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【夜の道標】第3話感想|豊子の「飼い主」感と、息子を見ない平良が気になる

ドラマ感想(コラム)
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WOWOW 連続ドラマW『夜の道標』第3話を見てみた、姉です。

第3話では、容疑者・阿久津が事件を起こした動機を突き止めるため、平良と大矢が関係者に話を聞いていく。

一方で、指名手配中の阿久津をかくまう豊子、阿久津からご飯をもらう小学生・波留とその友人、刑事・平良の息子に関する話など、いろいろな話が並行して進んだ。

ここから一部ネタバレを含みます。

これで阿久津をかくまっていることが、いよいよ外へ漏れそうになってきた。

豊子は阿久津をこのまま地下室に置いておきたい?

豊子は両親を事故で亡くし、両親の一周忌の帰り道に阿久津と遭遇する。

その時、阿久津は、

「警察署に行かなきゃいけない。先生を殺しちゃったから…」

と話していた。

それにもかかわらず、豊子は阿久津を自宅にかくまい、それから2年間一緒にいる。

今回、豊子は阿久津が猫にご飯をあげたり、自分がいない時に地下室を出て風呂に入ったりすることを強く注意する。

近所に見つかったら大変だから、というのは当然なのだけれど、阿久津にかなり厳しく行動を制限している。

そして阿久津の腕の中で、

もし阿久津が人を殺していなかったら、普通に再会して、一緒に外を歩いたり、買い物したり、堂々と関係を人に話せたのに。

でも罪を犯していなかったら、こういう関係にはなっていなかった。

という気持ちを吐露する。

第3話では豊子がけっこう怖い。

最初はただ単に同級生の阿久津を助けたいと思ってかくまったのかもしれない。

でも2年間のうちに恋愛感情を抱き、男女の関係になり、

「指名手配犯を2年もかくまっているのだから、あなたが捕まれば私も捕まる」

という状態になっている。

もはや最初に阿久津が「警察署に行かなきゃいけない」と言っていた気持ちは関係なく、このままおとなしく地下室にいてほしいようにも見える。

波留の言う「飼い主?」という言葉が、ますます怖く感じてくる。

阿久津の母親が言いかけたことは何なのか

平良と大矢は、事件当時の資料でわからない点を確かめるため、阿久津の母親・栄子(キムラ緑子さん)に話を聞きに行く。

当時は事件と関係ないと思って話さなかったという、元妻の妊娠や再婚について説明する母親。

しかし平良と大矢は違和感を覚え、

「本当のことを話してください」

と問い詰める。

すると母親は、

「あの子が結婚したりする日が来るなんて思わなかったから」

「せっかく落ち着いたと思ったのに」

「同級生を殴って補導されて」

「みんなやってるって言うから」

「平山さんもそう言うから」

と取り乱す。

そして急に「なんでもありません」と話をやめてしまう。

やっぱりここはかなり気になる。

第1話から「1996年」という年代が強く出ていること。

阿久津に軽度の精神障害があること。

結婚や子供の話。

そして今回の母親の発言。

ここまでくると、やはり「優生保護法」が今後の展開に関係しているのかなと勝手に想像している。

平良は阿久津のことは必死に考えるのに、息子は放っておく

平良刑事についても気になった。

捜査では、

「阿久津はなぜ戸川先生を殺したのか」

と、阿久津の気持ちをいろいろ想像し、理解しようと必死に考えている。

ところが、自分の引きこもりの息子については、妻から

「専門家に相談したほうがいいんじゃないか」

と言われても、

「ほっとけばいい」

という。

しかもその会話を息子本人が自分の部屋で聞いてしまう。

ドラマを見ている限り、息子のことより阿久津のことを考えている時間の方が断然長そうで、なんだか嫌な感じだ。

他人である阿久津の心情は理解しようとするのに、自分の息子のことは理解しようとしない。

ここはかなり皮肉。

平良の息子に何が起きたのか

第3話の最後、平良の妻から電話がかかってくる。

「すぐに来て!孝則が…孝則が!」

とかなり取り乱している。

そのあと救急車のサイレン。

何が起きたのかはわからないまま第3話が終わる。

次回予告では病院らしきところで、

「なんでこんなことに…」

というシーンもある。

ただならぬ状況になっているのだと思う。

平良が息子と向き合わなかったことが、ここからどうつながっていくのかも気になる。

犯人探しより「なぜ殺したのか」が大事な話なのか

阿久津は事件直後、

「先生を殺しちゃったから」

と言っている。

このまま大きなどんでん返しもなく、殺人を犯したのが本当に阿久津なら、犯人探しの話というより、

「なぜ阿久津は、自分にとって“道標”だった戸川先生を殺したのか」

というのがこのドラマの中心なのかもしれない。

誰かをかばっている可能性もまだあるけれど、今のところはそんな感じに見える。

そして、もし本当に阿久津が犯人なら、最後は阿久津の判決だけでなく、2年間かくまった豊子がどうなるのかまでわかる形で終わってほしい。

まとめ|豊子がちょっと怖くなってきた第3話

第3話では、阿久津にとって戸川先生が「向かうべき方向を明るく照らす道標」のような存在だったことがわかった。

大切な存在だったはずの先生を、なぜ殺したのか。

事件の動機はまだ見えてこない。

一方でかなり気になったのが豊子。

阿久津を助けるためにかくまったはずが、今ではこのまま地下室に置いて、自分のそばにいてほしいようにも見える。

波留の、

「奥さんじゃないなら何?飼い主?」

という言葉が妙に残った。

そして、阿久津の心情は必死に理解しようとする平良が、自分の息子については「ほっとけばいい」と言ってしまう。

その息子にも何か大変なことが起きたようで、次回はこちらもかなり重い展開になりそう。

残り2話。

阿久津が戸川先生を殺した本当の理由と、母親が言いかけたこと。

そして平良の息子に何が起きたのか。

“その裏に隠された真実”がどんなものなのか、続きを見てみようと思う。

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