先週に続き、WOWOWオリジナル連続ドラマ『I,KILL』第5話を見てみた、姉です。
前回の第4話は話の展開がゆっくりで少し戸惑ったけれど、第5話「Episode5 対峙」はそれなりに話が進んだ。
お凛は桜の故郷・墓里村へ向かい、士郎はついに江戸城で双子の家光と対面。
田中樹さんが二役を演じる士郎と家光が顔を合わせたことで、いよいよ最終話に向けて準備が整ってきた感じがする。
ただ、あと1話で本当に全部まとまるのだろうか。
そして今回改めて気になったのが、このドラマの重要な存在である「群凶」。
5話まで見ても、私はいまだに「群凶とは結局どういう存在なのか」がよくわからない。
士郎と家光がついに対面
第5話では、これまで離れた場所にいた士郎と家光がついに顔を合わせる。
同じ顔をした双子を田中樹さんが一人二役で演じているので、当然ながらこの対面は大きな見せ場。
さらに十兵衛と家光は、徳川家の安寧に隠されていた事実を知ることになる。
一方のお凛も墓里村でトキについて新たな事実を知り、それぞれの物語がようやく最終話へ向かって集まり始めた。
第4話よりテンポもよく、話が動いている感じはあった。
それでも残りはあと1話。
これまで残されている謎を考えると、最終回はかなり忙しくなりそうな気もする。
そもそも「群凶」は生きているのか
今回一番引っかかったのは、「群凶」の定義。
群凶に噛まれるなどして群凶になると、人間を襲い、噛んだり食べたりするようになる。
そこまではなんとなくわかる。
でも、そもそも群凶は生きているのだろうか。
人間と同じように食べなければ死ぬのか。
それとも一度死んで蘇ったような存在なので、何も食べなくても存在し続けられるのか。
5話まで見ていても、そのあたりがいまひとつわからない。
ゾンビのようなものだと思えばいいのか、それともまったく別の生物なのか。
この違いは、意外と重要な気がする。
半分「群凶」の士郎は普通に歳を取るのか
さらにわからないのが士郎。
士郎は普通の人間とは違い、半分群凶のような存在として描かれている。
では、普通の群凶とは何が違うのだろう。
人間を食べなくても生きていられるのか。
子どもの頃から大人へ成長している以上、普通に歳を重ねているようには見える。
ならばこのまま老化して、最後には人間と同じように死ぬのか。
それとも途中から老化しなくなるのか。
こうしたルールがわからないので、士郎がどれほど特殊な存在なのかも判断しにくい。
トキの件があるから余計にルールが気になる
ここまで群凶の設定が気になるのは、トキの存在もある。
第5話では、お凛がトキについて新たな事実を知る。
それを見ていると、
「この世界では何が起きれば人間で、何が起きれば群凶なのか」
という境界がますますわからなくなってくる。
もちろんフィクションなのだから、現実の理屈にすべて当てはめる必要はない。
でも、作品の中でのルールはある程度わかったほうがいい。
「群凶とはこういう存在で、士郎はここが違う」
という基準があれば、登場人物たちが置かれている状況も理解しやすくなる。
逆にそこが曖昧なままだと、
「それもありなの?」
と何でもありに見えてしまう。
設定がわからないと人間ドラマにも違和感が出てくる
『I,KILL』は群凶との戦いだけではなく、お凛やトキ、士郎、家光たちの人間関係も大きな見どころになっている。
だからこそ、群凶の性質が曖昧なのが少し気になる。
たとえば群凶になった人物に、どこまで人間だった頃の意識が残っているのか。
元に戻れる可能性があるのか。
歳を取るのか、死ぬのか。
そのルールによって、登場人物が相手を助けようとする意味も、倒そうとする意味も変わってくる。
設定を細かく説明してほしいというより、物語を見るための基準くらいは知りたい。
最終話でそのあたりにも答えが出るのだろうか。
まとめ|最終話では「群凶」の謎もすっきりしてほしい
第5話は、士郎と家光がついに対面し、それぞれの物語も最終話へ向けて動き始めた。
第4話よりテンポもよく、いよいよ結末が近づいてきた感じがする。
ただ、5話まで見てきても、「群凶とは結局どういう存在なのか」という部分にはまだモヤモヤが残っている。
群凶は生きているのか。
半分群凶の士郎は普通の群凶と何が違うのか。
そしてトキはどうなるのか。
最終話のタイトルは「Episode6 生斬る」。
あと1話でかなりいろいろなことをまとめる必要がありそうだけれど、急ぎ足にならず、群凶についての疑問も含めて違和感なく終わってほしいと思う。
