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「LOVED ONE」最終回 感想|違和感と矛盾の先にあった真実

ドラマ感想(コラム)
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2026年6月24日に放送された「LOVED ONE(ラブドワン)」最終話(第11話)のちょっとネタバレを含む感想をまとめました。

原作はなく、完全オリジナル…ということなので、楽しみにしていました。

実力派脚本家陣が特別タッグを組んでお届けする本作は、「法医学」という舞台を通して、誰かに愛されていた“生きていた時間”の記憶を紡いでいく。個性豊かなキャラクターや異色のテーマが融合した、静かな余韻を残す一作となっている。

フジテレビHPより

どんな感じのドラマなのかというと…

日本では、年間およそ20万体もの遺体が「死因不明」のまま扱われていると言われている。しかし、法医学者による解剖が行われるのは、そのうちわずか1割程度。海外では一般的とされる死因究明も、日本ではまだ十分に行き届いていないのが現実だ。

今もなお、多くの“死の真相”が闇に葬られている。そんな現状を打破すべく、アメリカの死因究明制度を導入することに。厚生労働省主導で新たに立ち上げられた法医学専門チーム「MEJ(メディカルイグザミナージャパン)」は、警察への調査指示や解剖の決定など、死因究明において捜査権限を持っている。

そして、科学的知識と鋭い推理によって“隠された真実”を解き明かすだけでなく、その先にある“残された人の想い”にも向き合っていく。衝突し、迷いながらも成長していく個性豊かなメンバーたちが、“死因不明社会”と揶揄される日本の常識を、少しずつ覆していく。

フジテレビHPより

キャスト(敬称略)

  • 水沢真澄(ディーン・フジオカ)…メディカルイグザミナー・変わり者の天才法医学者
  • 桐生麻帆(瀧内公美)…真澄とバディを組むMEJのセンター長
  • 本田雅人(八木勇征)…死後画像診断専門の法医学者
  • 高森蓮介(綱 啓永)…臨床法医学専門の法医学者
  • 松原涼音(安斉星来)…法歯学・骨学専門の法医学者
  • 吉本由季子(川床明日香)…検査技官
  • 篠塚拓実(草川拓弥)…麻帆の後輩・パートナー
  • 井川 薫(上川拓郎)…所轄の若手刑事
  • 山崎慎也(小松和重)…桐生麻帆の上司
  • 堂島穂乃果(山口紗弥加)…所轄の敏腕刑事

  • 九条正仁(小木茂光)…法医学者で真澄の恩師
  • 芹沢真一(渋谷謙人)…「白峯女子連続殺害事件」で死刑が確定
  • 芹沢明子(りょう)…真一の姉
  • 九条恭子(伊藤歩)…九条正仁の娘
  • 森下聡(林泰文)…被害者・森下雪絵の父 ほか

あらすじはフジテレビHPで。

【最終回 30秒予告】

内容に関してはあまり詳しくは書きませんが、少しネタバレ含む感想と気になったことを書いていきます。

流れとしては、

「白峯女子連続殺害事件」の犯人として逮捕された真一は、無実を訴えるが死刑判決を下されていた。真一の無実を信じ続ける姉・明子から、当時の裁判資料を託された真澄は、証拠を見直すものの決定打はない。一方、麻帆は明子から当時の話を聞き、新たな手がかりを求めて白峯町へ行く。

真澄は堂島から渡された現在起きている連続殺人事件の司法解剖結果に、ある違和感を覚える。これこそが、白峯事件の真犯人の痕跡につながるかもしれない。しかし、被害者の父親は、娘を早く家族のもとに返してくれと懇願…

ここから先、ネタバレを含みます。

3つの根拠

明子から託された裁判資料で、検察が裁判で芹沢真一が犯人だとする3つの根拠がわかる。

1つ目【動機】
芹沢が1人目の被害者である佐藤結衣さんのストーカーをしていたと主張。

電話や手紙で接触してたことが認めるが、殺害は否認。

2つ目【凶器】
芹沢が持っていたベルトと矛盾しないと判断された。

3つ目【DNA鑑定】
真澄の恩師で法医学の権威・九条が協力していて完璧に仕上げてある。

再審請求するためにはこれらの根拠をひっくり返す必要があるが、この資料だけでは難しい。

話をしている時に「死刑執行」のニュース速報。「まさか!」(芹沢真一ではないか)と緊張がはしるも姉の明子から「真一ではない」と連絡が入ってみな(真澄、麻帆、堂島)胸をなでおろす。

☑️最終回できっと真実にはたどり着くのだろうと思いながらも、真一の死刑執行前に冤罪を晴らすことができるのか、死刑執行がいつおこなわれてもおかしくないという緊張感が伝わるドキドキするシーンだった。

九条恭子の選択

真澄は恭子に会いに行き、九条先生(真澄の恩師・恭子の父)の白峯事件の資料をもう一度捜してほしいと頼むと、恭子は「資料なら見つかった。けど処分した。帰ってくれる?もう二度と来ないで。」と言う。

☑️亡くなる前日、「白峯事件の資料を真澄に渡す、このまま死ぬわけにはいかないんだ」と言っていた父親の気持ちも、鑑定結果を改ざんしたことで無実の人に死刑判決が下されていても恭子には響かない。結局資料は処分して真澄に渡すことはなかった。父親の名誉を守るため?いや、結局自分と息子が傷つきたくないからだと思う。

☑️父親の改ざんで無実の芹沢が死刑になろうと恭子は自分が大切。皮肉なことにそんな解剖医・恭子が被害者・森下雪絵を解剖して気付かなかったことに、真澄は違和感をもち事件解決につながる重要な証拠を見つけることになる。

☑️最終的に白峯事件の真犯人がわかったら、資料を処分したとしても、父親の改ざんは明らかになるわけで…解剖医としても真澄の足元にも及ばない。

真実にたどり着くまで

ことの真相は最後に明らかになるドラマなので、それまでの流れを簡単に。

堂島は森下雪絵の司法解剖結果(解剖を担当したのは恭子「犯人につながる痕跡は見つからない。」)
を真澄に渡し、目を通すと真澄は顔の傷に違和感を感じる。「芹沢さんの冤罪を晴らす唯一の手がかりになるかもしれないんです。」と森下雪絵の解剖を再度させて欲しいと堂島に言う。

麻帆は白峯町に行き、15年前の事件の最初の被害者・佐藤結衣の母親から話を聞くと、結衣は芹沢からストーカー行為を受けていたが警察に相談するのを拒んだ。当時の結衣の恋人は結衣の後を追って自殺していた。

堂島が被害者・森下雪絵の父親に「もう一度だけ雪絵さんのご遺体を調べさせていただけませんか。」「(真澄は)今まで何度もご遺体に残された誰も気づかないような小さな矛盾を見つけて、必ず真実を突き止めてきました。彼なら雪絵さんが残してくれた矛盾を見つけてくれるはずです。どうかお願いします。もう二度と雪絵さんのような被害者を出したくないんです。」と説得。
「通夜の時間を変えるつもりはない。今日の18時までに必ず返してください。」と、真澄の元へご遺体を運ぶ。

真澄に与えられた時間は約2時間。できることをやるしかない、という状況で、そこに元MEJのメンバー4人全員が解剖の準備万端で入ってくる。
堂島と被害者の父親が大学で話しているのを聞いた本田(たまたま仕事でその大学に行っていた)は、「事情はわかりませんが、解剖できる時間が限られてるんですよね?それなら一人でも多いほうがいいと思って、急いでみんなに声をかけたんです。」と、フルメンバーで解剖を始める。

解剖の結果、真澄の違和感の正体は傷の位置のズレ。唇の傷から口の中を調べると、歯の欠けや出血があり、犯人に噛みついた可能性がある。「口腔内に付着していた血液は被害者と犯人の血液が混ざり合っている可能性があり、この血液のDNA鑑定をすれば犯人を特定できるかもしれない。」となる。

DNA鑑定の結果、内山康二という男が浮上。2015年に障害の容疑で逮捕されて服役し、出所した時期と連続殺害事件が始まった時期が重なる。内山は昔、警察に裏社会の情報を流す情報屋で警察の捜査の手の内を知っててもおかしくない。
内山康二を確保。

堂島が内山の取り調べをして今の連続殺害事件については全面的に認めたが、白峯事件については一切否認。しかし堂島は一連の取り調べで、絶対白峯事件に関わってると思っている。犯行動機はおそらく「自分を見下した社会を見返すため」。自分が連続殺人の犯人だと世間にアピールしたかった。しかし、「それが動機なら、どうして白峯事件は否認?」と謎が深まる。

検察は内山は白峯事件への関与を認めていないが、もし罪を認めたら、かなりまずいことになる。芹沢の家族が再審請求をして、再審開始決定が出た場合、即時に抗告をするしかない。
竜崎(太田の上司)「白峯事件が覆れば俺もお前も検事としての未来を失う。おしまいだ。我々が決めたことが正義だ。」と太田に言う。
※抗告→「検察が裁判所の再審開始決定に不服を申し立てること」そうなると再審を始めるかどうかがまた争われて結論が出るまで数年かかってしまう。

麻帆は厚労省で重大事件や災害が起きた地域の自治体が、住民のストレスによる自殺リスクへの対応を国(厚労省)に報告してる資料から、白峯事件の警官の自殺の資料を見つけて読み、白峯町へ行く。自殺した警察官の両親のから話を聞き終え、真澄に「先生にお伝えしたいことがあります。」と電話する。

いざ、検察へ

明子は元MEJの全員の前で、集めてもらった証拠をもとに再審請求したことを報告。そして「検察への申し入れ」をして、検察が抗告しないよう要求しにいきたいので、皆に協力して欲しいとお願いする。

明子、真澄、麻帆、本田、高森、涼音、由季子+弁護士1人の計8人で検察へ。検察は太田、竜崎他、計5人。

内山の供述が変わる

まずは真澄が口火を切る。
現在起こっている連続殺人事件の犯人と、白峯事件の真犯人は同一人物だと考えてきた。そして内山康二が逮捕され、当初は内山は白峯事件への関与を否定していたが、堂島の巧みな取り調べで「白峯事件の3人も全員俺が殺したんだよ!」と突然、認めたことを伝える。

話を聞いた検察は動揺する。

☑️堂島の取り調べがなにしろ上手い。連続殺人犯としてすごい男だと思われたい内山の気持ちを手玉に取り、「あなたは連続殺人犯でもなんでもない。そこら辺にごまんといるセコい犯罪者の1人。」などと、揺さぶりをかけて証拠のない事件の自白をさせたり、強がって白峯事件の殺害を認めさせたりした。

もう1人のストーカー

内山は突然、白峯事件(3件の殺人)への関与を認めた。しかし、内山が殺害したのは2人目と3人目で最初の1人は別の人間の犯行。つまり白峯事件の犯人は2人。

高森、由季子、涼音がストーカーについて話す。
1人目の佐藤結衣は、確かに芹沢真一からストーカー被害に遭っていた、しかし彼女にはもう1人ストーカー(元恋人)がいた。そのストーカー(元恋人)が警察官だったから警察に相談するのを拒んでいた。

そして、麻帆がもう1人のストーカーの正体について話す。
当時、白峰町では事件を受け、”重大事件による住民への心理的影響調査”の報告書を厚労省に提出していてた。その報告書に「白峯警察署に勤務する水田翔さんが自宅で首を吊っているのを発見された」と書いてあることを見つけた。

そして水田の両親は、事件の2ヶ月前、結衣に別れを告げられ、受け入れられず復縁を迫り、それが次第にストーカー行為になっていたこと、事件の日の夜、結衣を待ち伏せて殺してしまったと水田が両親に泣きながら話していたこと、そして両親が目を離した隙に自ら命を絶ってしまったことなどを話してくれた。

佐藤結衣を殺害したのは結衣の元恋人で警察官だった水田翔、彼は自殺していた。この事実を両親は15年間も隠し続けてきた。

☑️水田の両親は15年間隠し続けていたことを、初対面の麻帆によく話したよなぁ。良心の呵責?それとも今まで誰にも聞かれたことがないから?ちょっと不思議。

「矛盾しない」と「一致する」

太田は動揺しながら「それは…単なる両親の妄想ではないでしょうか?彼がやったという客観的証拠がない以上…」と反論を試みるが…。

次は本田が証拠について話す。
水田の両親から借りた本人のベルトをテーブルに置き、調べた結果、結衣の首の圧迫痕と完全に一致した、と言うと、

太田は「ですが九条医師の鑑定で、凶器は芹沢のベルトと矛盾しないという結果が出ているんですね。それが間違っていたというんですか?」と引き下がらない。

本田は落ち着いた口調で続ける。

「矛盾しない」と「一致する」は似ているようで違います。革製の紐で圧迫されたという意味では、確かに矛盾しませんが、水田さんのベルトは圧迫痕の幅が完全に一致しました。

さすがの太田も何も言い返せない。

☑️水田の両親は息子のベルトをよく保管してたよなぁ。凶器と知っていたのかはわからないけれど、息子が殺人犯だと15年隠してきたなら、万が一でもバレないように息子のものは処分してそうな…

内山の目論見

真澄は白峯事件を調べてわかったことをまとめる。

つまり水田翔と内山康二という2人の人物がそれぞれの犯した殺人事件を1つの連続殺人として扱ったのが白峯事件だった。

本当は犯人が2人いたのに当時の警察は犯人が1人だという前提で事件を見ていた。だから捜査は矛盾に溢れて事件の全容をつかむことができなかった。それこそが内山康二の狙いだった。

堂島の取り調べで、情報屋だった内山は佐藤結衣が殺害された事件で警察が容疑者を挙げられず現場が混乱してるのを知り、2人目の被害者の女性と金銭トラブルを抱えていたため、1件目の殺人を模倣して自分の殺人を紛れ込ませようとした。そして被害者の交友関係から自分の存在がたどられないように自分とは全く接点のない女性を選び3人目として殺した。白峯事件を認めなかったのは、自分が他人の殺人に便乗しただけの小物だってバレることが怖かったから、だとわかる。

太田はもはや反論できず黙って話を聞く。

☑️自身を大きく見せたい内山の心理をうまく読み取り、揺さぶりながら取り調べる堂島は大活躍。ときどきニヤッと笑みを浮かべて話すさまは、内山よりもよっぽどサイコパスっぽくて怖い。

太田の決断

真澄は問う。

内山の目論見通り警察は捜査に行き詰まり焦った結果、芹沢さんを犯人に仕立て上げ事件を解決しようとk都合の悪い矛盾は見なかったことにした。

そして自分も鑑定書の矛盾に気づいていたのに告発を諦めて逃げ出した。そのせいで芹沢さんとそのご家族から15年もの時間を奪ってしまった。

私たちは失われた時間を返すことはできません。だからせめて芹沢さんとご家族が名誉を取り戻す機会を奪ってはならないんです。

明子は立ち上がり、「どうか賢明なご判断をお願いいたします。」というと、

「お話はわかりました。ですが抗告は検察に認められた正当な手続きです。慎重な審理を求めるためにも抗告の申し立てを行なう方針…」と話す上司・竜崎を遮るように太田はすくっと立ち上がり…明子に深々と頭を下げる。他の検事たちが「何のつもりだ。」「やめろ!」と制止するも、太田は…

芹沢さんの15年を奪った責任は我々にあります。大変…。大変申し訳ありませんでした。

明子は涙を浮かべ、こらえきれず泣く…

☑️このシーンは覚悟を決めて謝罪した太田もかっこよかったし、明子が泣き崩れる姿も見ていてとても自然でよかった。

その後

芹沢真一は拘置所?から釈放?され、姉と抱き合う。真澄と麻帆はそれを見届ける。

帰り道、真澄は麻帆に「ありがとうございました。僕が白峯事件にこだわったのは、芹沢さんを救うためではなく、過去の自分を救うためだった…のかもしれません。」と言うと、

麻帆は「私こそお礼を言わせてください。これまで見たことない景色をたくさん見ることができました。MEJのみんなと過ごした日々は、宝物のような日々でした。先生ありがとうございました。」と顔を見合わせ2人はにっこり笑って歩き出す。

ニュースでは…

16年前に白峯町で3人が殺害された事件の再審で、今日、東京地方裁判所は死刑が確定していた芹沢真一さんに無罪を言い渡しました。それを受けて芹沢真一さんと姉の明子さんが都内で記者会見を開きました。

明子 多くの皆様のご支援のおかげで今日この日を迎えることができました。本当にありがとうございます。一緒に声を上げてくださった皆さんがいたから最後まで諦めずに前に進むことができました。これからは弟と2人で穏やかな時間を大切に過ごしていきたいと思っております。
真一 今まで何度ももう無理だと思いました。ですが姉は僕のことを最後まで信じてくれました。ホントに感謝しています。

今回の判決を受け芹沢さんたちはようやく新たな一歩を踏み出すことになります。検察は控訴しない方針で芹沢さんとご家族に対し、長年にわたり多大な苦痛を与えたとして謝罪しました。

堂島はニュースを警察署で見てにっこり、目撃者に「話聞きに行くよ」と仕事に戻る。

麻帆は厚労省でニュースを見てにっこり、山崎に「新しい死因究明制度の計画書すごく良かったよ。この方向で進めてくれる?」と新たなプロジェクトに取り掛かる。

真澄はトランクを転がして歩いている街なかでニュースを見て安堵の表情。そしてどこかへ向かって歩き出す。

☑️再審請求をした時点では、白峯事件は15年前だったけれど、再審で無罪をとなった時のニュースでは「16年前」となっていたので、検察が抗告しなかったとしても無罪判決までにはある程度の時間がかかったのかもしれない。

☑️MEJはすでに閉鎖されていたし、再審請求から無罪判決となるまでの間、真澄は日本にいたのかな?それともアメリカで仕事してて日本に来てたのかな?

最終回を見てみて

どんな感じで展開していき、どんな結末になるのかと思いながらみた最終回は、ご多分に漏れずバタバタだった。

現在起きている連続殺人事件の犯人を捕まえ、死刑判決から15年たっている人の再審請求するための証拠を集めて、無罪になるまでが1話で終わるのだから大変だ。これだけでドラマが出来そうだ。

結末は芹沢真一の冤罪が晴れて無罪となり、検察は控訴しない、というスッキリした終わり方。でも、結末は多分そうなるんじゃないかと思っていたので意外性はなかった。

気になったのは、再審請求のための証拠集めと「検察への申し入れ」でみんなで話す内容。いろいろ都合があるのだろうけれど、ちょっと後出しジャンケンっぽく感じてしまった。

現在起きていた連続殺人事件の最後の被害者1人を真澄たちが解剖したら、残されたDNAからあっという間に前科のある内山が捕まって、証拠もないのに堂島に乗せられてペラペラしゃべる。まぁ堂島がすごい刑事だってことかな。

白峯事件の1人目を殺害した犯人は、麻帆が元恋人で自殺した水田の両親に話を聞いたら、実はうちの息子が…と話したっていうのもちょっと不自然な気がするし、息子が使っていた凶器のベルトを15年間保管してたのも、なんだか不思議。息子が犯人だと15年間隠していたのに、初対面の麻帆によく話したよなぁ。麻帆には話したくなっちゃう特別な何かがあるのかもしれない?

そういえば真澄の恩師で尊敬していた九条先生がなぜ鑑定書を改ざんする必要があったのか?その理由はわからないまま。

そして父親の資料を処分した娘の恭子の存在はなんだったのか?結局、処分された資料はなくても冤罪を晴らすことができた。そうなれば、九条先生の鑑定に間違いがあった、もしくは改ざんがあったことはバレてしまう。

同じ被害者の解剖をして、恭子には見つけられなかった犯人の手がかりが、真澄たちにかかればDNAまでみつかり、一気に犯人逮捕となる。恭子は人としても、解剖医としても残念な人だった。

そんなわけで真澄じゃないけど、ちょっと違和感のある展開ではあったが、それでも堂島と麻帆の活躍はすごかったし、真澄が解剖する時に元MEJのメンバーが助けに来た時はかっこよかったし、検事として太田が覚悟を決めて明子に謝罪した場面は痛快だった。

「LOVED ONE」全話を通して思うのは、水曜日の夜のドラマとしてはちょっと重い話が多かったような気がする。

そんなに都合よく偶然が重なる?そんなにトントン拍子でうまくいく?亡くなった人の気持ちまでそんなにわかるものなのか?と首をかしげる場面は割と多かったけれど、それなりに楽しむことはできたドラマだった。

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