2026年元旦、テレビ朝日「相棒」の元旦スペシャルをまったり見てみた、姉です。
「相棒24」第10話・元日スペシャル「フィナーレ」。
あらすじはテレビ朝日HPから引用させて頂きます。
絶海の孤島に降り立った特命係
聖夜のホテルで何かが起こる!?クリスマス・イブ、右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は、美和子(鈴木砂羽)、小手鞠(森口瑤子)と共に聖島という孤島にあるホテルを目指していた。何者からか脅迫状が届いた美作章介(段田安則)というミステリー作家が、“警視庁イチの名刑事”である右京に捜査を依頼するため、自身のイベントが開かれるホテルに招待したのだ。美和子と小手鞠は旅行気分でついてきたらしい。ちなみに聖島は、『悪霊を祓うため、五人の人間を人柱にした』という言い伝えが残るいわくつきの場所。美作は、その伝承をベースに、後にシリーズ化される推理小説の一作目を執筆。五人の男女が一人、また一人と殺害されていくストーリーだという。
ホテルに到着した一行は、美作のマネージャーである相模舞(月城かなと)や、美作の下で作家見習いをしている増本文哉(森優作)らに迎えられる。かたわらにはなぜか、峯秋(石坂浩二)の姿もあった。美作を担当している出版社の香坂美登里(黒沢あすか)と何やら因縁がありそうだが…!? そんな中、イベント参加者の一人が、ホテルの従業員・日高桜子(濱田マリ)ともめている声が聞こえてくる。その場は、安東将彦(谷田歩)という出版社の社員が間に入って収まったが、どこか不穏な空気が漂い始めていた。
イベントが終わり、美作と顔を合わせた一行は、これまでの経緯を聞く。脅迫状には、『血塗られた夜をプレゼント』との文字があり、様式は美作の小説の挿絵とそっくりだった。悪趣味なユーモアにも思えたが、美作は最近、過激なファンから誹謗中傷を受けることがあり、実際に襲われて警察騒ぎになったこともあるという。そこで万が一に備えて、特命係に脅迫状の捜査を依頼したのだった。そうこうするうち関係者の一人が、密室で殺害される事件が発生。しかしそれは、これから起きる惨劇の序章に過ぎなかった。
推理小説になぞらえて起こる連続殺人
惨劇の舞台は嵐に閉ざされた絶海の孤島ホテル
特命係は運命づけられた“血塗られた聖夜”に
渦巻く陰謀を止めることができるのか!?ゲスト:段田安則、濱田マリ、月城かなと、黒沢あすか、谷田歩、森優作
テレビ朝日「相棒」より
内容に関して詳しくは書きませんが、少しネタバレ含む感想を書きます。
以下、ネタバレが含まれます。
今回の話は…
元旦スペシャルは予告やあらすじを見て、あまり期待しないで見始めたのだけれど、最初の頃の絶海の孤島に建つホテル外観のCG画像を見た時点で、事件の内容も辻褄が合わないような、ぼんやりした話になるのではないか、と不安な気持ちに。
ホテルの建つ、聖島は、「”悪霊を祓うため、五人の人間を人柱にした”という言い伝えが残るいわくつきの場所。」で、ミステリー作家の美作は、その伝承をベースに、後にシリーズ化される推理小説の一作目を執筆(五人の男女が一人、また一人と殺害されていくストーリー)。その本の挿絵にそっくっりの脅迫状が届いたことで、相棒の2人は美作の滞在しているホテルへ行くことになる。
ホテルのロビーには聖島の言い伝えの人形が5体飾られていて、1体の人形の頭がコロッと落ち、最初の事件(美作のマネージャーである相模舞が自室で死亡)が、推理小説の中の同じ部屋で起きる。
これが密室殺人だと大騒ぎになるのだけれど、すぐに亡くなった舞はガンの余命宣告されていたことがわかり、こちらは「それって自殺じゃないの?」って思って見ているので、皆で密室殺人のトリックをいろいろ考えたりしているのにぼんやりする。
そしてホテルがいつ建てられたのかわからないけれど、高級っぽいホテルなのに防犯カメラが1つも登場しない。まぁカメラはホテルに1つもなかった、あったとしても何も映っていなかった、ということだとしても…
その後ロビーに飾られた人形の頭が1つ2つと落ち、小説の中の殺害方法になぞられて事件が起き、次は誰が?となる。犯人が誰だかわからず、防犯カメラもないならたまたまホテルには捜査一課の刑事3人+特命係2人がいたので、人形に細工しているのが誰なのかロビーを見張っているわけにはいかないのかな?と不思議に思った。
最後に右京さんが舞は自殺であること、甲斐さん(甲斐峯秋)は停電した時にインクに毒を仕込んだ万年筆で刺したこと(一命を取り留める)、など作家の美作に話すけれど、インフルエンサー・八木沢が殺害された時間のトリックに関しては話しても、殺害方法に関しては特に触れない。
舞の父親は美作が無名だった頃の友人で、不慮の事故でケガをし、高校生だった娘に迷惑をかけないように、そして保険金を娘に残せるようにと、強盗に入られ殺害されたように自殺するも、右京さんが自殺であることを見破り、舞に辛い思いをさせていたことを美作は恨んでいた。
舞は自分がガンで余命長くないことを知ると、父親の事故は岡野が仕組んだものだったこと確かめ岡野を殺害。13年前の復讐に命を捧げることにした舞はその決意として、岡野を殺害した現場戻りに聖島の言い伝えの人形一体の頭を切り離して置いた…
結局、舞が復讐として殺したのは岡野と自分の2人。美作は特命係の庇護者の甲斐さん(一命を取り留める)とネットの誹謗中傷で舞や自分を苦しめた八木沢(死亡)、そして右京さんの計3人に復讐する。右京さんは自殺して命をお金に換えようとした父親のことを娘の舞に「あなたは正しく行きなさい。」と少しの情も解さず否定したので、一番苦しめる方法として事件を解決できず、目の前の犯人を逃すことで復讐しようとした。でもこれで小説になぞられたような5人への復讐ってことになるのか?
右京さんは美作が「甲斐さんをわざと殺さなかったのは、生きていればこそ警察は甲斐さんを救うために必死にヘリを飛ばそうとする。僕が気づく前に舞さんの遺体や甲斐さんを、いや証拠を早く遠ざけようとした。」というけれど、これがわからない。
舞の遺体はすでに解剖され、自殺と判明しているし、病院に運ばれた甲斐さんの体の傷口からは毒物も検出されているので、美作が右京さんが真実にたどり着く前に、海外へ逃げるつもりで甲斐さんを殺さなかったとするには全然時間が足りていない。右京さんが自分の本にたまたま毒物入りのインクの入っていた万年筆で美作にサインしてもらっていたので、それが証拠ということのようだけれど。
う〜ん…そもそも舞の父親がしようとしたことは保険金の詐欺に多分なるのだろうから、特命係が他殺ではなく自殺と真実を解明したことを美作が恨むのもどうかと思うし、舞が父親が自殺しようと思ったきっかけとなる事故を岡野が仕組んだことを知り思わず殺しちゃった、というのはわかったとしても、その後人形の首を取って殺害現場に置き他の人達に復讐していく覚悟を決めたなら、余命少ない舞が1人で甲斐さんに毒を刺し、八木沢を殺し、そのあと自殺すればよかったんじゃないの?と思った。
前回の9話でカフカさんも癌があちこちで進行していて末期の状態だった、という設定だっただけに、今回の舞もそうなのか、とちょっと食傷気味。ならばせめて、今までの美作の作品のトリックを考えていたのは実は舞で、残り少ない人生をかけた右京さんに対する挑戦だった、くらいの方が収まりが良いような気がする…
他にもいろいろ不思議に思うことはあったけど、まぁドラマだから、ね。
「島の言い伝え」、「絶海の孤島のホテル」、「聖夜」、「コナン・ドイル」、「アガサ・クリスティ」などいろんなキーワードが先走り、肝心のストーリーやミステリーのトリックがいまいちピンこないのは残念。甲斐さんが一命を取り留めてくれたのは良かった。
次回の相棒 第11話はどんな話なのか楽しみ。
最新話はTVerで配信中です。

