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日曜劇場【リブート】第7話 感想|崩壊の先の覚醒

ドラマ感想(コラム)
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今回のサブタイトルは「覚醒」だった。

けれど見ているあいだ、私はずっと「崩壊」の物語を見ている気がしていた。

きっかけは小さな出来事だった。

売人が刺される。

それは恋人を守ろうとした衝動だった。

そこから歯車が狂い始める。

自首。

警察。

逃走。

そしてリッカの転落。

ドミノの最初の一枚が倒れると、
あとは止まらない。

マチが壊れる。

マチが死ぬ。

冬橋が壊れる。

その中心にあったのは、マチのあの言葉だった。

「もっと力があれば」

彼女が欲しかったのは、支配の力ではない。
守る力だった。

助けてと言ってきた子どもを、誰一人見捨てたくない。
ただそれだけだった。

けれどその願いは、あまりにも大きすぎた。

冬橋は言う。

人のせいにして生きてねえよ、マチは。

その通りなのだと思う。

マチは騙されたわけでも、利用されただけでもない。

彼女は自分で選び、自分の足でそこへ向かった。

だからこれは、被害ではない。

戦いだったのだと思う。

そしてその戦いの終わりを見たとき、
冬橋はもう元の場所には戻れなくなった。

壊れたのは、マチだけではない。

気がつけば、夏海が守ってきたものはほとんど崩れてしまった。

子どもたちの居場所。

仲間たちの関係。

信じていたもの。

それでも物語のタイトルは「覚醒」だった。

崩壊の先で、人は変わる。

もう戻れない場所へ踏み出す。

あの夜、壊れたのはマチだけではなかった。

冬橋もまた、元の場所へは戻れなくなった。

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