2026年5月27日に放送された「LOVED ONE(ラブドワン)」第7話のちょっとネタバレを含む感想をまとめました。
原作はなく、完全オリジナル…ということなので、楽しみにしていました。
実力派脚本家陣が特別タッグを組んでお届けする本作は、「法医学」という舞台を通して、誰かに愛されていた“生きていた時間”の記憶を紡いでいく。個性豊かなキャラクターや異色のテーマが融合した、静かな余韻を残す一作となっている。
フジテレビHPより
どんな感じのドラマなのかというと…
日本では、年間およそ20万体もの遺体が「死因不明」のまま扱われていると言われている。しかし、法医学者による解剖が行われるのは、そのうちわずか1割程度。海外では一般的とされる死因究明も、日本ではまだ十分に行き届いていないのが現実だ。
今もなお、多くの“死の真相”が闇に葬られている。そんな現状を打破すべく、アメリカの死因究明制度を導入することに。厚生労働省主導で新たに立ち上げられた法医学専門チーム「MEJ(メディカルイグザミナージャパン)」は、警察への調査指示や解剖の決定など、死因究明において捜査権限を持っている。
そして、科学的知識と鋭い推理によって“隠された真実”を解き明かすだけでなく、その先にある“残された人の想い”にも向き合っていく。衝突し、迷いながらも成長していく個性豊かなメンバーたちが、“死因不明社会”と揶揄される日本の常識を、少しずつ覆していく。
フジテレビHPより
キャスト(敬称略)
- 水沢真澄(ディーン・フジオカ)…メディカルイグザミナー・変わり者の天才法医学者
- 桐生麻帆(瀧内公美)…真澄とバディを組むMEJのセンター長
- 本田雅人(八木勇征)…死後画像診断専門の法医学者
- 高森蓮介(綱 啓永)…臨床法医学専門の法医学者
- 松原涼音(安斉星来)…法歯学・骨学専門の法医学者
- 吉本由季子(川床明日香)…検査技官
- 篠塚拓実(草川拓弥)…麻帆の後輩・パートナー
- 井川 薫(上川拓郎)…所轄の若手刑事
- 山崎慎也(小松和重)…桐生麻帆の上司
- 堂島穂乃果(山口紗弥加)…所轄の敏腕刑事
ゲスト(敬称略)
- 天城耕一(堀内 健)…人気タレント
- 武藤和彦(丸山智己)…演出家
あらすじはフジテレビHPで。
【第7話 30秒予告】
内容に関してはあまり詳しくは書きませんが、少しネタバレ含む感想と気になったことを書いていきます。
流れとしては、
20周年を迎える人気バラエティー番組の祝賀会で、番組MCである人気タレント・天城耕一(堀内 健)が、会場で転落死。しかし、その遺体には目立った外傷がなく極めて不自然な状態。
第一発見者は、天城と共に長年番組を支えてきた演出の武藤和彦(丸山智己)。かつては、共に熱い夢を語り合った同志であったが、今では番組の打ち合わせにも顔を出さず、時間ばかり気にするようになってしまった。
そんな折、警察上層部は自殺として処理しようとする。しかし真澄たちは真相究明に動く。同じ夢を追っていた天城は、なぜ変わってしまったのか。不自然な転落死はどのようにして起きたのか…
ここから先、ネタバレを含みます。。
謎の転落死と死因
【現場の状況】
井川刑事 天城耕一さん、55歳、男性。局で行われていた番組の20周年の祝賀会の最中に飛び降りたとみられています。第一発見者は「ゆうサタ」の総合演出を務める武藤和彦さん。大きな音を聞いて外の状況を確認しに行ったところ、転落した天城さんを発見して通報したそうです。
現場に遺書のようなものがなかったことから、衝動的に飛び降りたとみられています。
真澄 あの高さからの飛び降りにしては、ご遺体が綺麗すぎます。出血量や外傷も少ない。矛盾します。
【死因】
真澄 死因は外傷性ショックです。腹腔内出血のほかに頚椎や胸椎の骨折も確認できました。内部の損傷具合から見て強い衝撃を受けたことに間違いはないと思われます。
高森 でも外表の挫創が軽度ですよね。
真澄 はい。飛び降り自殺の所見としては疑問が残ります。まるで体の内部だけが転落したかのような状態です。また高所から転落した時には見られない微細な挫裂創がありました。それともう1つ気になる点があります。舌の側面についた舌咬傷です。
高森 確かに。飛び降りの場合、下顎が急激に閉口方向に動き傷の多くは前方に現れます。
真澄 さらに頭蓋骨には古い骨折痕も見られました。
松原 何か繋がりますかね?
真澄 現時点では分かりません。ですがただの飛び降り自殺とは考えにくいです。
☑️井川は「現場に遺書のようなものがなかったことから、衝動的に飛び降りたとみられています。」。堂島も「精神的に不安定だったという情報も入ってる。」と言っていたけれど、現場は雨が降っていたとはいえ、ほとんど出血していないなんておかしいと思いそうだけれど…
太田検事の思惑は?
車の中で太田は「そうですか。MEJは今度、天城さんの件で…。困りましたね。」と誰かと電話で話している。そして…
堂島は署長に呼び出され、
堂島 どういうことですか?警察は手を引くって。
署長 状況から見てただの飛び降りだ。自殺願望があったという証言もある。
堂島 それを今MEJが調べているところです。
署長 状況から見てもただの自殺だ。
そこに太田検事が入ってくる。
太田 堂島さんじゃないですか。今日もお元気そうで。ふぅ…お帰りください。
井川はMEJのメンバーに「上が事件性なしで処理する方針で動いています上からの圧力なので、こればっかりは堂島さんでもどうにもならないかと。」と報告。
真澄は机の上のコインを見る。
☑️コインを見ることで、圧力には太田が関係しているのでは?と真澄が思っているっぽいことがわかる。
☑️警察の方針に反して真澄たちMEJは真相解明に動く。そのため今回は関係者に話を聞きに行くときも、真相を伝える時も警察関係者は立ち会わない。
【厚労省に連絡】
太田は車の中からMEJを作った厚労省に電話。
太田 お電話失礼します。MEJの件ですが、検察側がどう思ってるかわかってますよね?
麻帆上司・山崎 わかりました。MEJの内情を探ります。
太田 山崎さんはホントに頭のいい人だ。
山崎 はい。その件はわかり次第ご報告します。
この会話を麻帆の後輩&パートナー篠塚が聞いている。
☑️太田(検察)が、今回の件をなぜ自殺として処理したかったのか、MEJについて検察がどう思っているのかなどの真相は最後までわからないまま。
☑️篠塚は久しぶりの登場。上司の会話を聞いた篠塚が今後どんな役割を果たすのか気になる。
悲しむ素振りのない武藤
真澄と麻帆は第一発見者・武藤に天城のことを聞きに行くと…
最近は業務的なことだけマネージャーの奥さんとやり取りしてただけだったんで。ホントに変わってしまいましたよあいつは。今やあいつは国民的人気タレント。こっちはその人気にすがるしかない弱小制作会社。あいつにとってはこの番組は他にたくさんある番組の一つでしかなかったんですよ。すいません。いろいろ愚痴みたいに。
☑️真澄が真相を伝えるまで、武藤は天城のことを「変わってしまった。」「あんな奴じゃなかった。」となにしろ愚痴る。一番疑われる第一発見者がこんなに愚痴っていて大丈夫?と思うほどだった。
☑️さらに「一緒に番組を作り上げてきた盟友の死」に、武藤が悲しむ様子はない。
真相までの過程
●武藤に見せてもらった資料で、天城が5年前に長期休暇をとっていた事を知る。
●天城の頭蓋骨の骨折痕は5年以上前のものだと判明。
●天城の妻に話を聞き、天城は30分単位でストイックに時間管理をしていた。
●5年前に番組スタッフが照明を倒してしまい天城は頭にケガ(骨折痕)。武藤はその場にいたが、骨折のことまでは知らない(頭の骨折痕は隠蔽された事故だった)。
●麻帆は天城の妻と話し、夫が服用していた薬を預かる。
●祝賀会の当日の生配信の映像に何かを運ぶ武藤が映っていて、水色のスーツケースがなくなっていることが分かる。
真澄は数独を始めてコンプリート。「ピースが揃う…かもしれません。」となる。
☑️上からの圧力で警察が手を引いた事件をMEJが解明しても問題ないのか?またMEJをとめられないのか?と不思議に思った。
真相
要点をまとめると…真澄と麻帆は天城が発見された場所へ武藤を呼ぶ。
①微細な挫裂創→天城は高所からの転落前に別の事故に遭っていた→階段から転げ落ちた。
●天城と武藤が話している時に、立ち去ろうとする天城を振り向かせようと肩を軽くつかむと階段から天城が転がり落ちる。そして天城は泡を口から出して動かない、それを死んでいると思った。
●防御創がなかったこと、舌の側面に傷があることから「てんかん」の症状が出ていた。
②武藤は天城をスーツケースに入れて運び、屋上?の縁に置くと「勝手に動いて」落ちた→てんかんの発作から意識を取り戻した
●天城は5年前の事故で「外傷性てんかん」を患い「抗てんかん薬」を服用していた。「外傷性てんかん」は頭部外傷で脳を傷つけた時に現れる後遺症。屋上でスーツケースが勝手に動いたのは、天城がてんかんの発作から意識を取り戻したため。
☑️つまり、てんかんの症状が出ていた天城が階段から落ち、死んだと思った武藤は、屋上からの転落死を偽装するためにスーツケースに天城を入れて屋上の縁に置くと、中の天城が意識を取り戻しバタバタ暴れたことで落っこちた、ということ。
武藤は天城が生きているとは思っていなかったのだろうけれど、スーツケースの中で意識を取り戻した天城を結果的に殺してしまったのだから最低だ。
天城の思い
天城はあの事故があって以来、武藤に知られないために発作のパターンとその対応のために徹底的に時間を管理していた。
「てんかん」が表に出れば原因も突き止められてしまう。そうしたら番組にも調査が入る。天城が妻に2人だけの間の秘密にしてくれ頼む。
妻 仕事もう辞めてもいいんじゃない?最近発作の回数も増えてるし体も限界なんじゃ…。
天城 あと少しだけ。20年…やっぱり武藤さんにも花持たせてやりたいから。無名時代から2人で一緒に作ってきた番組だし、正念場なんだよ。番組なんて簡単に切られる時代だし、立て直そうとしてみんな頑張ってくれてるから。
●番組から距離を取って常に時間ばかり気にしていたのは、二人の特別な思いが詰まった番組を守るため。
●責任感が強い武藤のことを誰よりも知っているのは天城、病気を知ったら番組を終わらせると思った。
●ずっと家では武藤の話ばかりしていて、亡くなるまで病気を隠し通したのは何よりも大切な武藤との時間を守るためだった。
天城が隠していた病気、武藤と番組に対する気持ちを知り、武藤は声を上げて泣き崩れる。
☑️武藤は真澄と麻帆から真相を聞くまで、天城の死を悲しんでいる様子が見えなかった。しかしさすがに自分の勘違いで生きていた天城をスーツケースに入れ、屋上で意識を取り戻したにもかかわらず、落下して死んで(殺して)しまったことを知ると大泣きする。
まぁ、そもそも階段から天城が落ちた時に救急車も呼ばず、自己保身のためスーツケースに入れて隠そうとする武藤の発想に天城に対する気持ちが透けて見えるし、人としてどうかと思う。
最終的にどうなった?
☑️今回の事件、警察は動かないのでMEJが真相を解明して武藤に話すときにも真澄と麻帆だけ。人を殺めた武藤に真澄と麻帆だけで話しして大丈夫?って心配になる。堂島や井川が立ち会わないので、武藤が逮捕とか連行されたりしない。
一方、ニュースでは「TV局内で起きた不審死 天城耕一死亡事件、MEJが真相究明へ」と、真澄が質問をされていたりする。
太田検事もMEJの前には登場しないし、結局武藤がどうなったのかわからないまま話が終わる。
前回の第6話も政治がらみの話だったので、上から圧力はかかっていたが、最終的に「不起訴になった」と結果はわかった。今回は武藤がどうなったのかわからずにモヤモヤする。
白峯事件
今回も「白峯事件」に関することが少しわかってくる。
誰かの部屋。
当時の新聞記事がまとめられている。
●「白峯町で再び絞殺遺体 20代会社員女性、搬送後に死亡」
●「白峯事件を巡る再審請求、棄却」
殺人罪に問われ、逮捕・起訴された芹沢真一元被告の姉、芹沢明子さんが「弟は無罪だ」として申し立てていた再審請求について、22日これを棄却する決定を下した。
部屋の座椅子?に座っている誰か(シルエットなので見えない)は、真澄が”MEJがどんな組織なのか”質問されている映像をテレビで見ている。
当時の机の上には新聞記事、横には葛飾区小菅の住所で芹沢真一から練馬区の芹沢明子(姉)あての封筒が複数束ねてある。
以上。
☑️新聞に芹沢真一元被告とあるので、もう死んでいる?拘置所・刑務所で亡くなったのか?死刑が執行されたのか?
☑️芹沢真一が東京都葛飾区小菅…東京拘置所?から練馬区の芹沢明子に送った手紙が何通も保管していることを考えると、部屋で顔の映らない人物は姉の芹沢明子?
第7話を見てみて
今回の話は、殺してしまったと焦り自己保身のため、実際は生きてたのに気付かずに殺しちゃったっていうとんでもない話。
そして、事件の真相はわかっても、警察が動かないので事件ということになるの?と結果がわからずモヤモヤ。太田検事は天城の死をなぜ自殺にしたかったのだろう?
ちょっと気になったのは、結構な高さから成人男性が入った重さのスーツケースが落下して、硬い地面に傷がつくぐらいの衝撃があったのに、スーツケースは壊れなかったのかな?破片とか飛び散らないのかな?ということ。頑丈なスーツケースだったのだろう…きっと。
そして堂島が「高坂家」の墓参りに行っていたことも気になる。
毎話少しずつ白峯事件のことがわかってくる感じだけれど、まだまだわからないことが多い。
次回は第8話、全何話なのかわからないけれど、ドタバタせずに白峯事件、九条先生、現在進行中の連続殺人事件との関係、太田検事は何をしたいのか?最終話までにうまい具合にまとめてくれることを期待したい。
「FODでは今から第7話を放送に先駆けて最速配信!今すぐ続きをお楽しみいただけます。」となっている。
FODには加入していないので次回の放送をのんびり待つことにする。
【第8話 30秒予告】ドラマ『LOVED ONE』 6月3日(水)よる10時
最新話は「TVer」で無料見逃し配信中。
