先週に続き、WOWOW 連続ドラマW「1972 渚の螢火」第4話を見てみた、姉です。
WOWOW 連続ドラマW「1972 渚の螢火」 (全5話)の原作は坂上泉さんの同名小説。”本土復帰目前、混沌とした沖縄で繰り広げられるクライムサスペンス”。
第1話は11月10日の時点で「まるごと無料配信」中。
どんな感じのドラマなのかWOWOWさんのHPから引用させて頂きます。
1972年、本土復帰を間近に控えた沖縄で、100万ドルの米ドル札を積んだ現金輸送車が襲われ行方を絶った。円ドル交換が完全な形で遂行できなければ日米外交紛争に発展しかねないと、琉球警察はこれを秘密裏に解決する特別対策室を編成した。班長に任命されたのは警視庁派遣から沖縄に戻ってきた真栄田(高橋一生)。そのほか、同級生でありながら真栄田をライバル視する捜査一課班長・与那覇(青木崇高)、そして定年を控えたベテランの玉城(小林薫)をはじめとするたったの5人のメンバー。事件解決のタイムリミットは本土復帰までの18日間。捜査を進めるうちに、事態は沖縄財界や地元ギャング、さらには米軍関係者を巻き込み、二転三転していく……。真栄田らは期限までに100万ドルを取り戻し、犯人を捕らえることができるのか――。沖縄の未来を懸けた戦いが始まる!
WOWOW HPより
本編予告映像はこちら。
キャスト(敬称略)
- 高橋一生:真栄田太一(琉球警察・本土復帰特別対策室班長)
- 青木崇高:与那覇清徳(琉球警察・捜査一課班長)
- 城田優:ジャック・シンスケ・イケザワ(米軍・CID(アメリカ陸軍犯罪捜査局)の憲兵大尉)
- 清島千楓:新里愛子(琉球警察・本土復帰特別対策室の事務員)
- 嘉島陸:宮里武男(沖縄の不良グループ・宮里ギャングのリーダー)
- 佐久本宝:稲嶺コウジ(宮里ギャングのメンバー)
- 広田亮平:比嘉雄二(琉球警察・石川南署捜査課の捜査員)
- MAAKIII:伊波正美(コザの外れにあるバー・カリホルニヤの雇われママ)
- 北香那:真栄田真弓(真栄田太一の妻)
- Jeffrey Rowe:オーガスト・ミラー(在沖米国総領事館・二等書記官)
- 藤木志ぃさー:座間味喜福(琉球警察・本部長)
- ベンガル:喜屋武幸勇(琉球警察・刑事部長)
- 沢村一樹:川平朝雄(川平興業の社長で沖縄政財界の重鎮)
- 小林薫:玉城泰栄(琉球警察のベテラン刑事)
第4話「アメリカ世」のあらすじは…
アジトにいた川平を取り調べる真栄田だったが、「島を捨てたお前が、沖縄の未来を語るな」と非難されてしまう。動揺する真栄田を気遣い、「お前にしかできないこともある」と励ます玉城。その後、再びイケザワと面会し、外交官のミラー(ジェフリー・ロウ)が沖縄に舞い戻ったことを知った真栄田は、稲嶺(佐久本宝)が病床で放った言葉を手掛かりに、100万ドル強奪事件の裏に隠された真実を手繰り寄せていく……。
WOWOW HPより
ということで、早速どんな感じなのか見てみた。
内容に関してはあまり詳しく書きませんが、少しネタバレも含む感想を書きます。(原作の小説は未読です)
ここから一部ネタバレを含みます。
宮里ギャングたちが襲撃されたアジトで無傷だった川平朝雄は、事情聴取を受けた後、米軍基地に逃げ込む。
真栄田と与那覇は襲撃現場のアジトで宮里ギャング5人、正美、川平、宮里の姉・シズの8人が写った写真を見つける。みな戦争孤児で収容所で生活をともにし、家族のようだった。
川平が外交官ミラーに現金強奪の計画を持ちかけ、ミラーは19年ぶりに沖縄へ派遣されることとなった。そして19年前におきた娼婦殺害事件の犯人はミラーで、その被害者の中に宮里の姉・シズがいた(最近おきた娼婦殺害事件の犯人もミラー)。
19年前、警察は犯人がミラーとわかっていても、当時沖縄領事館にいたミラーは外交官特権で逮捕をまぬがれアメリカへ逃げ帰っていた。
真栄田は川平が計画をミラーに持ちかけ沖縄におびき寄せたのは、19年前のシズの復讐のためではないかと推測。そして19年前のシズが殺害された事件当時、玉城は応援でかけつけていたことがわかり、警察内部のインフォーマーは玉城ではないか?と疑いを持つ。
アジト襲撃で生き残った宮里ギャングのメンバー稲嶺が入院している病院で、玉城の過去を川平から聞いていたことを知ると、稲嶺を亡き者としようと首を絞める玉城…という感じ。
「戦争マラリア」
今回の話の中で出てくる「戦争マラリア」。石垣出身の真栄田は当時5歳。おじい、おばあ、妹、父をマラリアで亡くしている。
石垣は沖縄本島のような直接的な戦闘には至らなかったが、終戦間際の1945年、敵の上陸にそなえ日本軍は島民に山間部への避難を命じた。そこはマラリアの有病地帯で、島民も軍も知っていたが無理やりその場所へ閉じ込めた…とドラマの中では説明されている。
どんなことだったのかドラマを見た後に調べてみた。一部抜粋して引用させてもらいます。
戦争マラリア
戦争マラリア(せんそうマラリア)は、第二次世界大戦時の沖縄県で、有病地に強制疎開させられた一般住民や、駐留した日本軍の軍人・軍属等が罹患したマラリアである。戦争という状況の下で発生したマラリアであるため、平時のマラリアと区別して戦争マラリアと呼ばれる。
ウィキペディア「戦争マラリア」より
アメリカ世
第4話のタイトル「アメリカ世」は、「アメリカゆー」とふりがながふられていました。ドラマの中では「アメリカゆー」のことは「アメリカゆー」のうちに…といった感じで使われていました。
こちらも調べてみたので、一部抜粋して引用させてもらいます。
アメリカ合衆国による沖縄統治は、1945年(昭和20年)のアメリカ軍による沖縄占領から、1972年(昭和47年)5月15日の沖縄本土復帰に至るまでの、27年間に及ぶアメリカ合衆国による占領統治時代のことである。
沖縄では「アメリカ世(沖縄方言で「アメリカゆー」と発音)」ともいわれる。
ウィキペディア「アメリカ合衆国による沖縄統治」より
内務省秘密保安部門「SY」
独自に調査をしていたCID(アメリカ陸軍犯罪捜査局)の憲兵大尉・イケザワに真栄田は呼び出され、100万ドル強奪事件やアジト襲撃事件に関与したのはCIDではなく、アメリカ内務省の秘密保安部門「SY」の者たち、つまり内務省が関与していて、要注意人物として外交官ミラーの名前が上がっていたことを知らされる。
なぜ内務省が出てきたのかイケザワによると、「沖縄返還の約束である円ドル交換がもし円滑に行われない場合、沖縄も日本もアメリカの庇護のもとにあるべきだという強力な外交カードを手に入れることができる。琉球は国防総省(ペンタゴン)が支配する島です。同じアメリカ政府の国務省が自らそんな計画を立ち上げるとは考えられない。ペンタゴンから外交官ミラーの行動に注意せよと情報がもたらされていた。」ということらしい。
ミラーと宮里たちをつないだ協力者は川平だったということだ。
しかし、ミラーは内務省の大義名分があって行動しているようには全く見えず、単に100万ドルを手に入れることと沖縄で女性を殺めたいだけのように見えてならない。
インフォーマー
そういえば警察内部の「インフォーマー」は誰なのか?これもちょっと「この人なのかな…」と思ってはいたけれど、今回で19年前の宮里シズの殺害事件を知っていて真栄田に黙っていたり、「明日だ…これであんたと俺はもう会うことはない」と川平が言った相手は…玉城。
真栄田は自分の子供の名付け親になってほしいと玉城に言っていたりして、なんとも…ただ、玉城の本当の目的は何なのかはまだわからない。
第4話を見てみて
今まで見てきて、19年前、そして近ごろの連続娼婦殺害事件の犯人がミラーであること、シズを殺された宮里(シズの弟)や川平(シズを愛していた)がミラーに復讐したいと思う動機はなんとなく想像できた。
しかし、川平がミラーに持ちかけた計画、沖縄を支配するペンタゴンに対してアメリカ内務省が主導権を握るための作戦っていうのはちょっとよくわからなかった。
強奪した100万ドルがないことで、沖縄の主導権を握るのがペンタゴンから内務省になったりするのか?内務省の陰謀だとペンタゴンがわかった時点で、沖縄に流通していたドルがもともと100万ドル少なかったことにしたり、空の現金輸送車を事故風に炎上させて100万ドル燃えちゃった、とかにすればいいのでは?う〜ん…
アジト襲撃で負傷し入院している宮里ギャングのメンバーの稲嶺は、川平から玉城は終戦後の収容所の時代に敗残兵で「うちなーんちゅを殺した」ときいていた。それを知った玉城はなんと稲嶺の首を絞めて殺そうとする…玉城は一体どういう人物なのか?
川平は「明日だ、これであんたと俺はもう会うことはない」と玉城に告げる。玉城と川平の関係は?2人は組んでなにか企みがあるのか?100万ドルは戻るのか?
筆者の勝手な想像では、なんとなく宮里・川平・玉城は死にそうな気がする。ミラーはどうなる?抵抗してイケザワに射殺されるとか?追い詰められて自害するとか?
いよいよ、「沖縄本土復帰まであと1日」。
次週はいよいよ最終話。どんな結末となるのか楽しみ。
【第1話まるごと無料配信】連続ドラマW 1972 渚の螢火【WOWOW】(11月10日現在)

