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【相棒24】第18話感想|ドミノに込められた復讐と17年前の真実

ドラマ感想(コラム)
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2026年3月4日に放送された『相棒 season24』第18話「ドミノ」の、ネタバレを含む感想をまとめました。

今回は、IT企業の社長を狙って仕掛けられた巨大なドミノから、17年前に起きた大学教授の死へとつながっていく話。

父親を死に追いやった相手への復讐を綿密に計画した青年でしたが、調べていくと、その前提そのものが間違っていたことが明らかになります。

復讐劇としてはなんともやるせない一方、花火や蝶などに意味を持たせた大掛かりなドミノのシーンは見応えあり。

最後まで見た後に冒頭を見返すと、また違った見え方をする第18話でした。

以下、ネタバレが含まれます。

圧巻のドミノシーン

今回の話は……父親を死に追いやった復讐を息子が綿密な計画を立て実行するも、復讐は失敗。

そもそも勘違いで大義なき復讐だったので、失敗してよかったのだけれど……。

映像的には大作のドミノのシーンが素晴らしくて見応えあり、といった感じ。

ドミノのシーンは2回。

特に冒頭のドミノのシーンは印象的で、仕掛けが見ていて楽しかったし、ドラマを最後まで見た後にもう一度見直すと、その時にはわからなかったメッセージがドミノに込められていたことがわかったりする。

花火のようなモチーフは「花火大会」を、「蝶のシンボルマーク」は17年前に教授のアルゴリズムを自分のものとして発表した頃に作られた会社のシンボルマークで、ドミノ+蝶のシンボルマークで「バタフライ・エフェクト」を表現していたのかな、と思うと感慨深い。

1回目のドミノの最終的な仕掛けは、拳銃の引き金が引かれるようになっていた。

そして2回目のドミノは、犯人が勉強して自作した爆弾のスイッチが入る仕掛け。

気になるのは、1回目に使われた拳銃はどこから入手したのか、ということ。

話の中ではそのことに最後まで触れられないけれど、もしかして拳銃も犯人が自分で作ったの?

うーん……。

どこかで聞いたことあるような……

中卒だけど天才的に頭の良い清掃員は、ホワイトボードに残ったアルゴリズムの一部を消して書き直す。

これは映画『グッド・ウィル・ハンティング』の清掃員を演じたマット・デイモンが数式を解くシーンを彷彿とさせる。

関谷と丹羽が2人でガレージで起業っていうのは、アップルを立ち上げたスティーブ・ジョブズ&ウォズニアックっぽい感じ?

いや、2人の立ち上げた会社は「ネット検索の分野で世界シェアを伸ばしている気鋭のIT企業『ネクサーチ』」なので、スタンフォード大学の大学院生だったラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンがガレージで始めたグーグルのほうがより近いか?

最低な社長・関谷

関谷がオフィスで銃で足を負傷し、恨まれるような人がいないか社員に話を聞けば、「あんなヤツ死ねばよかった」「気分次第でクビにする」「恨みがある人というなら社員全員」と言われる始末。

学生時代の榊教授へのサプライズの計画では、「嬉しいけど、PTSDがあるから花火のサプライズはダメだよ」と言われてるのに、立ち上げた会社が失敗続きで、どうにかするには教授のアルゴリズムが欲しいと魔が差してサプライズ計画を実行。

偶然に偶然がたまたま重なって教授は死亡。

アルゴリズムを手に入れることができたら、しれっと自分の名前でそれを発表……と、とんでもなく最低なヤツだ。

アルゴリズムを託す?

丹羽は学生当時、恩師である榊教授は奥さんを亡くし、4歳の息子がいるのを知っていた。

榊教授が階段から転がり落ち、今際の際にデスクの鍵を丹羽の手に握らせ、「君たちに託すよ……応援してる」と言ってアルゴリズムを託されたというけれど、本当に??

息子は無論、「そんなの嘘だ!」って言うけど、丹羽は「事実だよ。でも託されたアルゴリズムを関谷が自分の名前で発表するとは思わなかった。それは奪ったも同じことだね」とか言って、右京さんたちも丹羽の話を疑わない。

そもそもシングルファザーの榊教授が今際の際に言うことが、一人息子のことじゃなくて自分のアルゴリズムのことだったの?

話した相手が丹羽で、学生だったから?

目をかけるのが遅すぎ

17年前に亡くなった恩師のアルゴリズムを託されたことで成功し、恩師に残された4歳の息子がいることを知っていながら、大人になった息子に会うまで何もしてこなかった丹羽。

丹羽は会社で清掃員として初めて会った数原が、すぐに恩師の息子と気付き、中卒なのに数学を教えたら天才的で目をかけていた。

「最初は罪滅ぼしの気持ちからだったが、その才能に心底惚れてしまった。本気で育てたいと思った」なんて言うけれど……。

自分たちに成功をもたらしてくれた恩師のアルゴリズム。

その恩師の一人息子の学費くらい、もっと早いタイミングで援助できなかったの?

関谷は最低で論外だけど、丹羽も優しいのか?

なんか違うような……。

2回目のドミノの部屋

数原は爆弾を独学で作り、復讐したい相手が関谷と丹羽であることに気づいた特命係は、狙われている丹羽が講演している会場、多分大学?にたどり着く。

ここまではわかるとして、問題は数原が丹羽を電話で呼び出した「東1号棟の4番教室」に、どうやってたどり着いたのかな?

ドミノの仕掛けを作るのにどのくらいの時間がかかるのかわからないけれど、教室を一つ一つ探していき、ギリギリ仕掛けを止めるのに間に合ったということ?

爆弾にどのくらいの威力があるのかわからないが、仕掛けを作った数原は同じ教室内の壁の影に隠れていたので、自分も一緒に死のうとしていた?

それとも、そんなに威力がない爆弾だったのか?

それにしても「大義なき復讐だった」っていうのはなんとも……。

第18話を見て

今回の話では「バタフライ・エフェクト」「風が吹けば桶屋が儲かる」など出てきたけど、天才が故になのかドミノを使った復讐にこだわり、本懐を遂げることができなかった数原は「策士策に溺れる」といったところか。

物語の中で数原は「父親は計画的に殺害され、アルゴリズムは盗まれた」というが、実は「偶然の事故死でアルゴリズムは託されたもの」なので、「大義なき復讐だった」と右京さんに言われてしまう。

偶然と偶然がたまたま重なって……という事故死であることは理解できるとしても、アルゴリズムを丹羽は本当に託された?

デスクの鍵を握らされ、「君たちに託すよ……応援してる」って恩師に死ぬ前に言われたっていうけど、なんか素直に信じられない。

それにしても父親よ、死ぬ前にはアルゴリズムじゃなくて、4歳の一人息子を心配してくれ。

幸い復讐のターゲットだった2人は生きている。

しかし数原は21歳。拳銃と爆弾を使った仕掛けで1人は怪我しているし、なんかいろんな罪が重なって大変そう。

今回の話は、なんといっても大作のドミノがすごかった。

特に冒頭の「花火」や「蝶」のモチーフが最初はなんだかわからなかったけれど、ドラマを最後まで見てからもう一度最初のドミノを見直すと、そういうことだったのか、と最初とはまた違った見え方がして面白い。

次週は『相棒 season24』最終話。

どんな感じの話になるのか楽しみ。

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