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【相棒24】第8話感想|「いしや」の謎解きは面白いけど、ちょっと後出し感も

ドラマ感想(コラム)
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なんだかんだでテレビ朝日の『相棒』は毎週見ちゃう、姉です。

『相棒 season24』第8話「梟は夜に飛ぶ」。

今回は、殺害された女性の部屋に残されていた「いしや ☆ 18」という謎のメモから、5年前に自殺したとされる青年の死と現在の殺人事件がつながっていく話。

メモを書いた青年にはディスレクシア(発達性読み書き障害)があり、その文字の見え方が事件を解く重要な鍵となる。

暗号のようなメモから真相へたどり着く流れは面白かったけれど、「いしや」の読み解きには少し後出しっぽさも感じた第8話だった。

以下、ネタバレが含まれます。

「いしや ☆ 18」が事件をつなぐ

飲食店勤務の澤村ひとみが自宅で殺害され、その場を逃げる男性。事件現場には暗号のようなメモ「いしや ☆ 18」が見つかる。殺害現場から逃げた男性は被害者の交際相手・佐野。

佐野は絵本作家で児童館オーナー・並木弥生の家に入り込み、帰宅した弥生を脅し拘束。理由は恋人のひとみが弥生ともめていたのを目撃したので、弥生がひとみを殺したと思ってのことだった。

今は弥生がオーナーを務める児童館は、補助金の不正受給で5年前に一度閉鎖していて、その内部告発をしたのは弥生の息子・蓮。そして蓮は自殺していた。

閉鎖する前の児童館でひとみと蓮は知り合いで、蓮は生まれつき文字の読み書きに困難を持つ「ディスレクシア(発達性読み書き障害)」だった。ひとみの部屋にあったメモ「いしや ☆ 18」は蓮の書いたものだった。

蓮の自殺(近所の雑居ビルからの転落死)に関する資料には、遺書と思われるものとしてマス目のあるメモに残された「ごめんなさい きようなら」という言葉があり、死亡推定時刻は午後6時頃。現場のビルには「☆スター電産」という看板があることから、ピンときた右京さん。

蓮が自殺したのは不正を通報した翌日で、右京さんは角田課長に、5年前の不正受給の件、そして関係者の前歴について調べてもらったところ、その中に詐欺の前歴がある人物がいることがわかった。

一方、弥生の自宅に立てこもる佐野も「ディスレクシア」。それが障害だということを教えてくれたのは、殺されたひとみだった。

蓮の書いたメモ「いしや ☆ 18」の「いしや」に心当たりのある弥生は、佐野を小部屋に閉じ込め児童館に向かう。敵を取るのは未来のある若者(佐野)ではなく、自分が……という弥生の思いからの行動だった。

弥生の自宅で閉じ込められている佐野を亀山と右京さんが発見し、ともに児童館へ向かう。その途中、右京さんは亀山にわかったことを説明する。

ひとみは蓮の死に疑問を抱き、真犯人を探っていた。不正の通報があったのは蓮の死の前日で、内部告発者が蓮だと知った人物が殺害した可能性がある。そして、ひとみは蓮の残したメモが誰かとの待ち合わせ場所と時間だと気づいた。

亡くなった時刻は18時7分。現場のビルには星のマーク。そして遺書がマス目入りのノートに書かれていたことから、犯人は身近な人物ではないかと推理する。

「いしや」の本当の意味

一足先に児童館に着いた弥生は、館長・村越と2人で話をする。館長の旧姓は「石山」なので、弥生はひとみと蓮の敵を取ろうとカバンの中のナイフに手をかけるが、少し遅れて到着した右京さんたちは、児童館の受付にいた職員・小塚と共に弥生と館長のいるホールへ行き、弥生は右京さんたちに止められる。

そこで右京さんは、ディスレクシアの文字の見え方は人によって異なり、蓮の場合は形の似た文字を混同しやすい傾向があったと説明。

つまり「いしや」は、そのまま読む文字ではなかった。

蓮が本当に書こうとしたのは「こつか」。

あの日、蓮が会っていた相手は小塚だった。

ということで、蓮、ひとみを殺害したのは小塚……という感じ。

第8話を見てみて

この話は多分、ディスレクシアの蓮が書いた暗号のようなメモの意味がわかることが面白みのひとつなのだと思う。

殺害された女性の部屋にあった1枚のメモから、誰が書いたメモでそれが何のことなのか、5年前に不正を通報した翌日に自殺したとされた蓮、メモの内容に気づき真実に近づいたことで殺害されたひとみ。

途中で蓮の自殺が不正を通報した翌日、自殺の現場に☆マークの看板、死亡推定時刻が18時7分など、メモの内容と関係ありそうなヒントは結構出てくる。

しかし、肝心な角田課長に調べてもらった5年前の不正受給に関する詳しい内容や関係者、蓮が不正を通報した当時にいた児童館の職員が誰なのか、関係者の中で詐欺事件の前歴があったのは誰なのかも、右京さんはわかっても視聴者はわからない。

ディスレクシアの人の文字の見え方は人それぞれ違うらしく、蓮の場合は「さ」と「き」のような形の似た文字を混同しやすく、「い」と「こ」、「し」と「つ」、「か」と「や」なども混同しやすいという。

なので「いしや」が「こつか」と右京さんは言うけれど……。

この混同しやすい文字というのはちょっと後出しっぽくて残念。蓮の待ち合わせの相手「いしや」が誰なのか、右京さんは蓮が不正を通報した当時の児童館の職員の中に、小塚(こつか)という詐欺の前歴がある職員がいることがわかっていて、最初にこの人ありきでディスレクシアの専門家とかに間違いやすい文字を教えてもらったことで、ちょっと強引に辻褄を合わせたように感じる。

もう1つ、「いしや」を見て母親の弥生は館長の旧姓が「石山」なのに気づき、館長が殺したと思ったのも残念。ディスレクシアの息子・蓮の混同しやすい文字の傾向が母親だからこそわかっていて、「いしや」=「こつか」だとわかったという展開のほうが面白かったかも。

そして小塚はしょぼい詐欺師なのに、「詐欺」の内容ならともかく、「2人を殺害」したことを簡単にペラペラ話すのだから、それもなんだか不思議。まぁドラマだからね……。

ただ、謎解きの内容はともかくとして、配役がとても良かったと思う。ゲストが犯人ではない場合、最後まで誰なんだろう?と思える配役のドラマは見ていて面白いので、それに関してはさすが『相棒』といった感じ。

次回のゲストは小須田康人さん、宮本真希さん。どんな感じの話になるのか楽しみ。

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