先週に続き、WOWOWオリジナル連続ドラマ『I,KILL』第4話を見てみた、姉です。
前回の第3話では、群凶誕生の謎や士郎の生い立ちが明らかになり、登場人物にも大きな動きがあった。
それに比べると、第4話「Episode4 贖罪」は少しゆっくりした回。
「贖罪」というタイトル通り、罪を背負った人間がどう生きるのかという部分に時間を使った話だったように思う。
ただ、今回新たにわかった群凶の恐ろしさはかなり衝撃的。
どうやら群凶は、噛まれた人だけがなるわけではないらしい。
第1~3話に比べると少しゆっくりした第4話
第1話から第3話までは、群凶の正体や登場人物の過去など、新しい情報が次々と出てきた。
そのため今回は、これまでと比べると少し展開がゆっくりに感じた。
お凛は生きる気力を失い、タツ村の牢獄へ。
そこで桜たちと出会い、村では群凶に関する薬の研究も進められている。
大きな謎が次々に解けるというより、次の展開へ向けて人物や状況を整える回という感じだった。
全6話なので残りはあと2話。
ここから一気に動きそうではある。
噛まれなくても群凶になってしまう?
今回一番驚いたのが、群凶になる方法は「噛まれる」だけではないとわかったこと。
これまでなら、
「群凶に噛まれなければ大丈夫」
と思うこともできた。
でも今回の描写を見る限り、知らないうちに群凶になってしまう可能性まである。
これはかなり怖い。
しかも、その過程の描写もなかなかグロテスク。
群凶そのものが怖いだけでなく、
「自分もいつの間にかあちら側になるかもしれない」
という恐怖が加わった。
第4話で、群凶という存在がまた少し厄介になった気がする。
顔を見せず「腕だけ」で怖い牢獄のシーン
今回特に印象に残ったのが、お凛のいる牢獄で囚人たちが群凶になってしまう場面。
檻からたくさんの腕が伸びてくる。
顔や体全体を見せるのではなく、ほとんど腕と手だけ。
でも、その手や腕がちゃんと群凶になっていて怖い。
全部を見せるよりも、
「檻の向こう側に何がいるのかわからない」
という感じがあって、余計に不気味だった。
派手に群凶を出すだけではなく、こういう見せ方でも怖さを作れるのは面白い。
「贖罪」はお凛だけの話ではなさそう
今回のタイトルは「贖罪」。
お凛はこれまでの出来事によって、生きる気力そのものを失っている。
そんな中で描かれるのが、「罪を償うために人は生きる」という考え方。
誰かを失ったから死ぬのではなく、背負ったものがあるからこそ生き続ける。
そういう話だったのだと思う。
ただ、『I,KILL』にはそれぞれ過去を抱えている人物が多い。
そのため「贖罪」という言葉は、お凛ひとりだけに向けられたものではないようにも感じた。
残り2話で、それぞれが自分の過去とどう向き合うのかも気になる。
弱みがなくなったお凛……と思ったら、まだ複雑そう
前回まで見ていて、個人的には「暗い過去を持つ主人公は、守るものや弱みがなくなった状態で戦うほうが好き」と思っていた。
お凛もここから迷いなく群凶や敵と戦っていくのかと思っていたのだけれど、どうやらそんな単純な話ではなさそう。
士郎のこと、母・氷雨のこと、そして群凶の謎。
まだいろいろなものがお凛につながっている。
第5話のタイトルは「対峙」。
いよいよ、お凛と母・氷雨が向き合うことになるのだろうか。
まとめ|群凶の恐怖がもう一段増した第4話
第4話は、第1~3話に比べると展開そのものは少しゆっくりだった。
その一方で、群凶は噛まれなくてもなってしまう可能性があるとわかり、怖さはむしろ増した。
特に牢獄から大量の腕だけが伸びてくる場面は、今回かなり印象に残った。
全6話なので、残すところあと2話。
次回は「対峙」というタイトルだけに、お凛と氷雨をはじめ、これまで離れていた人物たちがいよいよぶつかりそう。
どんな結末でもいいので、最終回だけ急ぎ足にならず、ここからきれいに話を畳んでほしい。
