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【沈黙の艦隊 東京湾大海戦 特別編】感想|前・後編で終わると思ったら、映画へ続く話だった

ドラマ感想(コラム)
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録画しておいた『沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~特別編』の前・後編を見てみた、姉です。

この特別編は、Prime Videoで配信されたドラマ『沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~』全8話を再編集したもの。

映画『沈黙の艦隊 北極海大海戦』の公開に合わせて、前編・後編の二夜連続で地上波放送されていた。

私はPrime Videoを契約していないので、ドラマ版を見るのは今回が初めて。

『沈黙の艦隊』というタイトルには漫画で聞き覚えがあり、さらに以前映画館で『大長編タローマン 万博大爆発』を見た時、おそらく本編前に『沈黙の艦隊』の予告が流れていた。

そんなこともあり、

「潜水艦の話なんだろう」

くらいの予備知識で、妹と一緒に見てみた。

ただ、ちょっと勘違いしていた。

前・後編を見ればひとつの話として終わると思っていたら、終わるのはあくまで「東京湾大海戦」まで。

物語そのものは、映画へ続くのだった。

独立国家「やまと」と東京湾大海戦

物語の中心となるのは、大沢たかおさん演じる海江田四郎。

日米政府が極秘に建造した高性能原子力潜水艦「シーバット」の艦長となるが、海江田はそのまま反乱。

自らを国家元首とする独立戦闘国家「やまと」を宣言する。

東京湾大海戦が起きるのは、海江田が日本との友好条約締結を求めて「シーバット」で東京湾へやって来るから。

条約締結後、「やまと」は国連の会議へ参加するためニューヨークを目指す。

しかし米軍は東京湾で「シーバット」への攻撃を開始。

日本側はその状況をマスコミを通じて世界へ伝え、最終的には米国大統領が攻撃中止を命じる。

というところで「東京湾大海戦」はひとまず決着する。

「なんだ、ニューヨークの話はないんだ」

前編・後編ともに、それなりに楽しんで見ていた。

でも後編が終わって一番最初に思ったのは、

「なんだぁ、ニューヨークでの話はないんだ」

だった。

完全にこちらの勘違い。

前後編というから、その中で物語がある程度完結するものだと思っていた。

実際には「東京湾大海戦」の特別編なので、東京湾での戦いが終われば特別編も終わる。

その先は映画『沈黙の艦隊 北極海大海戦』へ。

タイトルをちゃんと見ればその通りなのだけれど、予備知識なしで見ていたので、

「ここからニューヨークへ行くのでは?」

と思っていた。

これは一体いつの日本なのか?

もうひとつ気になったのが時代設定。

2025年の感覚で見ていると、どうも現在の日本の話には見えない。

原作漫画『沈黙の艦隊』は、かわぐちかいじさんによる作品で、1988年から1996年まで『モーニング』で連載されていた。

作中の内閣総理大臣も、竹下登をモデルにしたと思われる「竹上登志雄」。

となると、ドラマも原作連載時期に近い時代を舞台にしているということなのだろうか。

このあたりは、ドラマの冒頭に

「19○○年」

などと大きく出してくれたほうが個人的にはわかりやすかった。

いつの時代の国際情勢を前提に見ればいいのかがわかるだけでも、入り込みやすさがかなり違うと思う。

今見ると少しピンとこない部分もある

『沈黙の艦隊』は、原作が描かれた当時の日本や世界情勢があってこその面白さがある作品なのだと思う。

日米関係。

核兵器。

国連。

日本の安全保障。

独立国家という発想。

1980~90年代に読んでいたら、

「日本はこれからどうするべきなのか」

という問いが、もっと生々しく感じられたのかもしれない。

2025年に初めて見ると、もちろん今にも通じるテーマはある。

ただ、

「これはどの時代を想定して見ればいいんだろう?」

という感覚が少し先に立ってしまった。

漫画が完結してそれほど時間が経っていない時期に映像化されていたら、また違った印象だったのかもしれない。

潜水艦の戦闘シーンは映画館で見たら迫力がありそう

とはいえ、潜水艦同士の戦闘は普通に面白かった。

海中なので、派手に動き回る戦闘ではない。

相手の位置を探る。

魚雷をかわす。

どこから攻撃されるかわからない。

静かな場面ほど緊張感がある。

こういう映像は、テレビより映画館の大きなスクリーンと大音量で見たほうが迫力がありそう。

特に潜水艦の低い音や、魚雷が迫ってくるような音は映画館向きだと思う。

ドラマの続きを知るために『沈黙の艦隊 北極海大海戦』を映画館まで見に行くか。

そこはまだ迷う。

大沢たかおさんの海江田はかなり独特

海江田四郎を演じる大沢たかおさんも印象に残った。

何を考えているのかわかりにくい。

でも本人の中では、かなり明確な目的があるらしい。

「やまと」を独立国家として宣言し、核を持っている可能性をちらつかせながら各国と交渉する。

反逆者なのか。

テロリストなのか。

それとも世界の仕組みそのものを変えようとしているのか。

前・後編を見ただけでは、海江田の目的が全部わかった感じはしない。

だからこそ、その先が気になる人物ではあった。

まとめ|面白かったけれど、前・後編では終わらなかった

『沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~特別編』の前・後編を見てみた。

潜水艦ものという程度の予備知識しかなかったけれど、前編・後編ともにそれなりに楽しめた。

ただ、一番の誤算は、

「前・後編で物語が終わると思っていた」

こと。

終わったのはあくまで「東京湾大海戦」。

「やまと」はニューヨークへ向かい、その先の話は映画へ続く。

また、原作が1988~96年に連載されていたこともあり、2025年に初めて見ると時代背景が少しつかみにくいところもあった。

冒頭で物語の年代をはっきり出してくれると、もう少し入りやすかった気がする。

漫画が連載されていた当時の日本や世界情勢を知ったうえで見ると、さらに面白い作品なのかもしれない。

そして潜水艦の戦闘シーンは、やっぱり映画館で見たら迫力がありそう。

続きを映画館まで見に行くかどうか。

そこはもう少し考えたい。

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