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ドラマ「怪物」日本版第7話と韓国版第9・10話の少しネタバレ含む感想

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日本版「怪物」第7話とオリジナル韓国版「怪物」の第9・10話を見てみた、姉です。

WOWOW 連続ドラマW「怪物」 (全10話)は、第1話のみならず第2話まで無料配信中(YouTubeでまるごと無料配信中)。

そしてWOWOWではオリジナル韓国版(以下、韓国版とします)の全16話を見ることができる(9月30日まで、要加入)。

ということで、日本版の第7話は韓国版と比べてどんな感じになるのか楽しみにしていた。

日本版の第7話のあらすじはWOWOWさんのHPから引用させていただきます。

突然の柳の死に騒然となる羽多野署内――。何者かが柳を自殺に導いたことが判明し、事件がまだ終わりではないことが示唆される。凛子の証言が新たな疑惑を呼び起こす中、富樫は柳が残した言葉をたどり、妹の遺体を捜し続ける。その結果、中橋の私有地から次々と白骨死体が発見されるが、その中に琴音とみられるものはなかった。だがその後、富樫の母・紀子の発した一言が25年間覆い隠されていた仰天の事実へと富樫を導く。

WOWOW ドラマW「怪物」より

日本版の主役2人は安田顕さん演じる富樫浩之、水上恒司さん演じる八代真人。
韓国版では富樫=ドンシク(シン・ハギュンさん)、八代=ジュウォン(ヨ・ジングさん)。
以下それぞれを富樫・八代、ドンシク・ジュウォンとします。

内容に関してはあまり詳しく書きませんが、日本版と韓国版のちょっとした違いや、今回は少しネタバレを含む感想を書きます。

まず最初に、日本版は全10話、韓国版は全16話と6話韓国版の方が長いので、日本版の第7話が韓国版の第9話「浮かぶ」、第10話「沈む」とほぼ同じ内容になる。※韓国版にはエピソードタイトルがあります。

そして第7話の日本版は49分で、韓国版の第9話が1時間01分、第10話が1時間02分なので計123分。韓国版の方が74分長い。

時間の長さが違うので当たり前だけれど、韓国版のほうが全体的に細かい人物像や状況まで描かれている。細かい部分はさておき、気になった部分について少し書きます。

以下、少しネタバレ含みます。

日本版は連続殺人犯が勾留中に死亡してから、そんなに時間がたっていない感じの始まり方だけれど、韓国版は死亡してから3ヶ月後ということで話が始まる。

八代にあたるジュウォンは監察に呼ばれ、おとり捜査で女性が亡くなった件を全て話し、自ら処分を求め多分3ヶ月の停職?となり戻ってきた(復職する)というところから話が始まるが、八代はだいぶ話が進んでから、監察に呼ばれ全て話すも処分がくだされるかどうかわからない状態で話が進む。

3ヶ月の間にジュウォンはだいぶ雰囲気が変わり、仕事のときはいつもスーツか制服だったのが、少しカジュアルな服装になって、車もシボレーの青いスポーツカーから同じシボレーでも黒のSUVっぽい車に変わっている。

興味深いのは見た目や車だけでなく、真面目で融通の効かない感じから、少し狡猾な感じになっていたりするので面白い。日本版の八代はまだ停職にもなっていないからか、それほどの変化は見られない。

そして3ヶ月の間、凛子(剛力彩芽さん)にあたるジェイ(チェ・ソンウンさん)は、店を閉めて町を離れ釜山に行っていた。なぜ町を離れまた戻ることになったのかなどの経緯が描かれているが、日本版には出てこない。

「俺が妹をお前に返したんだ」と言った連続殺人の犯人の言葉を半分信じながら、富樫・ドンシクは自宅の庭を掘って妹を探すが、最終的に自宅の地下室の壁の中から妹が発見される。(生前妹がしていた指輪をしている白骨遺体が発見される)

ちなみに生前妹がしていた指輪は、韓国版は小さな赤い石がついたシンプルな指輪で、日本版は小さな多分青い石と蝶がついている特徴的な指輪だったりする。

富樫・ドンシクは母親の言葉からヒントを得て妹はここにいるんじゃないかと、自宅の地下室の壁を一心不乱に壊すのだけれど、このシーンは韓国版の方が壊す壁がちゃんとしていて良い。日本版の壁はちょっと取ってつけたみたいな壊しやすそうな壁で違和感あり。

発見された遺体を調べると連続殺人の被害者に共通する首を絞められたことで舌骨が折れているという特徴が、妹にはない。

「妹は俺じゃない」「俺が妹をお前に返したんだ」と犯人が言っていたことと一致することもあり、富樫・ドンシクは妹を殺害した犯人は他の誰かだと確信するのだけれど…

ちょっとわからないのは、ではなぜ指を切断して富樫・ドンシクの家の庭に並べて置いたのか?確か他の白骨遺体は指を切断されていても、目につくところに指が並べて置いてあったことはないはず…

遺体を壁の中に隠した連続殺人の犯人が、仲の良い富樫・ドンシクに妹は死んだんだよ、近くにいるんだよ、ということを知らせるために庭に指を並べたのか?

犯人が死亡してしまったので、遺体は隠すも指を並べた理由はわからないままなのかもしれない。

そして最後に署長(韓国版は所長)が口封じ?のためなのか殺されてしまうのだけれど、署長と富樫の関係と、韓国版の所長とドンシクの関係は見ていてだいぶ違う。

日本版では富樫と署長の接点はほとんど描かれていないが、韓国版は所長とドンシクは派出所で日々顔をあわせ、ともに働き、皆といっしょによく食事に行ったりする。そう日本版の光石研さん演じる森平課長と富樫の関係に近い。

なので、日本版の署長が亡くなった時の富樫・八代をはじめ周りの人たちの反応と、韓国版の所長が亡くなった時のドンシク・ジュウォンと周りの人達の反応は全く違い、ドンシクは所長の遺体を前に”おじさん”と呼び泣き崩れる。

ということで日本版第7話、韓国版第9・10話は、富樫・ドンシクの自宅の地下室の壁の中から妹が発見されるが、妹は連続殺人の犯人ではない他の誰かに殺害されていたことが判明する。連続殺人の犯人が死亡するきっかけを作ったのが署長(署長)ではないかと疑い始めると、何者かによって署長(署長)が殺害されてしまうというのがおおまかな話の流れ。

次週は田所議員(高畑淳子さん)と、その息子・幹男(藤森慎吾さん)の出番が多そうなので、どんな感じに話が展開していくのか楽しみ。

今回は少しネタバレになってしまったけれど、このくらいにしておきます。

日本版「怪物」第1話・第2話まるごと無料配信中です。2025年8月18日現在。

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