2026年2月25日に放送された相棒24 第17話「惡の芽」の、ネタバレを含む感想をまとめました。
あらすじはテレビ朝日HPから引用させて頂きます。
打ち切りの漫画原作者の死の謎…
背後には“ある人物”の影が?亡くなった漫画原作者の弔問に訪れた薫(寺脇康文)は、その帰路、頭部に衝撃を受け、意識を失う。現場を見た右京(水谷豊)は故意の可能性を指摘。原作者の死も含め捜査を開始する。故人には、連載の打ち切り話が持ち上がっていたようで、打診した編集長は裏表が激しいと評判の人物。
いっぽう、作画担当の明智(福本伸一)には、故人と揉めていたという証言が。ただ、いずれもアリバイがあり、毒物や遺書は本人が用意したものだった。そんな中、著作権の相続について、原作を手伝っていた人物が権利を主張しているという証言が。担当編集者の湯田(オラキオ)に事情を尋ねると、原作者をその人物に変更し、連載を続ける話まで出ているらしい。
真相を確かめに向かった右京と薫は、そこで“ある事件”に遭遇。背後には、一連の出来事すべてをコントロールしているかのような、不気味な影が見え隠れしていた。
漫画原作者の死には様々な疑惑が
浮かび上がる怪しげな容疑者たち
背後で糸を引く人物の正体は…!?ゲスト:オラキオ、福本伸一
テレビ朝日「相棒」より
内容に関して詳しくは書きませんが、少しネタバレ含む感想を書きます。
以下、ネタバレが含まれます。
今回の話は…服毒自殺かと思われた漫画原作者が、原作の手伝いをしていた人、作画担当者を巻き込み編集担当者により殺害されていたという事件。
しかし事件解決後、右京さんはこの事件にどこか違和感を覚える。この感じ…かつての相棒・南井十のことが右京さんの頭をよぎる…
えっと、「南井十」ってだいぶ前の話だったような…ちょっと思い出すのに時間がかかった。そしてタイトルの「惡の芽」が南井の話が出てきてなんとなく腑に落ちる?…という感じ。
災難な亀山
工事現場から金槌が降ってきて負傷するも助かり、積み上げられたパレットが倒れてきて右京さんのお陰で助かる…と災難な亀山。
漫画原作者・倉石は服毒自殺とされたが、念の為調べてみるという亀山を事故に見せかけ殺害しようとした、ということのようだけれど。
誰かが湯田に指示して倉石の手伝いをしていた藤作と作画担当の明智にやらせていたなら、あまりにも幼稚で稚拙な計画。
亀山を狙うことで、裏で糸を引いている誰か(南井?その関係者?)が「僕(私)の存在に気づいてね、右京さん」という隠れたメッセージだったのかな?
弔問に行かない編集長
遺体の第一発見者は編集長・小森 壌。そして自分の担当する雑誌の多分長年連載をしてきたであろう漫画の原作者が目の間で亡くなったのを見ているのに、編集長は弔問に行かない。行くと言っていたのに結局行かなかった、そんなことってあるのかな?まぁ葬儀には行ったみたけだけど、出棺の前にそそくさと帰る…そして編集長は誰かにメールを送る、
そのメールはこんな感じ。
Cc/Bcc、差出人:小森 壌
多少、問題もありますが、およそ計画通りです
もちろん誰も知りません
編集長は所々でいろいろ怪しい感じだったけれど、メールにある「計画」とは雑誌が廃刊になることで上司に送ったメールということ?
結局今回の話では、編集長は殺害計画に加担していたわけではなかったような感じで話は終わるけど、実はメールの送り先は南井に関係ある誰かで、後に編集長も実は事件に関係あったとか?う〜ん、後々なんとでも言えそうな展開。
均衡の破綻
倉石の葬儀で集まった湯田、明智、藤作を前に特命係は藤作に殺害容疑で同行を願うと、動揺した藤作は「言われたことをやっただけで…」と、明智にも協力させて湯田にやれと言われたと言い出す。
藤作は証拠を見せようとするも、やり取りを一方的に消すことができるメッセージアプリを使っていたので、全てなくなっている。確認すると明智もそのやり取りがなくなっていた。証拠を消去し自分たちを切ろうとしたことに覚悟を決め、明智は全て湯田に頼まれたと告白。そして湯田は激昂。
湯田の計画
倉石の原作「九十九神」を乗っ取り、原作者を藤作として6話分先の原稿を完成させていた3人。湯田はだいぶ前から計画していた。
倉石の前担当者が亡くなったことで、編集担当になることができた湯田は藤作と明智を巻き込み作品を自分勝手に改ざんしたりし始める。すると読者には不評で部数が大幅に落ち、打ち切りを心配し倉石は湯田を遠ざける。その後に人気が回復したらとても自尊心が保てるとは思えなかった湯田は、いつしか倉石に消えてほしいと望むようになる。
作画担当・明智に「写真をくれないと画にできない!実際にやってみて写真撮って送ってくださいよ。」と倉石に毒物を買わせ、藤作に自筆の遺書を用意するために構想ノートを手に入れさせる。
そして倉石を出版社に呼び出し、自殺と見せかけるための小細工をし、倉石が買ったものと同じ種類の毒物を飲ませて殺害。その後書きためた作品で連載を乗っ取ろうとした。
自分たちは指示されたようにやっただけ、捜査に協力したら罪は軽くなるのか?という藤作と明智。倉石の件だけではなく、防犯カメラ、目撃者により亀山を襲った件は殺人未遂罪となると言われると、「湯田に脅されてもう消すしかないっていわれた。」と言い訳ばかり、湯田とつかみ合いに…
右京さんがそれをとめ「ひとつ大事なことを言い忘れていました。あの雑誌、廃刊するそうです。編集長も今回の責任で更迭されるでしょうが。」
亀山は「まだ上と編集長しか知らねぇってよ。」
藤作と明智は「そんな、それじゃ僕らはなんのために…」と呆然とする。
湯田は「倉石本人が買ったものと同じ種類の毒物を飲ませて殺害」となっているが、湯田は同じ種類の毒物をどうやって入手したのか?どこかで購入したのか?その部分は触れられていない。
何かがおかしい湯田
一方の湯田はちょっと病的とも思えるような考え方。湯田の計画を誘導したり後押しするような裏で糸を引いていたと思われるAI音声が入る。
湯田 僕は違う。小さい頃に親に捨てられて誰にも負けないように生きてきた。みんなに嫌われて…。でも倉石先生だけは優しくしてくれた。(泣く)
なのに結局皆と同じように僕を見捨てて…!(叫ぶ)それが死ぬほどつらかったんです!
右京 だから殺してもいいと?
湯田 一度親になったら、子供が1人前になるまで面倒見て全部与えきるのが親の責任じゃないんですか!
AI音声
マトリファジー ある種の蜘蛛は出産が終わると同時に自分の体を子供に食わせるそうです。おかげで子供は安全に育つことができる。本気で親になるというならば当然、そこまでやらなければ。中途半端な自己満足のために君の心を弄んだだけ。
そう言ってあげました。
かっこいい右京さんと亀山
犯行に関わった3人を前に右京さんは…
狼の性(さが)、梟の情(こころ)にして鼠のごとく窺い(うかがい)、狗(いぬ)のごとく盗む。土蜘蛛の性質を表す言葉で、梟とは親を裏切って食う不幸の鳥という意味だそうです。一体どのようなものなのか想像もつきませんが、あなた方のような存在なのかもしれませんねぇ。倉石先生ばかりか心配してくれた亀山くんまで。相手の気持ちなど考えず常に自分にとって都合が良いかだけ。あなた方のような人間は関わったが最後ですねぇ。
湯田 亀山さん。亀山さんもそんなふうに思ってるんですか?
亀山 倉石先生はな亡くなった前の担当さんと最後まで描ききろうって約束してたんだ。構想ノートによればあと3つの事件で完結だった。お前を遠ざけたのはなんとか打ち切りを延ばしてその約束を守ろうとしたからじゃねえのか?
湯田 えっ…?なんで今そんな話するんですか?(怒り気味にいう)
亀山 (遠くを見て)そうか、わからねえか。残念だ。
湯田 もういいよ。クソッ…。(子供みたいに座り込んでビービー泣く)
右京 その涙さえ、自分のためでしょうか?どんなに泣こうがわめこうがこの状況が変わることはありません。もう倉石先生が戻ってこないのと同じく…。あなたがしてしまったことはそういう取り返しのつかないことなのですよ。情状の余地などあるはずもなく ただただおぞましい。
南井の影?
最後のシーンはちょっと何が言いたいのか、よくわからなかった。
右京さんは、事件が解決するも湯田がなぜ亀山を殺そうと考えたのか?何かが腑に落ちない。
倉石が亡くなった時に亀山が美和子から電話があったというが、美和子に発信履歴なし、亀は着信履歴ありと判明。右京さんは、
もしも何者かが発信元を美和子さんと偽ってかけていたのだとしたら、君を呼び出しておいて湯田たちに強く疑われていると信じ込ませて、君を狙わせた。いや、むしろ倉石さん殺害さえもそのために起こした可能性も…。
亀山 え?あれ?右京さんなんかこの感じ前にも…。
右京 ええ。南井十(みないつなし)…。
AI音声
「テロリズム メサイア・コンプレックス」、「アンコンシャス・ヒポクリット 土蜘蛛」
そして、牢屋の中っぽいところでうつ伏せで血を吐いて?死んでいる男?が映り、
AI音声
「父さん杉下右京は気づいているでしょうか 僕達に」
そして、鉢植えの土の中から芽が出る
右京さんは南井十の写真を出し、亀山と共に思いを巡らす…終了。
ちょっと情報量が多くて混乱…伏線回収はあるのかな?
第16話を見て
湯田の歪んだ倉石を殺害した動機とか、指示通りに動いただけという2人とかは、ともかく、亀山を襲ったこと、その方法などは右京さんじゃないけれど、ホントになんでそんなことしたのか全くもってよくわからない。
まぁ、昨今の売上とか目の当たりにしていただろうに、自分の担当する漫画の雑誌が廃刊になるとは想像もつかず…いや、もしわかったとしても現実を受け入れられない湯田だから、糸を引く誰かに、亀山を襲え!と指示されるままに実行しただけなのかもしれない、きっと。
事件の裏に糸を引く存在がいたのは確かのようだけれど、それが誰なのか?はわからない。もはや人ではなくAIとか?
そして誰かが檻の中?で死んでいる?のが映るけれど、誰なのか顔を見てもよくわからない。殺人事件の首謀者として逮捕された湯田?いや顔が違う気がするんだよなぁ。
ならば、誰か(南井?)を「父さん」と呼ぶ誰か(AI音声)が、誰か(人間)になりすますために殺した?ちょっと何がなんだかわからない。どこかの部屋で椅子に座っていた人っぽいシルエットは人間なのか?人型ロボットとかってある?
後で伏線回収されてすっきりするタイプの話なのかもしれないけれど、記憶の新しいうちに回収してくれないと頭がこんがらがってしまう…
次週は拡大スペシャルのようなので、どんな感じの話になるのか楽しみ。
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