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【LOVED ONE】第3話感想|救えた命と隠された真実、その重さ

ドラマ感想(コラム)
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2026年4月22日に放送された『LOVED ONE(ラブドワン)』第3話の、ちょっとネタバレを含む感想をまとめました。

今回は、交通事故と思われた男性の遺体と、その事故を起こしたとみられるトラック運転手の死から始まる話。

調べていくうちに、2人とも本来なら助かった可能性があったこと、そして会社を守ろうとした1人の判断によって命を奪われていたことが明らかになります。

さらに今回は、水沢真澄の幼少期や、彼が法医学者を目指した理由につながりそうな父親との記憶も少し描かれました。

ここから先、ネタバレを含みます。

交通事故?1つ目の遺体

真澄と麻帆は連絡が入り現場へ。

被害者は伊澤康雄、52歳、男性。

本日午前1時頃、路上でトラックにひかれ、仰向けに倒れているところを偶然通りかかった通行人が発見。

死亡から数時間たっていた。

第一発見者は、伊澤の工場を担当する運送会社の社長・山貫信彦。

この時点で、山貫信彦を演じているのが石垣佑磨さんなので、この人が悪いんだろうな……と思ってしまったけれど、事件の謎はまだわからない。

車にひかれたのだとわかったとしても、現場にトラックはない。

しかし警察はトラックということまでわかっていたのはちょっと違和感だが、何らかの理由でわかったのだろう、きっと。

事故現場の不自然さ、スマホを持っていなかったり……。

「今のところ謎です」ということで解剖。

【死因】
致命傷→骨盤骨折による出血性ショック

【矛盾】
交通事故なら、車と衝突する際に反射的に腕で体を守ろうとするので、重度の防御創が残るはず。

2つ目の遺体

事故を起こしたトラックのドライバーが、首吊りの遺体で見つかる。

田村和寿、24歳。

遺体のポケットから伊澤さんのスマホと、「こんな人間でごめんなさい」というメモがあった。

警察は、ひき逃げを悔やんで自殺したと見ているが……。

真澄は、首吊りによる窒息死なら通常は顔面蒼白になるはずなのに、田村の顔色が血色良く見えたことを気にする。

ということで、解剖。

1話の中で2人を解剖するのは初めて。

【死因】
まだわからない

【矛盾】
首にはっきりとした索状痕。
しかし窒息死なら見られるはずの所見と合わない。

首吊りなのか、殺害後に首吊りに見せかけたのか、まだわからない。

死因は首吊りとは特定できない。

自殺教唆?保険金?

警察が調べると、ひかれて死亡した伊澤が社長を務める会社には約1億円の借金があり、伊澤は3カ月前に1億円の生命保険に入っていた。

警察は、妻・明美が生命保険を受け取るため、交通事故に見せかけて自殺するよう仕向けた自殺教唆で捜査を進めようとする。

しかし……。

麻帆は、だったらドライバーの田村さんはなぜ死ぬ必要があったのか、と疑問をぶつける。

堂島は、保険金目的の自殺だとバレれば1億円は受け取れなくなるため、ドライバー田村を自殺に見せかけて殺害した可能性を考える。

この時点では、伊澤の妻・明美が夫の自殺教唆と田村の殺害をしたのでは?という流れなのだけれど、明美を演じているのが遊井亮子さんなので、そんなこともあったりするかも?と思わせる良い配役だと思った。

麻帆と真澄は妻・明美に会いに行く。

一人息子・和樹がいたが、10年前に自死している。

就職活動がうまくいかず、首を吊った和樹を夫が発見。

自分があの時、和樹の苦しみに気づいていればと、ずっと自分を責めていた。

保険金目当ての自殺教唆なんてするわけがないと、明美は言う。

麻帆の活躍

真澄は事故を起こしたトラックの運送会社に行って、同じトラックに乗っていた他のドライバーたちから、「めまい」がしたり「風邪をひいた」ことを聞く。

そして事故を起こしたトラックを見せてもらうと、車体の下に入り、パイプ?に亀裂があるのを見つける。

一方、麻帆は1人で妻・明美の家へ。

事件の日、一体何があったのかちゃんと突き止めたい、ご主人のためにも、何より明美さん自身のためにも、と家の中を調べさせてもらえないか頼む。

そして、自分にはわからなくても、持ち帰れば真澄先生が何かに気づいてくれるかもしれないと、気になったものをいくつか預かる。

亡くなってからもそのままにしている息子・和樹の部屋の机の上にあった万年筆もその1つ。

父親が和樹にプレゼントしたものだった。

借りてきた遺品をMEJの皆にお願いして調べてもらう。

麻帆は真澄に万年筆を渡すと、真澄はペン先を触って……何かひらめいたように。

さらにドライバー田村の検査結果に、アセトアミノフェン、風邪薬などによく含まれる成分があることを確認。

真澄は数独をやり始め、頭を整理。

数独をコンプリートし、「ピースが揃うかもしれません」となる。

真澄は法医学者として捜査をする。

麻帆は自分なりにできることで捜査に協力し、明美から預かってきた息子・和樹の万年筆が真相解明の大きな手掛かりとなる。

真相

真澄は警察署で運送会社社長・山貫に話を聞く。

堂島と若手刑事は、話している様子が見える隣の部屋へ。

そして麻帆は、明美に真相を話しに行く。

今までは警察で真澄が話をする時には、必ず堂島刑事がそばにいたが、今回は部屋の中には入らず、話の内容を隣の部屋で見ているというのは今回が初めて。

そして、真澄が山貫に話す場面と、麻帆が明美に話す場面が切り替わりながら真相が語られるという初めてのパターン。

田村さんは仮眠を取ろうとトラックを停車させ、冷房をつけたまま眠ってしまった。

パイプが割れていて、排気ガスが車体の下にたまり、車体底の亀裂を通って一酸化炭素が車内に流れ込み、気づかないうちに一酸化炭素中毒になっていた。

遺体が発見された時、少しだけ顔色が良く見えたのもそのためだった。

決定的なのは、事故現場にあった「こんな人間でごめんなさい」というメモ。

これはドライバー田村さんが残した遺書ではなく、伊澤さんの息子・和樹さんが書いたものだった。

メモは顔料ゲルインクで数年前に書かれたもので、そのインクが和樹さんの愛用していた万年筆のものと一致。

伊澤さんは、自分への贖罪のためにずっと肌身離さずそのメモを持っていた。

犯行動機

帰宅してきた伊澤さんはあの日、停車中の車内で様子がおかしい田村さん、自分の会社の担当で目をかけていた人物を見つける。

窓を割って助け出す。

そこに山貫が通りかかり、停車しているトラックと倒れている2人を見つける。

伊澤さんがトラックの異変やめまいを訴えたことで、山貫は車体を確認し、パイプが割れていることに気づく。

そこで「これがバレたら会社がつぶれる」と考えた山貫は、トラックに乗り、少しバックしてから急発進。

スピードがあまり出ていない理由もここにつながる。

伊澤さんは、抱えていた田村さんを突き飛ばして、自分は無防備な状態、防御創がない状態でひかれる。

その後、山貫は何とか交通事故に見せかけようと偽装。

伊澤さんの落としたメモ、息子の遺書やスマホを持って、田村さんをトラックに乗せ現場から逃走。

スマホとメモを田村さんのポケットに入れ、首吊り自殺に見せかけた。

真澄は、伊澤さんに防御創がなかったのは、意識のなかった田村さんを助けようとしていたからだと説明。

そして、あの時すぐに救急車を呼んでいれば、2人とも救うことができた可能性が高かったと山貫に突きつける。

山貫が整備不良がバレて会社がつぶれることを恐れ、伊澤さんをひいて、田村さんを自殺に見せかけて殺害していたという結末。

すぐに救急車を呼んでいれば、救うことができたはず。

というのが、なんともやりきれない。

真澄と父親

今回初めて、真澄の子供の頃の回想シーンがあった。

鳴いていたセミの命が尽き、地面に落ちたのを見て、真澄が近づく。

すると父親は、死骸に触るのをやめるよう言い、「死んでるものに価値はないんだよ」と教える。

父親は白衣を着ていて、名札には「水沢恒一」「水沢総合病院?」とあった。

麻帆に、なぜ法医学者になろうと思ったのか聞かれても、真澄は「今のところ謎です」と答えていた。

「死んでるものに価値はないんだよ」という父親との関係も含め、真澄が法医学者を目指した理由などがわかってくるのかもしれない。

連続絞殺事件?

最後のシーンで真澄は、「絞殺事件今年3件目の……」という新聞記事のコピーに付箋が貼られていたり、「女性遺体、首に絞められた痕 今年4件目“同一犯”の……」というオンラインニュースを見ていたり、「白峯女子連続殺害事件(H23.05?)捜査資料」のファイルを見ている。

ファイルの中には「解剖報告書」。

平成20年3月20日。

執刀医:九条正仁(慶央医科大学法医学講座 教授)
補助者:水沢真澄
佐藤結衣 頸部圧迫による窒息死

前回に続き、この事件に関してはこれからも少しずつわかってくるのだと思う。

第3話を見てみて

今回の話は、妻・明美の保険金目当ての自殺教唆&殺人ではなく、第一発見者の運送会社社長・山貫が、トラックの整備不良を隠蔽するために2人を殺害していたという事件だった。

亡くなった2人とも、山貫が発見した時点で救急車を呼んでいたら助かった命。

というのがなんともやりきれない。

それでも麻帆が、あの日伊澤さんに起きたと考えられる一部始終を説明して、明美が真相を知ることができたのが唯一の救い。

ちょっと気になるのは、今回の被害者は2人だけれど、伊澤さんの妻・明美には事の詳細を話すのに、もう1人の被害者・田村さんの家族に話をする場面は出てこない。

というか、田村さんの家族は誰1人出てこない。

そういえば、前回も被害者の友人、MEJの法医学者・本田は事件の真相をわかったけれど、被害者の遺族は1人も出てこなかった。

こんな感じなのか?

警察が遺族に話しているのか?

それとも実は麻帆が話に行ってるのか?

あまり深く考えるのはやめておこう。

堂島刑事が取調室で真澄と犯人の2人だけで話をさせたり、真相を解明したあとに互いに礼を言い合ったりしていたシーンは、少しずつお互いの存在を認め合ってきている感じがした。

MEJの真澄の机の上には、ハリボーとかオレオとかお菓子がいっぱい置いてあって、それらをパクパク食べたり、コーヒー?には砂糖をいっぱい入れているのを見ると、真澄は結構な甘党??

あまりそんなイメージがないので面白い。

これまで、

第1話→事故(1人)
第2話→殺人事件(1人)
第3話→殺人事件(2人)

次回はどんな真相となるのか。

今後の展開が楽しみ。

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