2026年2月6日に放送された『元科捜研の主婦』第4話の、ネタバレを含む感想をまとめました。
今回は、亮介の「お受験」をきっかけに、小学校受験専門の塾で起きる集団感染と殺人事件が描かれます。
カリスマ講師・四方田は、子供の好奇心や意欲を大切にしたいと語る一方、塾の実績を優先する塾長と対立。
理想を掲げる言葉は立派なのだけれど、事件の真相がわかるにつれて、その考え方や行動にはどうにも危うさを感じました。
今回も吉岡一家の仲の良さや、兄・修一の手帳に残された「4.14」の謎など、今後につながりそうな部分も気になります。
ここから先、ネタバレを含みます。
亮介がお受験?
「科捜研のちびっこサイエンス教室」に参加した亮介は、会場の実験設備が充実している私立小学校に「あの小学校の1年生になりたい、お勉強頑張る」と言い出す。
そして詩織は「お受験」を調べてみようと、小学校受験専門の塾の説明会に参加する。
塾長・平井、そして「だるま先生」ことカリスマ講師・四方田も、かっこよくてお母さん受けよさそう。
それだけに……。
塾長は、この塾を選んだ時点で皆さんは勝ち組だと話す。
一方の四方田は、親が多くを望むと受験はうまくいかない、受験はきっかけにすぎず、子供の好奇心や意欲を育てることが大切だと語る。
なんだか大げさで、どうも胡散臭く感じてしまう。
この説明会で詩織の隣に座ったベテランお受験ママ・武藤さんはけっこう親切で、後々「ダルマ通信」から、四方田が以前のように熱心でないことや塾長との不仲を感じ取る鋭い考察にちょっとびっくり。
結局、亮介は友達の拓人くんが波止場小学校に行くので自分も同じ学校に行く、実験はお母さんとする、ということで、お受験話はないことに。
保健所が先に調べたのでは?
塾の説明会に参加していた親たち、詩織も含め、急に具合が悪くなり救急車で運ばれ、詩織は入院。
原因は、一般的な食中毒の原因菌である黄色ブドウ球菌が作り出す毒素「エンテロトキシン」。
しかし症状は食中毒なのに、塾で出たお弁当からはその菌が検出されなかった。
では一体どこから?
この件に関しては保健所が調査するということに。
ドラマの中では、加湿器が感染源だったと詩織が退院した後に科捜研で調べてわかるのだけれど……。
それよりも前に、保健所がお弁当に菌がないことがわかった時点ですぐに加湿器も調べたはず。
普通、いや絶対調べてると思うんだよなぁ。
だって科学に疎い素人の筆者だって調べるもの。
百歩譲って、保健所は「誰がどうやって」まではわからないにしても、少なくとも加湿器に「エンテロトキシン」の痕跡があって、感染は加湿器が原因というのはわかったはず。
なので、この部分に関してはモヤッとした。
「目を覚ましてほしかった」?
四方田は、難関校に入学させたという実績だけを求める塾長のやり方に納得できず、改善を求める。
しかし塾長は、以前に届いた脅迫メールの送り主、そして集団感染をさせたのも四方田とわかった上で、「私が警察に行けばあなたはもうこの業界では働けなくなるでしょう」と、柵のない屋上で四方田を追い詰める危険極まりない発言。
そして塾長は、後ろからポンッと押されたら落ちちゃうような場所でタバコを吸っていると……。
案の定、四方田は塾長を突き落として殺害。
そして自殺と見せかけるためにお粗末な偽装工作をするも、すぐ見破られる。
加湿器にエンテロトキシンを入れて集団感染させた四方田に、「どうして親たちを巻き込むようなことをしたんですか?」と詩織が問うと、四方田は親たちにも目を覚ましてほしかったと答える。
塾長を変えたのは親で、親たちの過度な期待やプレッシャーが塾長を追い詰め、難関校合格の実績ばかり気にするようになったのだという。
これは四方田の気持ちがよくわからない。
なぜ小学校受験専門の塾の講師をしていたのだろう?
受験専門の塾なのだから、少しでも良い小学校に子供を入学させたい親の中には無理を言う親もいるだろうし、受験が失敗することもあるだろう。
塾長の殺人、そして集団感染させた罪も重なって……。
いろいろ事情があったのかもしれないけれど、塾長と話して今の方針では一緒に働けないと思ったら、塾を辞めて自分が思う理想の塾を立ち上げるとか、塾までできないにしてもスーパー家庭教師になるとか、人を傷つける前にできることはいろいろあったんじゃないかと。
第4話を見てみて
序盤で加湿器の蒸気が気になる感じで描写されていたので、詳しいトリックはわからなかったけれど、まぁこれが原因なんだろうなと思って見ていたら、集団感染の原因はやっぱり加湿器だった。
そして塾長の殺害の偽装に関しては、詩織の「科学の力」は出てこない……というか、お粗末すぎて必要なかったのだろう。
いつも通り、終盤の詩織が科学のくれた答えを犯人・四方田に説明するシーンは見応えあり。
ちょっと気になったのは、四方田は液体の「エンテロトキシン」を加湿器に混入させていたけど、どこで入手したのだろう?
自分で作ったのだろうか?
もしどこかで買ってたら、すぐにバレちゃうだろうし……ということ。
吉岡家は今回も仲良し。
詩織が入院している間、亮介&道彦は協力して失敗しながらも家事をやったりしていたのは微笑ましい。
兄・修一の形見の手帳に書いてある「4.14」という数字に疑問を抱く道彦。
今はそれが何なのかまだわからないが、修一の死の真相が少しずつわかってくると思うので、今後の展開が楽しみ。

