テレビ東京のドラマ「法廷のドラゴン」は結局、脱落すること無く第8話(最終回)まで楽しく見ることのできた、姉です。
最終局「まさかの大悪手!?VS奇跡の一手!」のあらすじは、テレ東プラスさんから引用させて頂きます。
政治家スクープ訴訟で敵の罠で所長の虎太郎(高杉真宙)が逮捕され、歩田法律事務所は大ピンチに!兎羽(白石麻衣)は、これ以上迷惑をかけられないからと、自分の書いた記事が捏造であることを認め事務所を去ろうとする。すると、竜美(上白石萌音)は「兎羽ちゃんと将棋を指したい」と言う。3年半前に、お互いの将棋人生を奪った対局が再び…。元弁護士政治家からの猛攻撃に、将棋弁護士と仲間たちが奇跡の一手を指す!?
テレ東プラスより
今回の最終話は先週からの続きです。
詳しい内容に関しては書きませんが、気になったことをいくつか書きます。
先週わからなかったことで、最終回でわかったこと。
まず、なぜ竜美が兎羽に「友達をなくす手」を指したのか?
虎太郎(高杉真宙さん)、利江(小林聡美さん)、竜美の両親(和久井映見さん・田辺誠一さん)が見守る中、竜美(上白石萌音さん)と兎羽(白石麻衣さん)が将棋を指している時に、兎羽が話を切り出す。
兎羽
「ずっと聞きたかった。将棋人生最後の一局…それも竜美に負けるなら、いっそ攻めまくられて完全に詰まされたかったのに…。まるで私の心を折るような手を指し続けてた。最後は形作りすらさせてもらえない惨めな負け方だった。どうしてあんな手…。」
竜美
「だって…兎羽ちゃんと一瞬でも長く指し続けてたかったんだもん。この一局が終わったら兎羽ちゃんがいなくなる。いつだって2人で少しでもいい手、強い手を探して、勉強して一緒に上を目指してた兎羽ちゃんが…。だから指して、無我夢中で指して…指し続けてる間は一緒にあの空気の中にいられたから。」
う〜ん…将棋のことわからないので、そういうものなのか?兎羽の気持ちはなんとなくわかるけど、竜美の気持ちはちょっと…対局の結果は「千日手」で引き分け。竜美は涙をこぼし「ごめんなさい…あの対局で兎羽が傷つくなんて全然わからなくて…」と謝り、兎羽は「もういいよ。私こそ負けたのに礼もしないし、「負けました」も言わずにあの場からいなくなったことを謝りたかった…」そして、竜美も「もういいよ」とお互いを許して仲直り。
次に、なぜ兎羽は竜美を代理人に選んだのか?
仲直りした対局のあとに兎羽が虎太郎、利江、竜美の前で話す。
兎羽
「裁判を乗り切るには誰かの力が必要だった。それも私が心から信じられる人の助けが。」
…ということで、竜美を代理人に選んだ。
今回の話は、報道記者である兎羽が、衆議院議員・柘植(福士誠治さん)のインタビュー記事はねつ造であると名誉棄損で訴えられ、柘植の狙いは兎羽が内緒で録音した音声データを「すべての取材資料の破棄」という条件をつけて和解すること。
だけどその日、柘植はインタビューを一時中断して、兎羽の上司、東京テレビの報道デスク・黒須直実(映美くららさん)に会い、内部告者から得た資料と裏金問題について聞かれている。
羽兎が内緒でしていた録音が多分あるだろうから、それを封印するために訴えるなんてことは思いついても、裏金問題を聞きに来た黒須が録音や録画をしているとは考えが及ばなかったのか?
内部告発した人は疑惑の事故で入院したとはいえ、ちゃんと生きてるし、裏金問題を隠蔽するならもっと他にしなちゃいけないことはあったわけで、元弁護士・衆議院議員 柘植は巧妙に見えて浅はかというか…
竜美の法廷に立つ時の勝負服姿はかっこよかったけれど、最終回くらいは第1話の時のように着物と袴をビシッと着るルーティンを期待していたのでちょっと残念。
結末は竜美の勝ちなのだけど、元弁護士の柘植を相手にそこに行き着くまでの作戦や虎太郎や利江の活躍は、見ていて爽快。最初から最後まで楽しく見ることのできた最終回だった。
「法廷のドラゴン」を全話見て、一番印象に残ったのはキャストの皆さんがとても良かったこと。特に天童竜美を演じた上白石萌音さんは安心して見ることができた。将棋は駒の動かし方もルールもわからないで見ていたけれど、それなりに楽しむことはできた。ただ、多分将棋が少しでもわかればもっと楽しめたのだろうなと思う。全8話、中だるみ無く一貫して法廷と将棋の話で終わってくれてよかった。続編が見てみたい作品の1つだ。
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