2026年4月22日に放送された「LOVED ONE(ラブドワン)」第3話のちょっとネタバレを含む感想をまとめました。
原作はなく、完全オリジナル…ということなので、楽しみにしていました。
実力派脚本家陣が特別タッグを組んでお届けする本作は、「法医学」という舞台を通して、誰かに愛されていた“生きていた時間”の記憶を紡いでいく。個性豊かなキャラクターや異色のテーマが融合した、静かな余韻を残す一作となっている。
フジテレビHPより
どんな感じのドラマなのかというと…
日本では、年間およそ20万体もの遺体が「死因不明」のまま扱われていると言われている。しかし、法医学者による解剖が行われるのは、そのうちわずか1割程度。海外では一般的とされる死因究明も、日本ではまだ十分に行き届いていないのが現実だ。
今もなお、多くの“死の真相”が闇に葬られている。そんな現状を打破すべく、アメリカの死因究明制度を導入することに。厚生労働省主導で新たに立ち上げられた法医学専門チーム「MEJ(メディカルイグザミナージャパン)」は、警察への調査指示や解剖の決定など、死因究明において捜査権限を持っている。
そして、科学的知識と鋭い推理によって“隠された真実”を解き明かすだけでなく、その先にある“残された人の想い”にも向き合っていく。衝突し、迷いながらも成長していく個性豊かなメンバーたちが、“死因不明社会”と揶揄される日本の常識を、少しずつ覆していく。
フジテレビHPより
キャスト(敬称略)
- 水沢真澄(ディーン・フジオカ)…メディカルイグザミナー・変わり者の天才法医学者
- 桐生麻帆(瀧内公美)…真澄とバディを組むMEJのセンター長
- 本田雅人(八木勇征)…死後画像診断専門の法医学者
- 高森蓮介(綱 啓永)…臨床法医学専門の法医学者
- 松原涼音(安斉星来)…法歯学・骨学専門の法医学者
- 吉本由季子(川床明日香)…検査技官
- 篠塚拓実(草川拓弥)…麻帆の後輩・パートナー
- 井川 薫(上川拓郎)…所轄の若手刑事
- 山崎慎也(小松和重)…桐生麻帆の上司
- 堂島穂乃果(山口紗弥加)…所轄の敏腕刑事
ゲスト(敬称略)
田村和寿(若林時英)…トラックのドライバー
- 伊澤康雄(坪倉由幸)…造船所の社長
- 伊澤明美(遊井亮子)…康雄の妻
- 山貫信彦(石垣佑磨)…運送会社の社長
- 田村和寿(若林時英)…トラックのドライバー
あらすじはフジテレビHPで。
【第3話 30秒予告】
内容に関してはあまり詳しくは書きませんが、少しネタバレ含む感想と気になったことを書いていきます。
ここから先、ネタバレを含みます。
交通事故?1つ目の遺体
真澄と麻帆は連絡が入り現場へ。
被害者は伊澤康雄、52歳、男性。本日午前1時頃路上でトラックにひかれ、仰向けに倒れているところを偶然通りかかった通行人が発見。死亡から数時間たっていた。
第一発見者は伊澤の工場を担当する運送会社の社長・山貫信彦。
☑️この時点で、山貫信彦を演じているのが石垣佑磨さんなのでこの人が悪いんだろうな…と思ってしまったけれど、事件の謎はまだわからない。
☑️車にひかれたのだとわかったとしても、現場にトラックはない。しかし警察はトラックということまでわかっていたのはちょっと違和感だが、何らかの理由でわかったのだろう、きっと。
事故現場の不自然さ、スマホを持っていなかったり…「今のところ謎です」ということで解剖。
【死因】
致命傷→骨盤骨折による出血性ショック
【矛盾】
交通事故なら車と衝突する際に反射的に腕で体を守ろうとするので重度の防御創が残るはず。
2つ目の遺体
事故を起こしたトラックのドライバーが遺体(首吊り)で見つかる。田村和寿、24歳。遺体のポケットから伊澤さんのスマホと「こんな人間でごめんなさい」というメモがあった。
警察はひき逃げを悔やんで自殺したとみているが…
真澄は「現段階ではまだわかりません。1つ気になることがあります、首吊りによる窒息死の場合、通じょう顔面蒼白になります。しかし現場で見た田村さんの顔色は血色が良かった。」
ということで、解剖。
☑️1話の中で2人を解剖するのは初めて。
【死因】
まだわからない
【矛盾】
首にはっきりとした索状痕→窒息死なら溢血点が少ない
首吊りなのか、殺害後に首吊りに見せかけたのかまだわからない。
死因は首吊りとは特定できない。
自殺教唆?保険金?
警察はひかれて死亡した伊澤が社長を勤める会社には借金約1億円あり、伊澤は1億円の生命保険に3カ月前に入っていた。
警察は妻・明美が生命保険を受け取るため。交通事故にみせかけて自殺するよう仕向けた自殺教唆で捜査を進めようする。しかし…
麻帆 だったらドライバーの田村さんはなぜ死ぬ必要があったんですか?
堂島 保険金目的の自殺だとバレれば1億は受け取れなくなる。ドライバー田村を自殺に見せかけて殺害した。
☑️この時点では、伊澤の妻・明美が夫の自殺教唆と田村の殺害(首吊り自殺に見せかけて)したのでは?というのだけれど、明美を演じているのが遊井亮子さんなので、そんなこともあったりするかも?と思わせる良い配役だと思った。
麻帆と真澄は妻・明美に会いに行くと、
一人息子・和樹がいたが10年前に自死している。就職活動がうまくいかず、首を吊った和樹を夫が発見。自分があの時、和樹の苦しみに気付いていればと、ずっと自分を責めていた。保険金目当ての自殺教唆なんてするわけがないと、明美はいう。
麻帆の活躍
真澄は事故を起こしたトラックの運送会社に行って、同じトラック乗っていた他のドライバーたちから、「めまい」がしたり、「風邪をひいた」こと、そして事故をおこしたトラックを見せてもらうと、車体の下に入りパイプ?に亀裂があるのを見つける。
麻帆は1人で妻・明美の家へ行き、
「差し支えなければ家の中を調べさせてもらえないでしょうか?なにか手掛かりが見つかるかもしれませんので。事件の日いったい何があったのかちゃんと突き止めたくて。ご主人のためにも…何より明美さん自身のためにも。気になったものを持っていけば、私には分からなくても真澄先生が何かに気付いてくれるかもしれないので。」
と言って、いろいろ預かり、亡くなってからもそのままにしている息子・和樹の部屋の机の上の万年筆も預かる(父親が和樹にプレゼントしたもの)。
借りてきた遺品を持っMEJの皆にお願いして調べてもらう。
麻帆は真澄に万年筆を渡すと、ペン先を触って…何かひらめいたように
真澄は「ドライバー田村の検査結果にアセトアミオフェン(風邪薬などによく含まれる成分)があることを確認すると、
真澄は数独をやり始め、頭を整理。数独コンプリートし、「ピースが揃うかもしれません。」(頭の整理ができたということ)となる。
☑️真澄は法医学者としての捜査を、麻帆は自分なりにできることで捜査に協力し、明美から預かってきた息子・和樹の万年筆が真相解明の大きな手がかりとなる。
真相
真澄は警察署で運送会社社長・山貫に話を聞く。堂島と若手刑事は話している様子が見えるとなりの部屋へ。
そして麻帆は明美に真相を話しにいく。
☑️今までは警察で真澄が話をするときには、必ず堂島刑事がそばにいたが、今回は部屋の中には入らず、話の内容を隣の部屋で見ているというのは今回が初めて。
☑️真澄が山貫に話す場面と、麻帆が明美に話す場面が切り替わりながら真相が語られるという初めてのパターン。
田村さんは仮眠を取ろうとトラックを停車させて冷房をつけたまま眠ってしまった。
パイプが割れていて、排気ガスが車体の下にたまり、車体底の亀裂を通って空気よりも軽い一酸化炭素だけが車内に流れ込み、気付かないうちに一酸化炭素中毒になっていた。
遺体が発見された時、少しだけ顔色が良く見えたのはそれが原因。
決定的なのは、事故現場に「こんな人間でごめんなさい」という伊澤さんの息子・和樹さんの書いたメモが存在したこと。
このメモ書きはドライバーの田村さんが残した遺書ではなく、メモは顔料ゲルインクで数年前に書かれたもので、このインク伊澤さんの息子和樹さんが愛用していた万年筆のものと一致。伊澤さんは自分への贖罪のためにずっと肌見離さずそのメモを持っていた。
犯行動機
帰宅してきた伊澤さんはあの日、停車中の車内で様子がおかしい田村さん(自分の会社の担当で目をかけていた)を見つけ。窓を割って助けだす。そこに山貫が通りかかり、停車しているトラックを見て倒れている2人を見つける。
伊澤さんの「トラックが…なにかおかしい…めまいが…」という言葉を聞き、山貫はトラックを確認すると、パイプが割れていることを発見。「これがバレたら会社がつぶれる…」と、山貫はトラックに乗り少しバックして急発進(スピードがあまり出ていない理由)、伊澤さんは抱えていた田村さんを突き飛ばして自分は無防備な状態(防御創がない理由)でひかれる。
その後、山貫は何とか交通事故に見せかけようと偽装、伊澤さんの落としたメモ(息子の遺書)やスマホを持って、田村さんをトラックに乗せ現場から逃走。スマホとメモを田村さんのポケットに入れて、首を吊り自殺に見せかけた。
真澄は「伊澤さんに防御創がなかった理由は意識のなかった田村さんを助けようとしたからなのだと思われます。あの時すぐに救急車を呼んでいれば、お二人のことを救うことができたはず。誰一人命を落とすことなく。」と山貫に言う。
☑️山貫が整備不良がバレて会社がつぶれること恐れ、伊澤さんをひいて、田村さんを自殺に見せかけて殺害していたという結末。すぐに救急車を呼んでいれば、救うことができたはず。というのがなんともやりきれない。
真澄と父親
今回初めて、真澄の子供の頃の回想シーンがあった。鳴いていたセミの命が尽き地面に落ちたのを見て、真澄が近づくと…
父親 真澄、やめなさい死骸に触るなんて。
真澄 どうして?お父さん。
父親 死んでるものに価値はないんだよ。
父親は白衣を着ていて「水沢恒一」「水沢総合病院?」と名札にあった。
☑️麻帆に「先生は何で法医学者になりたいって思ったんですか?」と聞かれて、真澄は「さぁどうでしてでしょう。今のところ謎です。」と答えていたが、「死んでるものに価値はないんだよ」という父親との関係も含め真澄が法医学者を目指した理由など分かってくるのかもしれない。
連続絞殺事件?
最後のシーンで真澄は「絞殺事件今年3件目の…」という新聞記事のコピーに付箋が貼られていたり、「女性遺体、首に絞められた痕 今年4件目”同一犯”の…」というオンラインニュースを見ていたり、白峯女子連続殺害事件(H23.05〜)捜査資料のファイルを見ている。
ファイルの中には「解剖報告書」。
平成20年3月20日、執刀医:九条正仁(慶央医科大学法医学講座 教授)、補助者:水沢真澄
佐藤結衣 頸部圧迫による窒息死
☑️前回に続きこの事件に関してはこれからも少しずつ分かってくるのだと思う。
第3話を見てみて
今回の話は妻・明美の保険金目当ての自殺教唆&殺人ではなく、第1発見者の運送会社社長・山貫がトラックの整備不良を隠蔽するために2人を殺害していたという事件だった。
亡くなった2人とも山貫が発見した時点で救急車を呼んでいたら助かった命というのがなんともやりきれないが、麻帆が「これがあの日、伊澤さんに起きたと考えられる一部始終です。」と説明して、明美が真相を知ることができたのが唯一の救い。
ちょっと気になるのは、今回の被害者は2人だけれど、伊澤さんの妻・明美には事の詳細を話すけど、もう1人の被害者・田村さんの家族に話をする場面は出てこない…というか、田村さんの家族は誰一人出てこない。
そういえば、前回も被害者の友人(MEJの法医学者・本田)は事件の真相をわかったけれど、被害者の遺族は1人も出てこなかった。
こんな感じなのか?警察が遺族に話しているのか?それとも実は麻帆が話に行ってるのか?あまり深く考えるのはやめておこう。
堂島刑事が取調室で真澄と犯人の2人だけで話をさせたり、真相を解明して「ご協力感謝いたします。」と言えば、真澄も「こちらこそ、いつもありがとうございます。」と言ったりしていたシーンは少しずつお互いの存在を認めあってきている感じがした。
MEJの真澄の机の上にはハリボーとかオレオとかお菓子がいっぱい置いてあって、それらをパクパク食べたり、コーヒー?には砂糖をいっぱい入れているのを見ると、真澄は結構な甘党??あまりそんなイメージがないので面白い。
これまで第1話→事故(1人)、第2話→殺人事件(1人)、第3話→殺人事件(2人)、次回はどんな真相となるのか、今後の展開が楽しみ。
「FODでは今から第4話を放送に先駆けて最速配信!今すぐ続きをお楽しみいただけます。」となっている。
FODには加入していないので次回の放送をのんびり待つことにする。
【第4話 30秒予告】ドラマ『LOVED ONE』 5月6日(水)よる10時
最新話は「TVer」で無料見逃し配信中。
