WOWOW 連続ドラマW『シャドウワーク』第2話を見てみた、姉です。
第2話では、紀子がシェアハウスでの生活に少しずつ慣れていく一方、寝る前のレクリエーションが「思考実験」へと変化。さらに昭江の部屋で見つけたファイルには、紀子の夫やすでに死亡している人物の情報まで記されていた。
前回から気になっていた「持ち回り」という言葉も、ただ家事を順番に担当するという意味ではなさそうに見えてくる。
一方、刑事・北川薫が夫からDVを受けていたことも明らかに。シェアハウスと女性の変死事件、そして北川自身の問題がどうつながっていくのか、かなり気になる第2話だった。
ここから一部ネタバレを含みます。
シェアハウスと北川の捜査が少しずつつながる
おおまかな流れとしては……。
紀子は夫からのDVでケガをして行った病院で、看護師の路子に出会った。
そして館山南署刑事・北川は、海岸で死体で見つかり自殺とされた女性・美佳子が、以前にDVを受け搬送された病院の看護師だった路子に連絡を取り、話を聞く。路子は退院してからは連絡していないと言うが、美佳子の通話記録を調べると路子に連絡を取っていたことがわかる。
シェアハウスの皆で寝る前にするレクリエーションはゲームから、「思考実験」となっていく。
ある夜、昭江が倒れているのを見つけた紀子は、昭江に頼まれて救急箱を取りに行くと、ファイルを落としてしまい、その中に紀子の夫の写真や情報、さらに他の人の情報などが書いてあるのを見てしまう。
北川刑事は夫からDVを受けていて、夫は警察庁捜査二課のエリートで、父親は元刑事局長。夫とは別居中で、夫の弁護士に和解してやり直したいと伝えられるもきっぱりと断る。そして仕事帰り、車に乗り込もうとするところを何者かに襲われてしまう、といった感じ。
なんだか怖いレクリエーション
DV被害者の定員4人のシェアハウスにはいくつかルールがあり、その中の1つに「寝る前に全員集まってレクリエーションをする」というのがある。
レクリエーションは段階を踏んで変わっていき、「トランプ」「クイズ」に慣れたら、次に「パズル」。それも簡単にできるようになったら最後は「思考実験」となる。
今回は最後の「思考実験」で「もし◯◯だったら……」ということを皆で考える。自分で判断して行動する力がつくので、ここを出てから役に立つはず、ということらしい。
この「思考実験」の内容が結構エグい。レクリエーションに参加しているのは昭江、奈美、洋子、雅代、紀子の5人。
内容は、村人たちにひどい仕打ちをしていた王様が殺され、その犯人を自分だけがかくまっているというもの。王様の家来は犯人を差し出さなければ村人たちを拷問して殺していく。村人たちを助けるために犯人を差し出すのか、それとも王様を殺した犯人を守るのか、という問い。
奈美は紀子に答えを求めるが、紀子は答えられない。洋子と雅代は、王様を殺した犯人を助けると答える。
それでも紀子は答えられない。そして雅代は、自分が虐げられていた村人だったらどう思うか、とさらに問いかける。
紀子は最終的に2人と同じだと答えるが、昭江は「紀子さんがどう思ってどうしたいのか、それが重要なの」と言い、次は自分で答えを見つけるよう促す。
そして次の問いは、
「もし、あなたの仲間があなたの夫にあなたの居場所を教えたとしたらどうしますか?」
全員が紀子をじっと見て待っていると、紀子は「もし、そうなら私は……私の仲間はそんなことしない」と答える。
なんか誘導しているというか、洗脳している感じというか……。今までやってきたゲームなどとは種類が違い、見ていてちょっと怖かった。
北川刑事のDV夫が怖い
移動して(左遷?)館山南署にいる北川刑事は、夫をDVで訴えていた。しかし夫は警視庁捜査二課のエリートで、父親は元刑事局長。
今は別居しているが、その別居先にも夫は訪ねてきて、何度もインターホンを鳴らし、ドアを叩く。妻が警察を呼ぶと言っても、自分が警察官であることを逆手に取るような態度で怒鳴り続ける。
何しろ恐ろしい。
後日、夫の弁護士が来て、和解したいと言ってくるが即答できっぱりと断る。そして仕事帰り、車に乗り込もうとするところを誰かに襲われてしまう。鉄パイプで殴られたり蹴られたりしながらも、なんとか防犯ブザーを鳴らし、犯人はその場を去る。
一般的にDVの相談ってどこにするのが良いのかわからないけれど、警察関係者、それも偉い人が夫で暴力を受けたら、被害届とかどうするのだろう?DVの証拠として映像や音声を残したり、病院で診断書とかはもらえるとしても、彼女自身も刑事だったりで、なんだか複雑そう。
昭江の「一生に一度」が気になる
今回はシェアハウスのことが少しわかってきた。
シェアハウスを共同運営する昭江と路子は共にDV被害者でシェルターで出会い、昭江は「自分が生きるために一生に一度だけは他人を押しのけていい」という考えを持つようになった。
たった一度、ここだけは譲れないという時にだけ。
そして昭江は、その「一生に一度」を25年前にすでに使ったという。
これもかなり意味深。
いったい25年前に何をしたのか。
ただ逃げただけなのか。
誰かを傷つけたのか。
それとも……。
「思考実験」の答えがどうも引っかかる
今回の話の中で一番印象に残ったのは、レクリエーション「思考実験」の村人と王様の話。
メンバーの2人は「犯人を助ける」と言っていたし、紀子にもそう言わせたかったみたいだけれど……。
そもそも村人が何人いるのかわからないけど、犯人を助けるために黙っていて、最終的に生きてるのが犯人をかくまっている自分と犯人の2人となって、それでも2人とも黙っていたら結局全員殺されちゃうのでは?
本当に村人と犯人を助けたいなら、かくまった自分が殺しましたと犯人に代わって名乗り出るのでは?と思った。
昭江のファイルにあった死亡記事
いつかはみんなシェアハウスを出ていくというが、退所する日は自分で決めるわけではなく、それぞれ出ていく時期が来て、そうしたら1人ずつ……ということらしい。
紀子は偶然、昭江の部屋にあるファイルの中に自分の夫の資料を見つけ、他にも複数の人の資料があることを知る。
その資料の中には写真が貼られ、氏名「田島義則」が書いてある下に、新聞の「おくやみ欄」が貼ってあり、「田島義則 43歳 心不全 8/26 死去」の部分が赤で囲われていたものもあった……。
ということを考えると……。
まとめ|本当の“持ち回り”は殺人?
ここから先は勝手な想像だけれど、シェアハウスを共同運営する昭江と路子は、お互いの夫を殺していそう。
2人で協力してなのか、疑われないように昭江は路子の夫を、路子は昭江の夫を殺しているのかもしれない。
そしてシェアハウスのメンバーは、自分が死んでほしいと思う人を自分ではなく、メンバーの誰かが殺す。
メンバーのために手を汚した人は、次は誰かに自分の殺してほしい人を殺してもらえる。
それこそシェアハウスのルール「持ち回り」で。
死んでほしい人が死んだことで自由となったメンバーは、時期が来たということでシェアハウスを出ていく……みたいな感じなのか?
もしそうなら、次はシェアハウスの4人の中で一番長くいる奈美の夫を、メンバーの誰かが殺しに行くということになるのか?
次週はもう少しいろいろなことがわかってくると思うので、どんな展開になるのか楽しみ。
