5月10日に配信開始されたWOWOW 連続ドラマW「BLOOD & SWEAT」の第6話(Episode 6)を見てみた。少しずつわかってくることはあっても謎はさらに深まる…ちょっとネタバレ含む感想、気になることや考察など書いていきます。
「BLOOD & SWEAT」 (全8話)は、WOWOWが送る国際共同製作プロジェクト!日本とフィンランドを舞台に、2人の刑事が国を越えて連続猟奇殺人事件の真相に迫る衝撃のクライムサスペンス。
どんな感じのドラマなのかWOWOWさんのHPから引用させて頂きます。
全身の血を抜かれ奇妙な焼き印を押された死体が、日本とフィンランドで発見された。連続猟奇殺人事件の真相を追い、2人の刑事がバディとなり事件解決へ向けて奔走する。
日本の警視庁捜査一課の刑事・涼宮亜希を演じるのは、老若男女問わず圧倒的支持を受ける俳優、杏。フィンランド国家捜査局FNBIの刑事ヨン・ライネを演じるのは、フィンランドの国民的俳優ヤスペル・ペーコネン。
さらに、濱田岳、高杉真宙、時任勇気、早乙女太一、國村隼ら実力派俳優が共演。日本とフィンランド、およそ7800kmもの距離を越えて2人の刑事がたどり着く想像を絶する真実。人間という弱くもろい魔物が繰り広げる美しいほど残酷な事件の結末を、ぜひその目で確かめていただきたい。
WOWOW HPより
【キャスト】(敬称略)
涼宮亜希→杏
警視庁捜査一課の刑事。事件現場での嗅覚と執着心は人一倍で、数々の難事件を解決してきた優秀な人物。父親は公安の元トップだが、決してその影響力にすがろうとはしない。
ヨン・ライネ→ヤスペル・ペーコネン
フィンランド国家捜査局の刑事。犯罪者の心理を細部まで理解しようとする熱心で優秀な刑事だが、ある出来事をきっかけに心に傷を抱えている。亜希とバディを組み、捜査に当たる。
高木啓介→濱田岳
捜査一課の刑事。明るく情に厚い高木は、破天荒な亜希に軽口をたたきながらも寄り添い、根気強く支えるよき相棒。フィンランドで捜査に当たる亜希を日本からバックアップする。
涼宮龍二→高杉真宙
亜希の弟で優秀な刑事。組織を重んじる自分と違い、なりふり構わず突き進んでいく亜希をどこか羨み、コンプレックスを抱いてもいる。父の意向で捜査一課に配属されることに。
田中博文→早乙女太一
亜希のためにフィンランド国家捜査局が手配した日本人通訳。包み込むような優しさで、日本を離れて暮らす亜希をバックアップしていく。
涼宮徳朗→國村隼
元公安のトップで、現在も警察上層部に多大な影響力を持つ。厳格な人物で涼宮家の伝統を重んじる。涼宮家の人間として自分の意のままに動かない亜希の前にたびたび立ちはだかる。
正忠→時任勇気
陸軍少佐。第二次世界大戦時にソ連軍への諜報活動のためフィンランドへ派遣された。物語が進むにつれ徐々に正体が明らかになっていく。
ヴェリ→エリアス・サロネン
正忠と同じ世界線に生きるフィンランド兵。
ルーカス→マーリン・ローズ
正忠と同じ世界線に生きるドイツ兵。
ニコ・サロネン→ミッコ・ノウシアイネン
フィンランド国家捜査局の主任警部。フィンランドでの捜査を指揮する。
カトリーナ・サルミ→アリナ・トムニコフ
ヨンの長年の相棒で刑事。亜希、ヨンとともにフィンランドでの捜査に当たる。
ゼター→ゼファン・スミス=グナイスト
ヨンの捜査に協力するドイツ人の天才ハッカー。
ヴィルヤミ・クロゲル→アンティ・レイニ
フィンランド国家捜査局の支局長で、ニコとともにフィンランドでの捜査を指揮する。
北島→古舘寛治
日本のとある田舎町にある警察署の副所長。
ゲン→吹越満
児童養護施設の校務員。
涼宮誠一→福士誠治
元警備局外事担当で11年前に他界した亜希の兄。
広沢隆→岩谷健司
捜査一課長で亜希の上司。
【あらすじ】
銃撃戦で重傷を負ったヨンは病院に運ばれるが一命を取り留める。警察の監視下に置かれることになったヨンは、ヴィルヤミとニコとのやりとりで、亜希が行方不明になっていることを知る。高木の協力を得て、亜希の向かった先を突き止めたヨンは病院を抜け出すが、そのせいで警察に追われる身となってしまう。
WOWOW HPより
ということで、早速どんな感じなのか見てみた。
内容に関してはあまり詳しく書きませんが、少しネタバレも含む感想と気になったことなど書いていきます。
ここから一部ネタバレを含みます。
戦後のエピソード
冒頭、前回までは1941年11月、第二次世界大戦当時のフィンランドで出会った3人の話だったが、今回からは戦後、1952年、日本・鹿山村での話。
和服の正忠は町の鹿の角のマークののぼりが目に留まる。老人たちは「正忠さんも落ちぶれたなぁ」と話し笑う声に、正忠は振り返り彼らをじっと見る。バツの悪そうに老人たちは黙る。
正忠は家に戻ると、国家地方警察の斉藤から手紙が届いていて、内容(多分、不採用)を知り、正忠は「フッハハハハ…」と笑い、そして泣く。
そんな時、正忠の妹が「正忠(兄)の元気がない」と、ルーカスとヴェリに手紙と旅費を送り、2人が家を訪ねてくる。それを知らなかった正忠は嬉しい喜びで3人は抱き合う。
久しぶりの再会で、今の状況をお互いに話してく。
正忠
「戦時中はお国の役に立てていたが、今は何もできない。警察官になりたかったが、拒否され続けてる。俺達が払ってきた犠牲はすべて無意味だったようだ。今では人に笑われる始末。今の俺は生きる価値すらない。」
ヴェリ
家をソ連に奪われ、「戦争が俺達の世代を台無しにしたんだ。命令に従ったせいで俺達は怪物と化した。感謝もされず未来もなくあるのは屈辱だけ。」
ルーカス
捕虜仲間(戦友)を7人も殺したことの悪夢を見る。彼らの恐怖と絶望に満ちた目や表情が頭から離れず、最後は…空っぽに。
ヴェリとルーカスは「そして鹿。あの瞬間は心が安らいだが、あれ以来何をしても同じ心境にはなれない。」という。
正忠の息子がやってきて2人に挨拶している所に、白い着物を着た女性が来る。正忠が「妹を紹介しよう。」とヴェリとルーカスは妹に会う。
今回はここまで。
☑️戦中に捕虜仲間を殺害し、生きながらえた3人は正忠の妹がきっかけで、戦後再会するも三人三様その後の人生がうまく行っていない。
そんな3人は、自分たちを守ってくれた(そう思っている)鹿の出会いと別れ、そして儀式めいたことが今でも忘れられない。
☑️正忠の家は使用人もいるし、家も立派で表札は映らないが、鹿山だし「涼宮」なんだろうなと思った。そうだとしたら正忠の息子が出てきたけれど、これが亜希の父・涼宮徳朗だったりする?
☑️最初は妹の顔は映らないのだが、最後に正忠の妹は亜希そっくりであることが分かる。いや順番からだと正忠の妹に亜希はそっくり、ということだ。
この妹との出会いがこの後どうなるのか?現在起きている事件とどう関係があるのか?先が気になる。
カトリーナの言葉
夜の倉庫で亜希を待ち伏せしていたモリンとレポラ。亜希は2人の会話を聞いて難を逃れたが、ゼターから倉庫に向かったと連絡を受けたヨンはモリンとレポラに襲われ撃ち殺してしまう。その時に被弾して救急車で病院に運ばれ一命を取り留める。
☑️だれが救急車を呼んだのか?亜希?それともヨンが自分で?そのシーンはないのでわからない。
ヨンの回想でカトリーナがなくなる前に話したことがわかる。
・他人を傷つけることを正当化し、悪びれない奴らを見ると許せなかった。そんな時に信じられるものに出会えた。→真島の宗教
・「善良な人たちのリスト」を作ったのはカトリーナで犠牲者たちはそこから選ばれた。
・あなた(ヨン)は何も分かってない。事件から手を引き誰も信じないで。
そしてカトリーナはこめかみに銃口をあて自殺した。
☑️「すべては人々を救うためだった。以前はね。」というカトリーナに「”以前”って何だ?事件の黒幕は誰なんだ?」と聞いてもカトリーナは話してくれなかった。黒幕とは真島のことなのか?それとも別の誰かなのか?以前と違い現在は人を救うために殺人をしているわけではないのか?
病院から脱走するヨン
ヨンは亜希が行方不明になっていることをヴィルヤミとニコから聞くも、モリンとレポラを殺害した件の取り調べがあるので病院にいるよう監視をつけられる。しかし監視をかいくぐり病院を脱走、亜希を探すために高木に連絡して亜希が今から行くと連絡してきた場所を聞き向かう。
しかしその場所はすでにもぬけの殻。ゼターの家に行き、ゴミ箱の漫画を手に取りページをめくると、「ラウハ・リゾート」と書き込みがあるのを見つける。ナビに入力すると「ラウハ・リゾートまでの所要時間は5時間27分です。」ということで、病院から取ってきたアドレナリンを足に刺して注入し、車を走らせる。
☑️亜希は用心深く、スマホのSIMカードを変えて高木に連絡していたりしたが、亜希が乗っている車は確かレンタカー。車にGPSとか付いてそうなんだけれど…ついていないのかな?
☑️ヨンは監視の目をかいくぐり、自宅の小屋からハンティング用?の服(白のカモフラージュ模様でスキー服のようなスーツ)を着て、弓矢一式とリュックを持ってくる。リュックも服と同じカモフラージュ模様のカバーがしてあって、弓矢も白くてかっこいい。
龍二と父
龍二は父親に会いに行き、父親の名前を勝手に使っていたのは、姉を助けて事件を解決するためで、犯人の名前がわかったが正体を調べるには助けが必要だったことを話す。
龍二が「真島康貴」という元自衛官でかなり危険な人物だということを聞くと、父はその名前を聞きしばし無言。「とにかくこの捜査は他の連中に任せろ。分かったな。」龍二に言い、その場を離れる。
父親は誰かに電話するも、通じない。
☑️電話した相手は多分、亜希?
☑️龍二は真島の名前を伝えた後の父親の態度に違和感を感じる。
高木の動き
【亜希からの電話】
・ゼターが真島にさらわれた。
・今回の一連、犯人の目的は私なのかもしれない。
・例の倉庫に行ったら刑事2人に待ち伏せされてた。真島の指示で私を捕まえようとしていたみたいで、逃げてたがそこにヨンも来て何を信用すればよいのかわからない。
・今から1人で真島の家で見つけた工場へ行く。
・私が24時間以内に連絡しなかったら広沢課長に全部話して。日本の警察に応援を頼むしかない。
・行き先はメールで送る。
☑️亜希にとって今、信用できるのは相棒の高木だけというのがなんともニクい。
【ヨンからの電話】
亜希の向かった場所を知りたいヨンは高木に電話するも、亜希の話を聞いていた高木は信用できないヨンに教えないようにしていた。最終的に高木はヨンの必死さと相棒を助けたい気持ちでヨンに亜希の向かった場所を教える。
☑️高木はヨンと頑張って英語で話すのだけれど、たどたどしい中にもしっかりとした意思表示をしていて好感が持てた。
【龍二の自宅へ】
龍二の家のインターホンを連打する高木。「例の施設に行って手がかり確かめるぞ。今日、赤口だぞ!涼宮に何かあったらお前どうすんだよ!」という高木に「捜査から外されたのだからほっといてください。」という龍二。
☑️高木は亜希から直接連絡を受けているし、相棒を助けたくて捜査から外されても気にせず行動するが、龍二にとっては姉なのになんだかずいぶん冷たく感じる。それまでは張り切って父親の名前を使って調べたりしていたのに、父親に呼び出されて「捜査は他の連中に任せろ、分かったな。」と言われたから行動しないのか?
なんだかぁな、龍二は頼りない…と思うが、亜希も現状頼りにして連絡するのは龍二ではなく高木というのも皮肉。
☑️「例の施設」というのは、真島のいた児童養護施設のことだと思う。キャストの中で出演してない最後の1人、児童養護施設の校務員・ゲンがそろそろ登場するのかもしれない。
亜希の行動
USBの中の情報から行った倉庫で待ち構えていたモリンとレポラの会話を聞き、倉庫を離れる亜希は電話のSIMカードを変え、ゼターの家へ。注射器の針のカバーが落ちていたことから、誘拐されたと確信。ゼターの家を出る。
カトリーナの真島の家からは何も出なかった。という言葉を思い出し、真島の家で「オリヴェシ製紙工場」の図面を見つけ向かう。工場にはゼターと真島がいる。しかし、ゼターを人質にして亜希は捕まってしまう。
「もう用済みですからね。」という真島はゼターを撃とうとするが、真島の腕に亜希は体当たりしてゼターは撃たれはしないが意を決して階下に飛び降りる。ビニールシートを突き破り下に落ちたゼターは、上からは確認できない。
真島は、「この高さからだと叫んでももう彼には聞こえませんよ。行きましょう。」と亜希を連れて工場から車で移動。車の中で亜希は眠らされている。
目的地に到着し亜希は目覚める。
亜希 私に…何をしたの?
真島 水をたくさん飲めば大丈夫です。食事を持ってきます。
亜希 待って!一体何が起きてるの?あなたのそのカルトが何で私に固執してるの?
真島 違う!「カルト」なんかじゃない。平和的な宗教です。
亜希 罪もない人を殺してその血を奪うのが「宗教」のすること?
真島 私たちの信仰は人々とその魂を救っているんです。
亜希 ふざけないで。
真島 私自身が何よりの証拠です。「血」によって癒やされて初めて私は完全になったんです。
亜希 あなたが殺した人たちの…血で?
真島 1人の人間を犠牲にすることで何百もの命を救えるとしたら?
亜希 そんなの間違ってる。
真島 そこが私たちの根本的な違いです。戦場ではたくさんの人を守るために、何十いや何百、時には軍全体が犠牲になることだってある。
亜希 それとは話が違う。
真島 何が違う?全く同じ理屈でしょう。
亜希 そもそもここは戦場じゃない。何で無実の人を殺して自分を救うことが正しいだなんて思えるの?
真島 私だけじゃない。清き一人の犠牲で何百もの命を救えるんです。
亜希 救う?どうやって?
真島 聖なる儀式で。
亜希 儀式?
真島 すぐに分かります。(亜希の顔をじっくり見る)フッ…私は奇跡を見ているようだ。何度見ても彼女の生き写しだ。
亜希 彼女?
そして冒頭のシーンに戻る。
正忠 妹を紹介しよう。
妹 やっとお会いできましたね。
☑️正忠の妹は亜希そっくりで白い着物を着ているのがなんとも意味ありげ。白い鹿?を彷彿とさせる感じ。
第6話を見てみて
今回は真島が亜希を生きたままさらう必要があったのは、「聖なる儀式」のためだったということがわかった。
そして気になるのは亜希をおびき寄せるために真島が連れ去ったゼターの生死がわからないこと。連れ去られる前に漫画に書き込みをしてそれによりヨンは亜希の連れて行かれた場所に辿り着けそうな感じだし、警察でもないのに今までゼターは大活躍だった。筆者的にはなんとなく生きているような気がする。
ここまで見てきて、一連の猟奇的な連続殺人事件は、日本では1件だけ。そしてフィンランドでは繰り返し赤口の日に事件が起きている。つまり、日本とフィンランドで同じような事件が起きたのは、真島が亜希をフィンランドに捜査という名目でこさせるためだったのではないか?と思った。
まだまだわからないことは多い。
・フィンランド警察でだれか信じられる人はいるのか?
・亜希の父親は真島の何を知っているのか?
・正忠の息子は亜希の父?
・正忠の妹はどうなったのか?亜希の関係は?
・ヴェリ&ルーカスの子孫もカルトに関係あるのか?
前回、宗教学の教授がこのカルトを説明する中で「鹿の神」と「聖なる乙女」とその血統、と言っていたので、亜希は正忠の妹の血を引くということ?もしかして亜希は妹の子供?
そういえば、亜希の兄の死の真相もいまだわからないままだけど、一連の事件に関係してるのか?
全8話なので、あと2話で違和感なく話の収拾がつくのかちょっと心配になってきたけど…
次回はラス前、どうなるのか楽しみ。
第7話・次回予告👇️
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