2026年1月16日から始まった『元科捜研の主婦』初回拡大スペシャル(第1話)の、ネタバレを含む感想をまとめました。
テレビ東京と講談社が共同で原作を開発したオリジナルストーリーということで楽しみにしていました。
元科捜研の詩織、捜査一課刑事の夫・道彦、そして幼稚園児の亮介。
事件を科学の力で解いていくところはもちろんだけれど、まず印象に残ったのは、この3人の家族関係がとても良いこと。
さらに、普段は優しいお母さんの詩織が白衣を着た瞬間、一気に“科捜研の顔”になるのもカッコいい。
初回スペシャルらしく登場人物の紹介もしっかりありつつ、事件の謎解きまで楽しく見られる第1話でした。
内容に関してはあまり詳しくは書きませんが、少しネタバレを含む感想と気になったことを書いていきます。
ここから先、ネタバレを含みます。
「主婦」と書いて「おんな」と読む
まずタイトルが『元科捜研の主婦』って、てっきり「しゅふ」と読むのかと思ったら、「主婦」で「おんな」と読むのを知らなかった。
沢口靖子さんの『科捜研の女』はそのまま「おんな」だけに、ちょっとややこしいタイトル。
ただ、沢口靖子さんのほうは1月23日(金)のスペシャルでファイナルとなるので、それ以降はややこしいこともないか……。
理系のお母さん・詩織
「科学はいつも私の味方だ」という、元科捜研の松本まりかさん演じる詩織。
長男・亮介に卵と小麦のアレルギーがあれば、それ以外の材料で目玉焼き風のものを作ったり、幼稚園に行くまでのしりとり遊びも2人で「リチウム」「無水エタノール」「ルーペ」「ペニシリン」と理科っぽい。
幼稚園の先生に油性マジックのシミの落とし方をアドバイスしたり、亮介の「なんで?」に、一緒に実験をしながらわかりやすく丁寧に解説してくれる姿は、こんなお母さんいたらいいなぁと見ていて亮介が羨ましい。
理解があり優しい夫・道彦
横山裕さん演じる詩織の夫・道彦は、捜査一課の刑事になってまだ3カ月。
かつて「科捜研のエース」といわれた妻・詩織が専業主婦をしていることに我慢や無理をさせているのではないかと、いつも気遣っていて優しい。
詩織と息子の関係も微笑ましいが、息子と父親の関係、夫婦関係も良好で、相手を思いやっている感じや尊重している感じも自然で、見ていてほっこりする家族関係なのがとても良い。
誰が犯人なのかは問題ではない?
ゲストの袴田吉彦さんは、被害者の夫で大学教授。そして妻が殺された死亡推定時刻には完璧なアリバイがある……。
でも、袴田吉彦さんだからね。
犯人はこの人なんだろうと最初からそう思って見ているので、そのトリックをどうやって詩織が解明していくのかが面白いところ。
なので今回の話は、もう最初に犯人がわかっちゃってる『刑事コロンボ』とかみたいな気分で楽しめた。
白衣を着るとスイッチが入る
殺人事件は「被疑者死亡で送致」となるが、道彦はどうしても違和感があり、それが何なのか詩織は科捜研に行き、同期のさくらや新しく入った倉田と一緒に調べる。
この時、捨てられずに持参した白衣を詩織が着ると、何かのスイッチが入ったかのように、いや何かが降りてきたかのように表情がスッと変わり、「では始めましょう」となる……。
これが何しろカッコいい。
さすが松本まりかさん!
きっと次回もこのシーンがあるのではないかと期待してしまう。
科学の力で事件を解明
詩織は亮介との遊び「影踏み」で、亮介に「影が短くなるのはなんで?」と聞かれ、その実験をしている最中に事件のヒントがひらめいたりする。
影から違和感を持ち、被害者の着衣を調べ2種類の花粉を発見。
そして夫のアリバイから犯行可能な範囲を絞り込み、見事科学の力で犯行現場を見つけ出し……となる。
そして犯人の神田一成は観念して全てを話すのだけれど、実際の犯行現場から詩織はモニター越しに犯人の目の前でそのトリックを解明していき、完璧なアリバイが崩れていく過程は見ていて面白かった。
兄・修一の爆発事故と怪しい副所長
道彦は制服を着た警察官だった6年前に、捜査一課の刑事だった兄・修一を爆発事故で亡くしている。
この件はきっとこの後、実はあの爆発事故は……的な感じで話が出てくるのかなと思う。
そして科捜研の副所長・加藤は、こっそり誰かと電話で、吉岡詩織がまた科捜研に首を突っ込もうとしているので目を離さないようにすると話していたりした。
しかも「元科捜研で死んだ吉岡修一の義理の妹です」とわざわざ説明している。
もしかすると、修一の亡くなった件に関して、詩織に調べられたらまずいことがあるのかも??
第1話を見てみて
なんとなく父親が刑事のドラマは忙しくて子供と一緒に過ごす時間がなくて、父親にあまりなついてなかったりするような気がするので、このドラマは捜査一課の刑事の家庭でも円満なのが良い。
科学的な話はちょっとよくわからないけれど、事件解決のヒントを子供との遊びでひらめいたり、母親として、刑事の妻として、科捜研での切れ者として……と、松本まりかさん演じる詩織は安心して見ていられる。
今回は初回スペシャルということもあって、登場人物の紹介、事件解決までの展開などゆっくりめだったけれど、途中で中だるみもなく楽しく見ることができた。
次週はどんなトリックや謎を「科学の力で解明」するのか楽しみ。

