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【怪物】第2話感想|日本版と韓国版を比較すると、富樫とドンシクの人物像がかなり違う

ドラマ感想(コラム)
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日本版『怪物』と、オリジナル韓国版『怪物』の第2話を両方見てみた、姉です。

WOWOWの日本版『怪物』は全10話。一方、韓国版は全16話。

第1話を見比べた時にも感じたけれど、話数だけでなく1話あたりの長さも違うので、韓国版のほうが人物や周囲の出来事を細かく描いている。

ただ、第2話まで見ると単純に「日本版は短くしただけ」ではなく、富樫浩之とイ・ドンシクの人物像そのものにも少し違いがあるように感じた。

大きな事件の流れや第2話の終わり方はかなり近い。

それでも、細かな場面を比べるとそれぞれの『怪物』らしさが少しずつ見えてきた。

第2話も韓国版のほうが約20分長い

まず大きな違いは、やっぱり作品のボリューム。

日本版は全10話で、第2話は約48分。

韓国版は全16話で、第2話は約1時間8分。

第1話と同じく、約20分の差がある。

さらに韓国版には第1話「現れる」、第2話「消える」とエピソードタイトルが付いている。

これだけ時間が違えば、韓国版のほうが人物の日常や周囲との関係を細かく描けるのは当然なのだと思う。

一方、日本版では羽多野町の再開発計画について、韓国版の第2話よりもはっきり描かれていた。

全10話にまとめるため、後々必要になる情報を早めに出しているのかもしれない。

富樫とドンシクは思ったより性格が違う

第2話を見比べて特に気になったのが、安田顕さん演じる富樫浩之と、シン・ハギュンさん演じるイ・ドンシクの違い。

同じ人物にあたるキャラクターだけれど、今のところかなり印象が違う。

韓国版のドンシクは、どんな状況でも比較的非暴力的。

必要な情報があれば、以前所属していた部署の元同僚らしき人物から聞き出す。

一方、日本版の富樫はもう少し強引。

相手を逮捕するためにわざと殴られて公務執行妨害にしたり、女性を助ける時には絡んできた男を投げ飛ばしたりする。

情報を得る方法も、日本版では借金のある他県の警察官に現金をちらつかせて聞き出し、最後にはそのお金を渡さない。

同じ過去を持つ刑事でも、日本版の富樫のほうが少し荒っぽく、何をするかわからない人物として描かれているように見える。

美緒を保護する場所にも違いがある

幼なじみの娘が数日間帰宅していないと知り、繁華街で酔いつぶれているところを見つける流れは両方にある。

ただ、その後が少し違う。

韓国版のドンシクは、職場である派出所で休ませる。

日本版の富樫は、自宅へ連れて帰って休ませる。

小さな違いだけれど、人物同士の距離感が少し変わって見える。

日本版のほうが、富樫と周囲の人間との私的なつながりを早めに見せようとしているのかもしれない。

韓国版ではドンシクの日常がより細かく描かれる

韓国版にあって、日本版には今のところない場面もかなりある。

ドンシクが薬を飲んでいる場面もそのひとつ。

持病があるのか、何の薬なのか、第2話の段階ではまだよくわからない。

さらに印象に残ったのが、パトロール中の場面。

雨の中、傘も差さず道に座り込んでいる男性をドンシクが見つける。

パトカーで雨宿りするよう促しても、その男性は警察を嫌がって乗ろうとしない。

そこでドンシクは無理に乗せず、自分も雨に濡れながら、家族が迎えに来るまで何時間も一緒に待つ。

事件とは直接関係のない場面だけれど、ドンシクがどんな人物なのかがよくわかる。

こういう描写に時間を使えるところは、全16話ある韓国版ならではなのだと思う。

日本版は人物描写を圧縮して本筋を早く進めている?

日本版には、こうした日常的な場面がかなり少ない。

その代わり、町の再開発や事件に関係する人物など、本筋につながりそうな情報を早めに出している。

つまり、日本版は韓国版から単純に20分ずつ削っているわけではなさそう。

何を残して何を省くのか。

どの情報を前へ持ってくるのか。

そこを組み替えながら全10話にしているように見える。

第1話ではまだ「少し違う」程度だったけれど、第2話になるとリメイクとしての取捨選択がかなり見えてきた。

両手の10本の指が並べられる事件はやっぱり怖い

日本版と韓国版で共通して中心にあるのが、猟奇的な事件。

両手の第一関節から切断された10本の指が、被害者の自宅近くにきれいに並べられている。

まだどういう状態で切断されたのかはわからない。

ただ、もし生きている時に切られていたとしたら……と考えると、それだけで怖い。

25年前の事件とのつながりもありそうで、この「指」が物語の大きな謎になっている。

細かな人物描写には違いがあっても、事件そのものの不気味さは両方とも変わらない。

第2話の終わり方は日本版も韓国版もほぼ同じ

ここまでいろいろ違いはあるけれど、第2話の最後は日本版も韓国版もかなり似ている。

大きな物語の骨格については、今のところ韓国版をしっかり踏襲しているようだ。

だからこそ、全16話を10話にする過程で、この先どこを変えてくるのかが気になる。

人物の細かな背景をさらに省いて本筋を早く進めるのか。

日本版独自の要素を増やしていくのか。

まだ第2話なので、今のところストーリーそのものに大きな違いは感じない。

まとめ|第2話では富樫とドンシクの違いが見えてきた

日本版と韓国版の『怪物』第2話を見比べてみると、大きな事件の流れはかなり近い。

ただ、人物の描き方には第1話以上に違いを感じた。

韓国版のドンシクは非暴力的で、周囲の人に寄り添う日常の描写も多い。

一方、日本版の富樫は少し強引で、目的のためなら多少荒っぽい方法も使う。

同じ役にあたる人物でも、ここまで印象が違うのは面白い。

全16話の韓国版を全10話にする日本版が、これからどこを残してどこを変えていくのか。

第3話も両方見比べてみようと思う。

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