志望の冴えない男が、謎の組織“カンパニー”に引きずり込まれ、“完璧な暗殺シナリオ”を執筆する「暗殺」専門のコンサルタントへと転身。だが男は、次第に圧倒的な巨悪に巻き込まれ、逃げ場を失っていく──。死さえも商品となる資本主義社会の闇の中で、試され、裏切られ、翻弄されていく人々を描いたダーク・サスペンス。

原作は、英国推理作家協会(CWA)主催の世界最高峰のミステリー文学賞「ダガー賞」翻訳部門で最終候補作にノミネートされたイム・ソンスンの「暗殺コンサル」。WOWOWでは初のK-文学(韓国文学)作品の映像化となる。監督は、映画「リング」シリーズなどジャパニーズホラーを牽引してきた中田秀夫と「アンフェア」シリーズの小林義則。

そして、平凡な男から「暗殺」専門のコンサルタントへと変貌を遂げる主人公・伊崎耀を演じるのは、「今日から俺は!!」シリーズなどの実力派俳優・伊藤健太郎。さらに伊崎の運命を大きく左右する登場人物として、桜井日奈子、一ノ瀬颯、木村文乃、GACKTら豪華キャストが顔をそろえる。“人の死さえ商品になる”という禁断のテーマを描いたダーク・サスペンスをお見逃しなく!

WOWOW HPより

第4話のあらすじ

良美から一方的に別れを告げられた伊崎は、傷心を抱えながらも、いつも通り仕事をこなしていく。そんな中、正体不明の男たちに拉致された伊崎は、“会長”と呼ばれる大物フィクサー(木場勝巳)と対面する。会長からヘッドハンティングを持ち掛けられた伊崎は、黒川と早紀が監視する中、ある決断を下す……。

一方、複数の事故死の背後に意外なつながりがあると気付いた菅野は、伊崎が過去に執筆した犯罪小説の存在へとたどり着く。

WOWOW HPより

【キャスト】(敬称略)

伊崎耀→伊藤健太郎
ミステリー小説家志望の冴えない男。謎の組織“カンパニー”に引きずり込まれ、やがて”完璧な暗殺シナリオ”を執筆する「暗殺」専門のコンサルタントへ転身していく…。

黒川秋峰→GACKT
伊崎を“カンパニー”にスカウトする謎の男。伊崎の小説家としての才能を見い出し、カンパニーのために利用する。冷徹で何を考えているか分からない。

水畑早紀→木村文乃
伊崎の監視役として“カンパニー”から派遣されたマネージャー。突如として伊崎の「理想の女性」として伊崎の前に現れる。過去にある秘密を抱えている。

斎藤良美→桜井日奈子
エイドローンリサーチ社・経理担当。地味な性格だが社外ではブランド依存症の一面も。コンサルタントになった伊崎とは社内には内緒で交際中。

菅野正人→一ノ瀬颯
警視庁捜査一課・刑事。伊崎が暗殺コンサルタントとして関わる一連の「自然死」や「自殺」に疑いの目を向け、単独で捜査を続けるキレ者。

徳永貞夫→河相我聞
エイドローンリサーチ社・東京支社社長。本社から移動してきた伊崎の事を良く思っていない。

染谷→芹澤興人
古本業者。伊崎の小説家への夢を応援しながらも芽が出ず、古本屋の店番をしている伊崎を心配している。

山室将成(国会議員A氏)→大河内浩
与党の国会議員。糖尿病を患っているため日々のインスリン投与が日課となっている。

三枝孝之(神父B氏)→東根作寿英
小さな町のカトリック神父。教会に通う年下の女性信者と不倫を重ねている。

加藤篤志(酪農家C氏)→諏訪太朗
田舎に住む酪農家。1日中、大量のタバコを吸う喫煙者。

榎本和昌(総合商社元部長K氏)→阪田マサノブ
総合商社を早期退職させられた元部長。家出した妻に多額の借金が発覚し、家族が崩壊していく。

五條永作(会長と呼ばれる男)→木場勝己
政財界の黒幕的存在で、“最後のフィクサー”と称される人物。ある日突然、伊崎を誘拐し…。

第4話ネタバレ感想

ということで、早速どんな感じなのか見てみた。

内容に関してはあまり詳しく書きませんが、少しネタバレも含む感想と気になったことなど書いていきます。

ここから一部ネタバレを含みます。

振られる

まずは伊崎が良美から別れを告げられるところから話が始まる。「告げられる」といっても、目の前で直接言われたわけではなく、待ち合わせ場所にこない良美を待っている時に「ごめんなさい。もう伊崎さんとは会えない。」とメッセージが届く。

伊崎は薄々そうなるんじゃないかと思っていたから、「やっぱりか。」ということのようだけど、それなりに悲しくはあるようで、1人でバーで飲んでると「振られたのを慰めるのは福利厚生かも。」と早紀が現れる。しばらく話を聞いた早紀は…

あなたが殺し屋という仕事を続けるかぎり、あなたは誰にも心を開けないし、本当の意味で人を愛することはできないの。

と言われ、伊崎は「ありがたいね。ホントに僕のことをよく分かってくれてる。」と答える。

☑️早紀が伊崎の前に突然現れるのは毎度のことだけれど、振られたことまで知ってるのはさすがにちょっと気持ち悪い。

☑️そもそも2年前にカンパニーの仕事を受けなければ、殺されるかもしれない、それなら誰かを殺す暗殺小説を書くと決めたのだから、今さら「愛」とか言ってる場合じゃない。

伊崎はまだ若そうだけど、すでに2年続けてきたカンパニーの仕事を「愛」が欲しくて辞めれば、当然口封じで殺される…八方塞がり。少しでも長く生きたいなら今回の人生で「愛」は諦めるしかない。

拉致られる


早紀に「スランプの対処法は1つ。嫌というほど仕事をしまくること。」ということで、伊崎は仕事に邁進することで、壁1枚隔てた空間に自分を振った良美がいても辛うじて普段通りの日常を過ごすことができた。

☑️伊崎は良美を幸せにすることはできないとわかっていて、周りにバレないよう社内恋愛していた。良美が伊崎を振ったという別れ方が最良だったはず。甘んじて受け入れるしかない。

新たに暗殺小説を書き終えると、いつものように原稿はプリントアウトを一部だけ残し、全て消去し、原稿は都内の某局の私書箱に郵送する。そして遅めのランチを食べに行く。これが暗殺コンサルタント伊崎のルーティン。

☑️伊崎がポストに投函する封筒には切手が貼られていなかったし、「料金別納」や「料金後納」のマークはなかったように思う。ちゃんと私書箱に届くのか?ちょっと不思議に思った。

伊崎はランチを食べに行こうと思っていたら、ポストの前で男二人に拉致され車の中へ。そして途中で目隠しさせられてある場所へ。

☑️伊崎は日中のオフィス街で拉致されても、まるでそうなることが分かっていたかのように全然騒がないし、いたって素直に車に乗り込む。「どうやら今日のランチはダイニングイン・ザ・ダーク…になりそうだ。」なんて言ったりして、不自然なほど落ち着いているので何かあるんだろうな…と思っていたら、やっぱり…という展開だった。

ちなみに、「ダイニングイン・ザ・ダーク(Dine in the Dark)とは、完全に光を遮断した真っ暗闇の中で食事を楽しむ体験型エンターテインメント。視覚を封じることで聴覚や触覚、味覚、嗅覚が研ぎ澄まされ、普段とは全く異なる感覚で料理や会話を楽しめる。」ということらしい。

結局連れて行かれた場所でランチはできなかった。

ヘッドハンティングされる?

伊崎が拉致されて連れてこられたのは、「最後のフィクサー」と呼ばれる国際経済調整会議 五條名誉理事長の家。24時間態勢のボディガードたち、多数の防犯カメラ、複数のドアには8桁の暗証番号入力などセキュリティは万全。

五条は自分は世間ではどういう風に呼ばれているのか教えてほしい、と言うと、伊崎はスラスラと話し出す。それを聞き、「さすが小説家だなシンプルかつ的確だ。何より客観的で公平なのが気に入った。」とご満悦。

☑️伊崎は表舞台にほどんど出ない五條についてスラスラと話すが、不思議なくらい詳しい。五條はそれを怪しく思わないのかな?話を聞いていい気分になってそんなこと気にしなかった?

ファンドマネージャー

五条は伊崎に「自分の仕事が恥ずべき汚れ仕事だと思っているからか、それとも人殺しをなりわいとしている自分を正当化できずに悩んでいるのか…。君の心の安寧に役立つかどうかは分からんが、あるファンドマネージャーの話をしよう。」と話し始める。

外資系のファンド会社に勤めていたファンドマネージャーがトウモロコシの先物市場で記録的な収益を上げた。冷害でトウモロコシの価格が暴騰し、ファンドマネージャーは出世。一方、アフリカで最も貧しい国は難民数十万人が飢餓で死んだ。

この世界は誰かが幸せを手に入れると、地球の裏側のどこか見も知らぬ誰かが命を落とす。自分の仕事を必要以上に卑下する必要はないと言う。

☑️このトウモロコシの話は第2話で黒川がアフリカの鉱山で採れるレアメタルの話をしていたことを思い出す。黒川の前職はなんだったのだろう?

☑️暗殺する人たち(カンパニー)や、または依頼する人たち(五條など)は、「この世界は誰かが幸せを手に入れると、地球の裏側のどこか見も知らぬ誰かが命を落とす。」ということで、暗殺も致し方なし、ということなのか?

暗殺阻止コンサルタント

五條はカンパニーに圧力をかけ、伊崎が暗殺コンサルタントだということを知り、自分専属の「暗殺阻止コンサルタント」になってほしいと頼む。

伊崎は既に何者かが五條を毒殺しようとして失敗し、誰の仕業かは「目星はついている。愚かなやつだ。そのくせ諦めも悪い。おかげでこんな監獄に籠もるはめになった。」ということなど話を聞き、「少し時間をください。カンパニーに確認をして問題がなければ」というと、五條は握手を求め、伊崎はそれに応じ、五条の家を後にする。

☑️「暗殺阻止コンサルタント」とはちょっと無理な感じ。自分を暗殺しようとした人物を殺すのが一番簡単。でもそれをしない。理由は後にわかることとなる。

#13 会長M

数日後、伊崎は会社を休んでいる日に、五条が「肺炎で入院中に敗血症を併発し亡くなった」ことがニュースになる。社内でも話題となり皆がそのことについて話す中、仕事してた良美はその話を聞き顔を上げる…しかし無言。

☑️この時の良美の態度がどうも気になる。伊崎がやっていることを良美は知っていたのか?もしくは??

暗殺のストーリー

伊崎がマネージャーの早紀を通さず、黒川から直接依頼を受けた「#13 会長M氏」。流れと内容を簡単にまとめる。

五條が伊崎に目を付けた時点でマネージャーの動きも当然マークされるので、イレギュラーで黒川から直接依頼が来た。

会長Mは表舞台にはめったに現れないので、どこに住んでどんな生活をしているのかカンパニーの資料ではわからなかった。

暗殺の具体的な方法を書く小説家がいると、カンパニーが五条にリークし興味を引かせた。

思惑通り伊崎は拉致され五條本人に直接会って資料にない情報を手に入れた。

伊崎はおかげで五條を亡き者にしたかったのは五条が殺せない相手、英一郎という一人息子だとわかった。

五条の家は全館空調システムで管理されてるので、カンパニーのスタッフはメンテナンスを行なう業者の作業員として送り込み、エアロゾル化させた肺炎球菌を注ぎ込み肺炎を発症させる。

五條はVIP専用の個室に入院となり、カンパニーのスタッフが敗血症専用の抗生剤を効果がないものにすり替える。

敗血症で亡くなる。高齢者の場合、敗血症に抗生剤が効きにくいケースは珍しくないので、確実に病死に偽装することができた。

☑️五條は自分を殺そうとした一人息子を殺さずにいたのは、やっぱり可愛いからなのか?息子のことよりも自分が大切そうな五條ならサクッとカンパニーに息子殺害を依頼しそうな感じだったけどな…

☑️なんだか随分トントン拍子に暗殺ストーリーが進むので、そんなにうまくいくものなのか?とは思うけど、まぁ無事完遂したようで…

☑️伊崎が今から殺す予定の人に直接会いにいくという、資料を元に小説を書くだけだった今までより一歩踏み込んだ話だった。

菅野の動き

警視庁で菅野は先日起きた、神宮前の転落死が気になって調べていた。

被害者の山添悠斗がいた派遣会社の記録から、現場を転々としていたが、山添がいた現場の近くで同じ時期に今のところ2体の不審死体が見つかっていた。さらに派遣されてた他県に範囲を広げて不審死体が出てないか調べてもらっている。

そして、同級生・吉岡が伊崎の小説(ウェブの投稿サイトに上げてるもの)を見つけてくれたので、2年前に書かれた「夜光石」の小説 完全なる殺人(後編)を読み始める。

☑️捜査一課の刑事・菅野は結構ひまなのか?まあそれは置いておいて。今まで伊崎が書いた暗殺小説の事故などを不自然に思っているという菅野に、伊崎はなんで転落死する予定の山添のことを話したのだろう?

☑️菅野は最後まで伊崎が暗殺コンサルタントだということをわからないまま終わるのか?楽しみ。

#15 経理スタッフO

黒川は「伊崎耀が耐えられるのかどうかある意味、テストと呼べるかもしれません。」と、新しい依頼の書かれた封筒をを早紀に渡す。

早紀から「カンパニーがあなたを試すための、これはテスト。誰だって知ってる人間を殺すのは覚悟が要るものだと思うから、覚悟してよ。」と渡された封筒をその場で伊崎が開けると、そこには…「#15 経理スタッフO氏」そして添付されている写真は良美。

動揺する伊崎。その様子を無言で見る早紀。

☑️このシーンで「知ってる人間」は良美じゃなくて、菅野なのかな?と思った。別れを告げられた女性より、高校の同級生で切れ者刑事の菅野のほうが動揺しそうな気がする。

まとめ|第4話を見てみて

今回は今までカンパニーから依頼された人物を詳細な資料のもと、暗殺小説を書いてきた伊崎が、資料が極端に少ないためこれから暗殺小説を書く予定の本人に直接会い、自分で調べ小説を書きあげたという新たな展開だった。

良美が伊崎に別れを告げた理由は、今のところはっきりとはわからない。しかし、カンパニーから伊崎へ次の依頼は「#15 経理スタッフO」で写真は良美。この先の展開が気になる。

ちょっと気になったのは、前回のリストラ部長は「K」で11人目だった。転落死した山添悠斗の話は今回触れられていないが、#12の「L」なのか?転落死以前の山添について菅野が調べているので、このあとも少しは話に出てくるのかもしれない。

そして今回の話の中心五條の暗殺は「#13 会長M」で、最後に依頼されたのは「#15 経理スタッフO」。となると、良美に振られた後に書いて、拉致される前にポスト投函した小説は「#14 –N」?その話が次回なのか?

「コンサルタント」は全6話なのであと2話。小説が原作の話なのでうまい具合に結末を迎えることだろう。どんな展開となっていくのか楽しみだ。

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