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【コーチ】第1話感想|向井は“秩父宮の稲妻”と呼ばれていた?冴えない55歳が有能すぎる

ドラマ感想(コラム)
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テレビ東京のドラマ『コーチ』第1話(初回15分拡大SP)を見てみた、姉です。

主演は唐沢寿明さん。堂場瞬一さん原作の警察小説をドラマ化した作品で、捜査に行き詰まった若手刑事たちのもとへ、警視庁人事二課から派遣された“コーチ”向井光太郎が現れ、的確なアドバイスで成長へ導いていくという話。

第1話では、若くして池袋西署の強行犯係係長となった益山瞳(倉科カナさん)のもとへ、経歴不明の55歳・向井光太郎(唐沢寿明さん)が突然配属される。

内容に関してはあまり詳しく書きませんが、少しネタバレを含む感想と気になったことを書いていきます。

長髪グレイヘアの唐沢寿明さん

主人公の向井は55歳。白髪多めの髪色はともかく、刑事さんではあまり見かけないくらい髪が長く、ヒゲも生やしているので最初はちょっと違和感がある。

それでも汚い感じには見えないのだから、さすが唐沢寿明さん。

ただ、あんな感じの55歳って刑事じゃなくてもあまり見かけないような気がする。

見た目は少し冴えないおじさん風なのに、実際には捜査能力がかなり高い。そのギャップがこのドラマの面白さのひとつになりそう。

益山係長はけっこうやらかす

強行犯係係長・益山瞳は、若くして管理職になったものの、年上の部下たちとうまくいっていない。

第1話を見ると、その理由も少しわかる。

向井とともに容疑者のマンションへ行った際、オートロックを開けてもらうため、なんと容疑者本人の部屋番号を押してしまう。その結果、警察が来たことを察知され、容疑者には車で逃げられてしまう。

さらに、容疑者が人質とともに隠れているスナックを確認しに行った時には、出てきた容疑者と鉢合わせ。そのまま警察が来ていることがバレ、立てこもり事件へ発展する。

こんな感じで重要な場面でけっこうやらかす。

部下から信頼されていないのも少し納得。そもそも、なぜ係長まで昇進できたのか見ていて不思議になるくらいだった。

途中で出てくる元刑事は本当に偶然?

容疑者の経営する喫茶店を張り込んでいた益山の部下・永谷美久(工藤美桜さん)は、不審者だと思った男性へ職務質問する。

その人物は、元捜査一課特殊班の高野哲雄(大高洋夫さん)。

高野は店の常連客らしいのだけれど、永谷に対して、店主本人だけでなく周囲の人間も調べたほうがいいと捜査のヒントを与える。

たまたま店へ来た元刑事が、たまたま職質され、たまたま重要な情報を教える。

本当に偶然なのか?

それとも実は向井をアシストするような役割だったりするのか?と、ちょっと勘ぐってしまった。

今後また登場するのか、それとも本当に今回だけの人物なのか気になる。

事件解決にも大活躍の向井

向井は、頼りない益山のそばで捜査のヒントをほのめかし、本人が答えへたどり着けるように導いていく。

それだけではなく、立てこもり事件では犯人へタックルして確保にも貢献。

益山からラグビー経験者なのか聞かれると、

「昔は“秩父宮の稲妻”と呼ばれてました」

と言う。

ここは思わずクスッとなった。

本当なのか冗談なのかわからない。向井という人物がまだよくわからないので、余計に面白い。

「とりあえず深呼吸!」は今後も出てくる?

人質を取った犯人が立てこもる中、益山はまた暴走しそうになる。

そこで向井がまず落ち着くよう促す。

この場面を見ていて、向井は答えを直接教えるというより、一度立ち止まらせ、自分で判断させるタイプの“コーチ”なんだなと思った。

「とりあえず深呼吸」という言葉も、今後何度か登場するキーワードになったりするのだろうか。

向井のアドバイスで益山が少し変わる

事件解決後、向井は短い期間一緒に働いてわかった益山の問題点を伝える。

益山は、自分が女性だから部下とうまくいかないと思っていた。

でも向井は、女性だからではなく、若くして昇進した人に共通する問題を抱えているのではないかと指摘する。

このアドバイスを受けたあと、益山は少し変わる。

係長としての落ち着きも出てきて、部下との接し方も柔らかくなる。

たった1話で全部解決したわけではないだろうけれど、向井がその人の悪いところを責めるのではなく、本人が気づけるように導いていくのは見ていて面白かった。

刑事さんは令和でも定時で帰りにくい?

少し気になったのが刑事さんたちの労働環境。

序盤で永谷は、取り調べ中だけれど猫を病院へ連れて行くため定時で帰ると伝え、益山が代わりに対応する。

ところが終盤では、益山が永谷に「今日は定時で上がるんだよね?」と声をかけると、永谷はペットケアの出張サービスを頼んだから大丈夫だと言い、調書をまとめるため仕事を続ける。

それを聞いた益山はとても嬉しそうな顔。

もちろん、部下が自主的に仕事をしてくれるようになったことが嬉しかったのだと思う。

でも見ながら、

「令和の今でも刑事さんの世界では、定時で帰らず残って働くことが“良い変化”になるのかな?」

と少し気になった。

職業柄、事件が起きれば定時なんて言っていられないこともあるのだろうけれど。

指導する話の裏で、事件自体はかなりひどい

第1話の中心は、向井が益山を“コーチ”する話。

でも、その裏で起きている殺人事件はけっこうひどい。

地下アイドル・翔に入れあげていた里絵が、金を求められ「祖父の家にはお金がある」と話したことから事件が始まる。

翔は祖父の家へ空き巣に入るものの見つかり、祖父を殺害。

その後、里絵のスマホを使って父親へ連絡し、娘が祖父を刺したように見せかける。

父親は現場へ行ったところを弟に見られ、その後逃亡。捕まってからも何も話さない。

最終的には、祖父を殺したのは里絵ではなく翔だったことがわかる。

父親は少しホッとしたような表情で娘と顔を合わせる。

でも考えてみれば、自分の父親が娘の知り合いに殺されている。

祖父からすれば孫の知り合いに殺されたことになる。

なんとも気の毒な事件だった。

まとめ|冴えないおじさん風なのに有能すぎる向井

『コーチ』第1話は、突然配属されてきた経歴不明の55歳・向井が、悩める係長・益山をうまく導いていく話だった。

見た目はちょっと変わった冴えないおじさん風。

でも実際には捜査能力が高く、犯人確保でも大活躍。

しかも本人に手柄を横取りするような嫌味なところはなく、なるべく自分で答えに気づき、成長できるように指導していく。

“秩父宮の稲妻”が本当なのかどうかも含めて、まだまだ向井には謎が多い。

次週はどんな悩みを抱えた警察官を、向井がどのように指導して良い方向へ向かわせていくのか。

お手並み拝見。次週も楽しみ。

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