海外作家の本は気付くと絶版で買えないことがある

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はい、読書は紙の本派の妹です。

最近の文庫本は気付くと1000円以上する。もうハードカバーの本との差がなくなりそうな勢いで、文庫本も値上がりしていた。

そうなると買う本を厳選しなくてはならないのだが、本屋に行くとあれもこれもと欲しくなる。ならば行かなければいいのだが、やっぱり好きで行ってしまう。

新しい本を買うのもいいが、中古の絶版になった本を買うのも好きだ。そんなわけで家には本が読み終えたのも、読んでないのも含めてごちゃごちゃとある。

売ってしまえばいいのだが、どうにも捨てられない本として、海外作家ものがある。よほどのロングセラーでなければ、簡単に絶版になってしまい二度と読めなくなる。なので売れずにおいてある状態だ。

ふとSFの復刊された本を見ているうちに、残りの人生を費やし、第1回からヒューゴー賞やネビュラ賞受賞作品の、長編小説を読むというのはどうだろうかと考えた。

そこでまず、ヒューゴー賞の第1回受賞作を調べたら、アルフレッド・ベスターの『分解された男』(別題『破壊された男』)だった。『分解された男』は絶版だが、『破壊された男』は購入できる。

では、第2回の受賞作を見ると、マーク・クリフトンの『ボシイの時代』だった。こちらは既に絶版、しかしプレミア価格はついていないようなので、状態さえこだわらなければ安く買えそうだ。

よし、この調子で第3回も見てみよう。受賞作はロバート・A・ハインラインの『ダブル・スター』(『太陽系帝国の危機』から改題)だ。人気作家の作品なのだから、普通にあるだろうと思ったら絶版。しかもプレミア価格だ。さっそく頓挫したかと思ったら、『太陽系帝国の危機』のほうならそこそこ安価で売っていた。

ネビュラ賞も似たような状況だった。第1回はフランク・ハーバートの『デューン/砂の惑星』なので入手は出来る。しかし第2回のサミュエル・R・ディレイニー『バベル-17』からもう絶版だ。こちらも状態にこだわらなければ、安価で入手できるが先行きが不安になる。

海外作家のものはこういった調子で、有名作家であろうとも絶版になる。金を払えばいいのかもしれないが、安価で探そうとすると先に寿命が尽きそうな気がした。

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