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【シャドウワーク】第1話感想|シェアハウスの“持ち回り”が怖い

ドラマ感想(コラム)
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11月23日から始まったWOWOW 連続ドラマW『シャドウワーク』第1話を見てみた、姉です。

佐野広実さんの同名小説を映像化した全5話のヒューマンミステリーで、DV夫から逃げた女性たちが暮らすシェアハウスと、海岸で見つかった女性の死を追う刑事の物語。

第1話では、主人公の紀子(多部未華子さん)がDV被害者のシェアハウスで生活を始める一方、刑事・北川薫(桜井ユキさん)が女性の変死に事件性があると考えて捜査を進めていく。

さらに北川自身も、夫から何度もかかってくる非通知電話に怯えている。

まだ始まったばかりなのに、シェアハウスの「持ち回り」という言葉や、そこで行われるゲームが妙に意味深でかなり気になる第1話だった。

原作小説は未読なので、少しネタバレを含む感想と気になったことを書いていく。

DV被害者4人が暮らすシェアハウス

DV被害者の定員4人のシェアハウスで生活を始める主人公の紀子。そこにはいくつかルールがある。

  • 朝と夜は全員で食事をとること。朝晩持ち回りで作る
  • お風呂、トイレの掃除、洗濯も持ち回りでする
  • 携帯は一度解約して契約し直すこと
  • 平日は昭江の経営するパン屋で働くこと(給料から2万円は家賃として徴収)
  • 寝る前に全員集まってレクリエーションをする

レクリエーションはゲームで段階を踏んでゲームが変わっていく、最初はトランプのババ抜き、次にトランプの1〜6までの数字のうち1枚を隠してそれが何か当てるというゲーム。これらのゲームは何かの訓練らしく、全てこれからのためだという。

気になったのは、シェアハウスを運営している昭江は、なにかにつけて「持ち回り」という言葉を使うこと。「持ち回り」とは…

  • 複数の人が順番に役割や仕事を引き受けること
  • 一定の順番で仕事や役割を交代して担当すること
  • グループ内で順次役割を回していくこと

なんの変哲もない言い回しだし、今回の話の中で使われていた「持ち回り」の内容はいたって普通。

しかしこれから先の展開で、例えば殺人とか死体遺棄とか悪いことも「持ち回り」でやることになりそうでなんだか気になった。

海岸で見つかった女性は本当に自殺?

海岸で見つかった女性の死体を自殺とされ、事件性があると納得できない刑事・北川は死体の身元を調べるうちに、その女性(美佳子)は以前、夫(美佳子が亡くなる前にすでに事故死している)からDVを受けて病院に緊急搬送されたことを知る。その時の看護師はシェアハウスを運営している路子だった。

美佳子と同居している松原は夜中に2人がもめていたという証言もあり、刑事・北川は松原に疑いを持ち調べていくと、松原は美佳子が亡くなったあとに女性2人を引き連れて歩いていたのを見たという情報を得る。

そんな矢先、松原は酒を飲んでいるうちに心不全で死亡し、事件性はなく事故と判断される。

松原は見た所そんなに不健康そうな感じもしないし、多分30代くらいなので、死因が心不全というのがちょっと違和感を感じた。そして一緒に歩いていた2人の女性が誰なのかはまだわからないけれど、なんとなくシェアハウスに関係ある人物なのかな?と思った。

北川はDV被害者?

北川は美佳子が結婚していた時にDVを受けた記録を調べていき、美佳子が当時保護されたシェルターに話を聞きに行く。

今回の話の中で、北川が夫から暴力を受けている場面はなかったけれど、夫は「非通知」で妻・北川に執拗に何度も電話をかけるが、その電話に北川は怯えて出ないようにしていた。北川自身がDVの被害者で、美佳子の件には思い入れがあるのかもしれない。

ここ最近のドラマWでは女性が中心の話はなかったので、どんな感じなのかと思っていたら、キャストの皆さんの演技が素晴らしく、安心して見ていられるし、想像以上に面白かった。

多部未華子さん演じる紀子がどういう経緯でシェアハウスにたどり着いたのか今回の話ではわからないが、それもこれからわかってくるのだろうと思う。

話の中で海岸で死体て発見された美佳子は生前「暴力を振るう男を引き寄せる何かが、自分にはあるのかも…」と言っていたり、シェアハウスに住んでいる4人の体には、皆どこかしらにDVの傷跡があったりでなんとも痛々しい。

冒頭のシェイクスピアの言葉も意味深

冒頭のシェイクスピアの言葉

Some there be that shadows kiss;
Such have but a shadow’s bliss

「影に口づけするものあり、その者が得るは影の祝福ばかり」

この言葉は「ヴェニスの商人」に出てくるようで、タイトルの「シャドウワーク」もなんだか意味深でいろいろ考えてしまう。

まとめ|普通のシェアハウスには見えない

”命懸けでDV夫から逃れてきたその家には、ある「ルール」があった――。声を上げられない被害者たちの究極の選択を描く、ヒューマンミステリー。”

ということなので、原作は未読でまだ始まったばかりだけれど、この先を勝手に想像すると……シェアハウスはDVの加害者を成敗するところだったりするのかも?

例えばそれぞれ役割分担していて、シェアハウスを共同運営する看護師の路子はDV被害者の情報を入手、シェアハウスの皆で加害者の殺害計画をたて、実行、後処理などを「持ち回り」でしているとか?

そして刑事・北川は自身がDVを受けているからこそ、事件性を疑い捜査することでシェアハウスにたどり着き、全てが明らかになった時、刑事としての正義を貫いて逮捕するのか?もしくは、自分の夫を殺害してもらい闇落ちするのか?

筆者としては、結末は刑事・北川も仲間となり、シェアハウスではこれまで通りDV加害者を「持ち回り」で消していく…とかだといいなと思う。

次週はもう少しいろいろなことがわかってくると思うので、どんな展開になるのか楽しみ。

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