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相棒24 第18話 感想|ドミノに込められた復讐と17年前の真実

ドラマ感想(コラム)
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2026年3月4日に放送された相棒24 第18話「ドミノ」の、ネタバレを含む感想をまとめました。

あらすじはテレビ朝日HPから引用させて頂きます。

ネット検索の分野で世界シェアを伸ばしている気鋭のIT企業『ネクサーチ』の社長・関谷(田中幸太朗)が、“ドミノ”に組み込まれた銃で命を狙われた。事件に興味を持った右京(水谷豊)は、薫(寺脇康文)と共に捜査を開始。

現場で不可解な動きをしていた清掃員の青年・数原(豊田裕大)に接触する。事件とは無関係だと主張する数原だったが、なぜか自身の天才的な頭脳を隠しているようで…!? いっぽう、副社長の丹羽(浜野謙太)とは親しげな様子。聞けば、丹羽は数原の才能を認め、個人的に数学を教えているらしい。

さらに捜査を進めると、関谷が狙われたのは、検索エンジンを開発した17年前に何らかの理由がある可能性が浮上。当時、関谷と丹羽の恩師ともいえる大学教授が事故死していたことが分かる。そんな中、捜査一課は『ネクサーチ』の入退室記録から、丹羽を重要参考人として連行するが、丹羽は黙秘する。

将来を嘱望される社長はなぜ狙われたのか?
才能を隠す清掃員の青年には驚きの過去が…
死へのカウントダウン…“ドミノ”に隠された真実とは!?

ゲスト:豊田裕大、浜野謙太、田中幸太朗

テレビ朝日「相棒」より

内容に関して詳しくは書きませんが、少しネタバレ含む感想を書きます。

以下、ネタバレが含まれます。

今回の話は…父親を死に追いやった復讐を息子が綿密な計画を立て実行するも、復讐は失敗。そもそも勘違いで大義なき復讐だったので、失敗してよかったのだけれど…
映像的には大作のドミノのシーンが素晴らしくて見応えあり、といった感じ。

圧巻のドミノシーン

ドミノのシーンは2回。特に冒頭のドミノのシーンは印象的で仕掛けが見ていて楽しかったし、ドラマを最後まで見た後にもう一度見直すと、その時にはわからなかったメッセージがドミノに込められいたことがわかったりする。

花火のようなモチーフは「花火大会」を、「蝶のシンボルマーク」は17年前に教授のアルゴリズムを自分のものとして発表したころに作られた会社のシンボルマークで、ドミノ+蝶のシンボルマークで「バタフライ・エフェクト」を表現していたのかな、と思うと感慨深い。

1回目のドミノの最終的な仕掛けは拳銃の引き金がひかれるようになっていた。そして2回目のドミノは犯人が勉強して自作した爆弾のスイッチが入る仕掛け。

気になるのは1回目に使われた拳銃はどこから入手したのか、ということ。話の中ではそのことに最後まで触れられないけれど、もしかして拳銃も犯人が自分で作ったの?う〜ん…

どこかで聞いたことあるような…

中卒だけど天才的に頭の良い清掃員はホワイトボードに残ったアルゴリズムの一部を消して書き直す。これは映画「グッド・ウィル・ハンティング」の清掃員を演じたマット・デイモンが数式を解くシーンを彷彿させる。

関屋と丹羽が2人でガレージで起業っていうのは、アップルを立ち上げたスティーブ・ジョブズ&ウォズニアックっぽい感じ?いや2人の立ち上げた会社は「ネット検索の分野で世界シェアを伸ばしている気鋭のIT企業『ネクサーチ』」なので、スタンフォード大学の大学院生だったラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンがガレージで始めたグーグルの方がより近いか?

最低な社長・関谷

関谷がオフィスで銃で足を負傷し、恨まれるような人がいないか社員に話を聞けば、「あんなヤツ死ねばよかった」「気分次第でクビにする」「恨みがある人というなら社員全員」と言われる始末。

学生時代の榊教授のサプライズの計画では「嬉しいけど、PTSDがあるから花火のサプライズはダメだよ」って言われてるのに、立ち上げた会社が失敗続きでどうにかするには教授のアルゴリズムが欲しいと魔が差してサプライズ計画を実行。

偶然に偶然がたまたま重なって教授は死亡。アルゴリズムを手に入れることができたら、しれっと自分の名前でそれを発表…と、とんでもなく最低なヤツだ。

アルゴリズムを託す?

丹羽は学生当時、恩師である榊教授は奥さんを亡くし、4歳の息子がいるのを知っていた。榊教授が階段から転がり落ち、今際の際にデスクの鍵を丹羽の手に握らせ、「君たちに託すよ…応援してる。」といってアルゴリズムを託されたというけれど、本当に??

息子は無論、「そんなの嘘だ!」っていうけど、丹羽は「事実だよ。でも託されたアルゴリズムを関屋が自分の名前で発表するとは思わなかった。それは奪ったも同じことだね。」とか言って、右京さんたちも丹羽の話を疑わない。

そもそもシングルファザーの榊教授が今際の際に言うことが、一人息子のことじゃなくて自分のアルゴリズムのことだったの?話した相手が丹羽で学生だったから?

目をかけるのが遅すぎ

17年前に亡くなった恩師のアルゴリズムを託されたことで成功し、恩師に残された4歳の息子がいることを知っていながら、大人になった息子に会うまで何もしてこなかった丹羽。

丹羽は会社で清掃員として初めて会った数原が、すぐに恩師の息子と気付き、中卒なのに数学教えたら天才的で目をかけていた…「最初は罪滅ぼしの気持ちからだったが、その才能に心底惚れてしまった。本気で育てたいと思った。」なんていうけれど…

自分たちに成功をもたらしてくれた恩師のアルゴリズム。その恩師の一人息子の学費くらいもっと早いタイミングで援助できなかったの?

関谷は最低で論外だけど、丹羽も優しいのか?なんか違うような…

2回目のドミノの部屋

数原は爆弾を独学で作り、復讐したい相手が関谷と丹羽であることに気づいた特命係は、狙われている丹羽が講演している会場(多分大学?)にたどり着く。

ここまではわかるとして、問題は数原が丹羽を電話で呼び出した「東1号棟の4番教室」にどうやってたどり着いたのかな?ドミノの仕掛けを作るのにどのくらいの時間がかかるのかわからないけれど、教室を一つ一つ探して行き、ギリギリ仕掛けを止めるのに間に合ったということ?

爆弾にどのくらいの威力があるのかわからないが、仕掛けを作った数原は同じ教室内の壁の影に隠れていたので、自分も一緒に死のうとしていた?それともそんなに威力がない爆弾だったのか?

それにしても「大義なき復讐だった」っていうのはなんとも…

第18話を見て

今回の話では「バタフライ・エフェクト」、「風が吹けば桶屋が儲かる」など出てきたけど、天才が故になのかドミノを使った復讐にこだわり、本懐を遂げることができなかった数原は「策士策に溺れる」といったところか。

物語の中で数原は「父親は計画的に殺害され、アルゴリズムは盗まれた」というが、実は「偶然の事故死でアルゴリズムは託されたもの」なので、「大義なき復讐だった」と右京さんに言われてしまう。

偶然と偶然がたまたま重なって…という事故死であることは理解できるとしても、アルゴリズムを丹羽は本当に託された?

デスクの鍵を握らされ、「君たちに託すよ…応援してる。」って恩師に死ぬ前に言われたっていうけど、なんか素直に信じられない。

それにしても父親よ、死ぬ前にはアルゴリズムじゃなくて、4歳の1人息子を心配してくれ。

幸い復讐のターゲットだった2人は生きている。しかし数原は21歳、拳銃と爆弾を使った仕掛けで1人は怪我しているし、なんかいろんな罪が重なって大変そう。

今回の話は、なんといっても大作のドミノがすごかった。特に冒頭の「花火」や「蝶」のモチーフが最初はなんだかわからなかったけれど、ドラマを最後まで見てからもう一度最初のドミノを見直すと、そういうことだったのか、と最初とはまた違った見え方がして面白い。

次週は相棒24・最終話、どんな感じの話になるのか楽しみ。

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