2026年2月4日に放送された相棒24 第15話「他人の顔」の、ネタバレを含む感想をまとめました。
あらすじはテレビ朝日HPから引用させて頂きます。
15年前の行方不明少女は自分!?
AIが予測した現在の顔と瓜二つの女を待ち受ける運命とは!?15年前に佐伯友里枝という3歳の少女が行方不明になった事件を取り上げたテレビ番組が、AIで現在の顔立ちを予測。その顔は、美和子(鈴木砂羽)が通うジムのインストラクター・結衣(並木彩華)と、瓜二つだった。
もし、結衣が友里枝だとしたら、結衣が親と信じていた人物こそが、“誘拐犯”ということになってしまう。美和子は、結衣を右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)に紹介し、相談に乗ってもらうことに。聞くと、結衣の両親は離婚しており、母は2年前に病気で他界。継父は「そんなこと気にするな」と取り合わないという。
興味を持った右京は、薫と共に友里枝の母親・真由美(遠藤久美子)が営む飲食店を訪れる。当時の経緯を聞くと、シングルマザーだった真由美は、ちょっとした買い物のため、常連客の男性に一時的に友里枝の面倒を見てもらうことにしたのだが、その常連客が数分、目を離しているすきに、友里枝の姿が見えなくなってしまったという。責任を感じた常連客は、支援団体を立ち上げたそうだが、最近、飛び降り自殺を遂げたらしい。その死に疑問を抱いた右京と薫は、行方不明の一件も含めて調べを進める。
15年前、少女の身に何があったのか?
現在の転落死との意外な接点とは…!?
時を超えた事件が驚きの結末に収束する!ゲスト:遠藤久美子、並木彩華
テレビ朝日「相棒」より
内容に関して詳しくは書きませんが、少しネタバレ含む感想を書きます。
以下、ネタバレが含まれます。
今回の話は…15年前、娘が行方不明になり悲しんでいる女性が他の子を自分の子供として誘拐。女は再婚の際、誘拐された子だと知りながらその女性と結婚。そして誘拐の片棒を担いだ女はその秘密を知った男性を殺害。本当の母親は白血病でそれを知った娘は骨髄移植する…という感じなのだけれど…
なんか既視感のある話、というか2時間ドラマとかでよくある話という印象。新しいところといえば誘拐当時3歳の女の子の写真からAIが作った現在18歳の女性の画像が当の本人に瓜二つってところかな…
話の内容はわかるけれど、誘拐されていたことを知った娘は今後、戸籍上だれの子供として生きることになるのか、自分の意志で選ぶことができたりするのか?ちょっとわからなくてモヤモヤした。
戸籍謄本には問題ない
テレビの行方不明者を捜しているという番組で15年前、3歳で行方不明になった当時の友里枝の写真からAIが作った現在18歳の女性の画像が、自分と瓜二つだと思った北澤結衣は特命係に捜査をお願いするが、真実を知りたいというよりも、母親が誘拐したなんて思いたくない…つまり、この時点では自分は友里枝ではないということを確かめたかった感じ。そして自分の戸籍謄本を右京さんに見せる。しかし結衣の戸籍謄本に問題はない。
この時点で、結衣の母、北澤喬子には娘がいたけれど行方不明とかなんだろうな、と思った。今回の話では子供を誘拐した犯人・喬子は2年前に亡くなっているからなのか、誘拐の罪についてあまり触れないけれど、そもそも誘拐した喬子が一番悪いんだよな、死に逃げか…と思った。
そして喬子が15年前に再婚した北澤栄次は、結婚の時に喬子の連れ子が誘拐した子だと知っていた。「警察に話したら妻が捕まってしまうのに耐えられなかった」とか言ってるけど、ちょっとそんな奥さん怖くないか?
名探偵・山田徳治
佐伯真由美の店の常連客・山田徳治は15年前に真由美に頼まれて当時3歳の娘・友里枝ちゃんを預かっていたがちょっとタバコ買いに行って戻ったら友里枝がいなくなってしまい、それ以来友里枝ちゃんを捜す会の代表を務めていた。
近所で店をやっている聡美の店で水引細工を見た徳治は、誘拐現場に落ちていたものが水引細工だったこと、そして友里枝ちゃんをいなくなってすぐ捜していた時に聡美の店に女性がいたことを思い出す。
さらにその女性が喬子であること、聡美との関係性を調べ上げ、喬子の娘の顔を確認しに東京の勤務先に行き、顔を見て友里枝と確信し、父親の会社に娘のことを確認しに行く。
その後、聡美に詰め寄り、警察に行くと告げると、聡美に花瓶で後頭部を殴られ死亡。
老人・山田徳治は警察でもない一般人なのに名探偵並みの推理力・洞察力・行動力。惜しむらくは1人で聡美に会いに行き詰め寄ったこと。
怪力・聡美
橋の下で遺体で見つかった山田徳治を地元警察は橋から身を投げた自殺と処理したが、実際は聡美が殴り殺し橋から遺体を落としていた。
死亡現場の写真では「うつ伏せ」で亡くなっている山田徳治。たしか聡美は花瓶で後頭部を殴って殺していたけれど…
まぁそれはそれとして、聡美は自分の店で殺し、遺体を1人で車に乗せて運び、大きな橋の欄干から落として自殺を偽装。聡美は中年女性っぽいけれど、1人でそんなことできる?けっこうな力持ちということかな。
下仁田ネギと赤城豚の煮物
結衣は右京さん達と一緒に友里枝の母・佐伯真由美の店に行き、店の看板料理「下仁田ネギと赤城豚の煮物」のにおいに覚えがあることで自分は誘拐された友里枝だったと気付きハッとする。結衣を見た真由美も娘を見間違えるわけないと確信。
この煮物、最後の頃にもみんなで食べて美味しいってシーンがあるのだけれど、確かにちょっと美味しそうなので、レシピが知りたい。
白血病の母
もう長くは生きられないという白血病の母・真由美。結衣が誘拐された真由美の娘・友里枝(血の繋がりのある娘)だったいうことがわかった後に、真由美と結衣の白血球の型が適合し、骨髄移植ができることになった…
まぁ本当によかったことだけれど、なんだかこういう結末にするために今回の話が作られたような気がしてしまった。
第15話を見て
自分の娘がいなくなり、悲しみに暮れたとはいえ他人の子を誘拐して自分の娘とする喬子。2年前に亡くなっているせいか、その罪についてあまり触れられていないけど、死に逃げだよなぁと思った。
喬子の誘拐の片棒を担いだ聡美は、真実を知った山田徳治を殺し、自殺に見せかけるための隠蔽工作では見た目以上に力持ち。結局自分が片棒担いだことがバレるのか嫌で殺したのか?
そして15年間、聡美は全てを知った上で、しれっと真由美たちと一緒に友里枝ちゃんを捜したりしたのは疑われたり、バレないように活動をチェックしたかったから?
喬子の夫もどうかと思う、結婚した妻の連れ子は誘拐してきた誰かの子と知っていても警察に届けず生活し続け、妻が亡くなった後でも、隠し続けるために当時の誘拐現場を無きものとしようと、一帯を開発しマンション建てようとしたり…
ちょっと残念なのは、重度の糖尿病を患い足が不自由な一般人だけれど、だれの力も借りず真実にたどり着き、1人で聡美に詰め寄り殺されてしまった名探偵・山田徳治。
隠蔽工作で燃えた聡美の店からインスリンの注射キットやたぶん紙なのにうまい具合に燃え残った水引細工が発見されたりしたのはちょっと無理矢理な感じ。
一番気になるのは、誘拐されていたことを知った娘は今後、戸籍上だれの子供として生きることになるのか、自分の意志で選ぶことができたりするのか?そして誘拐を知っていた父親は罪に問われないのか?ということ。
あ…真由美と父親が結婚すれば話が早い?いやいや…
考えてみれば、友里枝を誘拐した喬子は、すぐに金持ちそうな男と再婚したけど、誘拐された友里枝の母・真由美は群馬で店の看板料理「下仁田ネギと赤城豚の煮物」を作って独り身で細々と店を続けてきたってなんだかひどい話。
2年前に喬子はなにが原因で亡くなったのかわからないが、これは妄想だけれど、例えば…
「誘拐犯・喬子は白血病でドナーが見つからなくて亡くなったが、真由美は同じ白血病でもは血の繋がりのある娘が見つかり骨髄移植できることになった」とかならけっこう皮肉。
というわけで、今回の話はどこかで前に見たような、それも一度や二度ではなく、古今東西よくある話で特別目新しい内容ではなかった。
新しいことといえば、行方不明になった当時3歳の友里枝ちゃんの写真からAIが15年後の姿を予想し作った画像が当の本人と瓜二つ、という部分。
そうそう、右京さんたちが捜査したのに結局、多摩川で行方不明になった本当の北澤結衣ちゃんは見つからないままなのはモヤモヤするので、同じAIに当時の結衣ちゃんの写真から予想した画像を作ってもらったら良かったのでは?
もちろん、そんなに都合よくAIの作った画像が当の本人にそっくりとなるとは限らないだろうし、実際の結衣ちゃんは現在生きているかもわからないので、やっぱり右京さんでも結衣ちゃんは見つけられないかな…
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