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【コーチ】第3話感想|西条・生方は納得の配役!まさに「適材適所」

ドラマ感想(コラム)
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先週に続きテレビ東京のドラマ『コーチ』第3話を見てみた、姉です。

主演は唐沢寿明さん。堂場瞬一さん原作の警察小説をドラマ化した作品で、第3話では、体格が大きく目立つため尾行が苦手な目黒北署の刑事・西条猛樹(関口メンディーさん)を向井光太郎(唐沢寿明さん)が指導する。

今回は張り込みや尾行のテクニックそのものを教えるというより、失敗続きで自信をなくし、縮こまっている西条にもう一度自信を持たせる話だったように思う。

そして何より、西条を演じる関口メンディーさんと、窃盗常習犯“ベランダ男”を演じる池谷直樹さんの配役が納得。ドラマに出てくる言葉ではないけれど、まさに「適材適所」だった。

内容に関してはあまり詳しく書きませんが、少しネタバレを含む感想と気になったことを書いていきます。

向井は射撃も上手い

警視庁人事二課課長・富永由里(木村多江さん)は、向井を射撃場へ呼び出し、新たに指導してほしい人物の資料を渡す。

射撃練習をしていた富永が向井にお手本を頼むと、向井は嫌そうにしながらも射撃。

その腕前は、案の定かなり上手い。

第1話では犯人へ猛タックル。

第2話では取り調べのお手本を見せる。

そして今回は射撃。

向井、一体どれだけ何でもできるのか。

ますます「なぜこんな優秀な人が人事二課にいるのか?」という疑問が大きくなる。

向井は「部長」だった?

第1話、第2話では基本的に「向井さん」と呼ばれていた。

ところが今回、目黒北署刑事課長・春川雄二(東根作寿英さん)が向井を、

「向井部長」

と呼ぶ。

向井って「部長」なのか?

警視庁人事二課の特命職員ということはわかっていたけれど、具体的な役職はあまり意識していなかった。

さらっと出てきた呼び方だけれど、ちょっと気になった。

西条役の関口メンディーさんがぴったり

今回、向井が指導するのは目黒北署の刑事・西条猛樹。

体格が大きく、とにかく目立つ。

そのため尾行が苦手で、失敗続き。

これを演じるのが関口メンディーさん。

もう設定を聞いた時点で、

「それは目立つよね」

と思う。

何もしなくても存在感があるので、尾行するにはかなり気をつけないと難しそう。

向井の指導を受ける前は、自信をなくして体を小さくするように縮こまっている。

でも事件を解決し、自信を取り戻したあとはしっかり胸を張る。

その変化もわかりやすくてよかった。

“ベランダ男”池谷直樹さんもぴったり

もうひとり、配役がぴったりだったのが窃盗常習犯“ベランダ男”こと生方士郎。

演じるのは池谷直樹さん。

生方が“ベランダ男”と呼ばれるのは、その高い身体能力を使い、ベランダから家へ侵入するから。

公園などでも軽々と体を動かし、身体能力の高さを見せる。

こういう役を本当に身体能力の高い人が演じると、やっぱり安心して見られる。

「この人ならベランダを登れそう」

と普通に思える。

西条の関口メンディーさん。

生方の池谷直樹さん。

今回はこの2人の配役だけでもかなり納得。

まさに適材適所。

向井が指導するのは4人?

一方、警視庁捜査一課では4人が人事異動になることが決まり、捜査一課長・相良孝文(古田新太さん)が怒っている。

相良は人事二課課長・富永に、

「まさか向井がらみじゃないだろうな?」

と詰め寄る。

富永は否定も肯定もしない。

すると相良は、向井をまだ許していないというようなことを口にする。

ここがかなり気になる。

これまで向井が指導した刑事たちは、もしかすると捜査一課へ異動させるために選ばれているのかもしれない。

今回、捜査一課から4人が動く。

ということは、少なくとも4人の枠が空く。

第1話の益山。

第2話の所。

今回の西条。

次回の正木。

ちょうど4人。

となると、向井が所轄を回っている理由もかなり見えてくる。

第1話・第2話の教え子たちが再登場

第1話で向井の指導を受けた池袋西署の係長・益山瞳(倉科カナさん)も再登場する。

しかも益山は、警視庁捜査一課への異動が決まった。

やっぱり向井の指導と人事異動は関係していそう。

さらに、向井が西条をラグビーの試合へ誘うと、そこには第2話で指導を受けた東新宿署の所貴之(犬飼貴丈さん)もやって来る。

西条は、

「なぜラグビーを見せられているんだ?」

という感じ。

すると所は、向井のすることだから何か意味があるはずだとアドバイスする。

もう完全に向井を信頼している。

第1話、第2話で指導された人物が、その後もちゃんと登場してくるのはいい。

毎回リセットされるのではなく、向井に教わった人たちが少しずつつながっていく。

なぜラグビーを見せたのか

では、向井はなぜ西条にラグビーを見せたのか。

これは最後まで明確には説明されない。

ただ、西条は事件解決後、

「あのラグビーのおかげです。今までの僕は見た目ばかり気にしてずっと縮こまってました」

というようなことを話す。

ラグビーは、体の大きな選手も小さな選手も、それぞれに役割がある。

体格の違いも個性。

大きいことが欠点とは限らない。

さらに今回のキーワード「適材適所」にもつながっているのかもしれない。

西条は、大きな体があるから尾行に向いていないと思っていた。

でも、その大きな体だからこそできることもある。

向井はそれを自分で気づかせたかったのだろう。

自転車を頭上に持ち上げる西条

ベランダをよじ登る生方を住居侵入罪で現行犯逮捕するため、西条が考えた作戦もなかなか豪快。

生方が乗ってきた自転車を頭上へ持ち上げ、大声で呼び止める。

この時点でもう、

「関口メンディーさんだから成立する作戦」

という感じ。

向井も中に捜査員がいると援護。

動揺した生方はベランダから降りて逃走を試みるが、西条が泥まみれになりながら追いかけ、見事に確保する。

なぜ雨も降っていないのにあんなに水の入ったバケツが並んでいるのかは少し気になるけれど。

泥まみれになって必死に犯人を追う西条の姿は、その前に見ていたラグビーの試合にも重なる。

縮こまっていた西条が、最後は自分の体格を思いきり使って犯人を捕まえる。

わかりやすくて気持ちのいい成長だった。

今回は“技術”より自信を取り戻す指導

第1話では、向井自身が猛タックルで犯人確保に貢献。

第2話では、所の目の前で取り調べをして、お手本を見せる。

でも今回は、一緒に尾行をしたりアドバイスしたりはするものの、向井自身が、

「尾行とはこうするんですよ」

と華麗な技術を披露するわけではない。

張り込みや尾行の極意を教えることが目的ではなく、自信をなくして縮こまっている西条をもう一度立たせることが今回の“コーチ”だったように思う。

防犯カメラに映らない窃盗犯を追う際には、「岩田メソッド」を提案。

防犯カメラの死角を線で結び、犯人の動線を推測する。

捜査のヒントは出す。

でも最後にどうするかは、西条自身に考えさせる。

やっぱり向井は前へ出すぎない。

まとめ|配役も人材配置も「適材適所」

『コーチ』第3話で一番よかったのは、やっぱり配役。

大きな体格が目立って尾行に失敗する西条を演じる関口メンディーさん。

身軽で高い身体能力を持つ“ベランダ男”生方を演じる池谷直樹さん。

まさに適材適所で、違和感なく見ることができた。

そして「適材適所」という言葉は、向井がやっていることそのものにも当てはまりそう。

第1話から今回までに向井が指導した刑事たちは、それぞれ全然タイプが違う。

でも、どの人物にも何か光るものがある。

その人に足りない部分を向井が補い、本来の能力を発揮できるようにする。

さらに第1話の益山は、すでに捜査一課への異動が決まった。

捜査一課から4人が異動することを考えると、向井が指導している4人がその後任になる可能性もありそう。

だとすると、人事二課課長・富永がやろうとしているのは、単なる若手刑事の育成ではなく、捜査一課そのものの人材入れ替えなのかもしれない。

そして相良が「向井をまだ許していない」と言う理由。

向井が捜査一課を離れることになった過去。

このあたりもますます気になる。

次週は、感情を抑えるのが苦手ですぐ泣いたり怒ったりしてしまう板橋中央署の刑事・正木敏志(阿久津仁愛さん)を指導するとのこと。

4人目。

ここまで来ると、本当にこの4人が捜査一課へ集まるのかも含めて楽しみ。

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