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WOWOWドラマ「1972 渚の螢火」第5話(最終話):ちょっとネタバレ含む感想

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先週に続き、WOWOW 連続ドラマW「1972 渚の螢火」第5話(最終話)を見てみた、姉です。

WOWOW 連続ドラマW「1972 渚の螢火」 (全5話)の原作は坂上泉さんの同名小説。”本土復帰目前、混沌とした沖縄で繰り広げられるクライムサスペンス”。

第1話は11月17日の時点で「まるごと無料配信」中。

どんな感じのドラマなのかWOWOWさんのHPから引用させて頂きます。

1972年、本土復帰を間近に控えた沖縄で、100万ドルの米ドル札を積んだ現金輸送車が襲われ行方を絶った。円ドル交換が完全な形で遂行できなければ日米外交紛争に発展しかねないと、琉球警察はこれを秘密裏に解決する特別対策室を編成した。班長に任命されたのは警視庁派遣から沖縄に戻ってきた真栄田(高橋一生)。そのほか、同級生でありながら真栄田をライバル視する捜査一課班長・与那覇(青木崇高)、そして定年を控えたベテランの玉城(小林薫)をはじめとするたったの5人のメンバー。事件解決のタイムリミットは本土復帰までの18日間。捜査を進めるうちに、事態は沖縄財界や地元ギャング、さらには米軍関係者を巻き込み、二転三転していく……。真栄田らは期限までに100万ドルを取り戻し、犯人を捕らえることができるのか――。沖縄の未来を懸けた戦いが始まる!

WOWOW HPより

本編予告映像はこちら。

キャスト(敬称略)

  • 高橋一生:真栄田太一(琉球警察・本土復帰特別対策室班長)
  • 青木崇高:与那覇清徳(琉球警察・捜査一課班長)
  • 城田優:ジャック・シンスケ・イケザワ(米軍・CID(アメリカ陸軍犯罪捜査局)の憲兵大尉)
  • 清島千楓:新里愛子(琉球警察・本土復帰特別対策室の事務員)
  • 嘉島陸:宮里武男(沖縄の不良グループ・宮里ギャングのリーダー)
  • 佐久本宝:稲嶺コウジ(宮里ギャングのメンバー)
  • 広田亮平:比嘉雄二(琉球警察・石川南署捜査課の捜査員)
  • MAAKIII:伊波正美(コザの外れにあるバー・カリホルニヤの雇われママ)
  • 北香那:真栄田真弓(真栄田太一の妻)
  • Jeffrey Rowe:オーガスト・ミラー(在沖米国総領事館・二等書記官)
  • 藤木志ぃさー:座間味喜福(琉球警察・本部長)
  • ベンガル:喜屋武幸勇(琉球警察・刑事部長)
  • 沢村一樹:川平朝雄(川平興業の社長で沖縄政財界の重鎮)
  • 小林薫:玉城泰栄(琉球警察のベテラン刑事)

第5話(最終話)「螢火」のあらすじは…

宮里たちを救いたい一心から、警察に出頭する正美。川平と宮里が「サザンクロス」に潜伏していることを聞き出した真栄田と与那覇は、100万ドルの受け渡し現場に踏み込んでいく。琉球警察、そしてCIDの包囲の中、19年間に及ぶ復讐劇に終止符が打たれる。そして、沖縄の本土復帰が果たされる中、玉城は真栄田をなぎさに連れ出し、すべての真相を語り始める。激動の沖縄を舞台にしたクライムサスペンスが幕を下ろす――。

WOWOW HPより

ということで、早速どんな感じなのか見てみた。

内容に関してはあまり詳しく書きませんが、少しネタバレも含む感想を書きます。(原作の小説は未読です)

ここから一部ネタバレを含みます。

おおまかな流れとしては…

本土復帰まで17時間。川平は100万ドルを渡すとミラーをサザンクロスに呼び出し、シズの復讐をしようとするが、そこに真栄田をはじめとする琉球警察、イケザワ率いるCIDが来る。結果的に宮里はミラーに、ミラーは川平に、川平はCIDに銃で撃たれ死亡。

稲嶺を殺害したのち行方をくらましていた玉城は、川平との出会い、うちなーんちゅ(同胞)を殺しその場に川平がいたこと、警察官になりシズが殺害された時に川平と会い、復讐が果たされるまで計画の全てに加担しろと脅されていたことなど真栄田に告白。警察署へ向かう…といった感じ。

宮里の敵討ち

「サザンクロス」で川平が琉球警察官に確保された後、外交官であるミラーを拘束することができずミラーは立ち去ろうとすると、隠れていた宮里は刃物でミラーに襲いかかりミラーは助けを求める。

しかし助けに入ろうとする真栄田を刑事部長の喜屋武は引き止める。そして誰も宮里を止めることなく揉み合いになっている中、ミラーは宮里を銃で撃ち、宮里は死亡。

喜屋武が真栄田を引き止め、他の警察官も敵を取ろうとする宮里を止めようとしないのがなんとも印象に残る。結果的に姉・シズの敵は取れず、宮里姉弟はミラーに殺されてしまうのだから無念…

外交問題にならなかったの?

琉球警察官たちや米軍・CID(アメリカ陸軍犯罪捜査局)のチームがいる中で、外交官のミラーは誰にも拘束する権限がないことをいいことにその場を立ち去ろうとする、そして川平に銃で撃たれてミラーは死亡。川平はイケザワの制止が間に合わず部下が川平を射殺。

「サザンクロス」から遺体を運び出し、イケザワは真栄田に敬礼。24時を迎え、本土復帰の5月15日となったことを知らせるためか、街にはサイレンが鳴り響く、といった感じなのだけれど…

琉球警察は無事に100万ドルを取り戻すことができたけれど、イケザワと真栄田は外交問題に発展しかねないので、川平が外交官であるミラーに復讐する(殺害する)ことを止めなきゃいけないといっていた件は失敗に終わる。

ギリギリ本土復帰前に起きたことなので、最後にイケザワが真栄田に敬礼していたことが、全ては丸く収まるようにするので大丈夫という意味だったかのか?その後どのようにこの件が処理されたのかわからないのはちょっとモヤモヤする。

正美はどうなった?

宮里と川平が「サザンクロス」にいることがわかったのは、2人を助けてほしいと出頭してきた正美から情報を得たから。

正美が100万ドル強奪事件にどれだけ関わっていたのかはわからないけれど、その後の正美がどうなったのかはわからずじまい。

玉城の正体

玉城は自分が過去にうちなーんちゅを殺したことを川平から聞いて知っていた稲嶺を殺害し、姿を消していた。

真栄田は玉城に家に行き、稲嶺殺しの容疑で「令状請求の準備をしている」ことを告げると、玉城は「その前に行きたいところがある」と、2人でビーチへ。そこは玉城がうちなーんちゅを殺した収容所のあった場所。そして真栄田に今までのことを話す。

沖縄戦で玉城は少年兵で構成された「護郷隊」で小隊長をしていた時に川平と一緒だった。激戦で隊は全滅。その後、収容所を襲っていた上官が現れ、いつの間にかそれに加担してしまった。

玉城は上官に「敵の収容所におちたお前らは全員スパイとみなす!見せしめだ、殺せ。」と言われ、うちなーんちゅを殺してしまう。それに憤慨した川平ともみ合いになる中、殺したのが見覚えのある曹長殿(玉城)だとわかる。

その後、玉城は琉球警察に入るが、それを知った川平は、復讐が果たされる日まで計画の全てに加担しろと脅迫してきた…そしてインフォーマーとなったのだという。

この玉城の告白のシーンは結構長く時間が取られているのだけれど、話を聞いてもちょっと気持ちがよくわからないというか、玉城には幻滅した。

第5話(最終話)を見てみて

宮里、川平、ミラーが死ぬのはなんとなく想像していたし、筆者は勝手に玉城も自責の念にかられて死ぬのでは?と思っていた。

玉城がどんな罪に問われどんな判決が出たのかわからないし、外交官ミラーが殺害されたことがどのように処理されて外交問題にならなかったのかもわからない。イケザワがうまいこと処理したって考えておけばいいのか?一連の事件に関しては、なんだかモヤモヤする終わり方だった。

本編が終わったあとに、エンドロールが流れる中、沖縄が本土に復帰してからの事柄の新聞記事が次々と映し出される。

  • 「戦後初代知事に屋良氏」
  • 「沖縄国際海洋博」
  • 「具志堅 世界ジュニアフライ級タイトル戦勝利」
  • 「復帰後最大6万人が参加 米兵少女乱暴事件糾弾県大会」
  • 「地位協定見直しを 8万5000人 基地に怒り」
  • 「24万人の”平和の礎”除幕 沖縄戦終結50周年」
  • 「普天間基地を全面返還」
  • 「米軍普天間飛行場 無条件返還の声強まる」
  • 「沖尚 悲願の初優勝」
  • 「米国ヘリ沖縄国際大学に墜落」
  • 「2米兵女性暴行」
  • 「辺野古埋め立て承認へ」
  • 「オスプレイ墜落」
  • 「慰霊の日 次世代へ継ぐ 77周年」
  • 「変わらぬ基地 続く苦悩 沖縄の民意届かず」

そして最後は航空機のプロペラ音で終わる…。

映し出される新聞記事の中にはニュースで見聞きしたことがあるものもあったけれど、本土復帰後も沖縄には様々な問題が現在に至るまで続いているということを、このドラマを見た後だけに、特に考えさせられたとても印象に残る終わり方だった。

「1972 渚の螢火」全話を見て

沖縄が本土復帰する直前の話ということで、戦争に関することや当時の理不尽な出来事など出てくる話なのかなとは思っていたけれど、あれだけ外交問題に発展しかねないと言っていた外交官ミラーが殺害され、その後どうなったのかきちんとわからないし、玉城にも失望するし終わり方としてはモヤモヤした感じ。そういえば、真栄田の子供は誰が命名したのだろう?

全話を通して会話の中では沖縄の言葉(方言?)がたくさん使わていて、その翻訳はなかったので、こんな感じの意味なのかな?と想像しながら見るのがちょっと気になったし、ちゃんと意味がわかりたかったので残念だけれど、ドラマの中で出てくるキーワード「戦果アギヤー」「清明祭」「アメリカ世」「戦争マラリア」などの言葉は、見終わった後に自分で調べたりする機会があり、とても勉強になった。

ドラマの中で言うところの沖縄に行ったこともない「ないちゃー」の筆者にとって、沖縄のことを何も知らないことを再認識することとなり、いろんなことを考えさせられるドラマだった。

【第1話まるごと無料配信】連続ドラマW 1972 渚の螢火【WOWOW】(11月17日現在)

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