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【元科捜研の主婦】第7話感想|白骨発見が導いた20年前の真相

ドラマ感想(コラム)
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2026年2月27日に放送された『元科捜研の主婦』第7話の、ネタバレを含む感想をまとめました。

今回は、山林から発見された白骨をきっかけに、20年前に起きていた誘拐事件の真相が明らかになっていく話。

誘拐された5歳の少女、彼女を救った家政婦、そしてその出来事を隠した家族。

科学の力で白骨の身元や2人の関係が明らかになる一方、「20年前にすべてを隠したことは本当に正しかったのか?」という疑問も残りました。

そして道彦の兄・修一が追っていた「厚木・窒素ガス殺人事件」については、ここに来て科捜研所長・小沢の名前まで浮上。

最終回へ向けて、こちらの謎もいよいよ動き始めそうです。

ここから先、ネタバレを含みます。

詩織と道彦の出会い

詩織と亮介は花屋で鉢植えの花を買う。

パンジーは道彦との思い出の花。

当時、交番勤務の道彦と科捜研の詩織の出会いは、幼稚園の花壇(パンジーが植えられていた)が荒らされ、その犯人が「リクガメ」ということを詩織が突き止め、道彦に報告した時だった。

そして兄・修一に「プレゼントは相手がどんなものなら喜んでくれるか想像して選べ」とアドバイスをもらって、道彦が詩織に贈った最初のプレゼントは「イラスト入りのジッパー付きポリ袋」。

詩織はちょっと戸惑いながらも、「かわいい小分け袋」とそれを呼び、嬉しいと喜ぶ。

今回、思い出話に道彦の兄・修一が割と出てくるが、亮介は最初だけしか出てこない。

そして詩織の旧姓が「沢田」ということがわかった。

白骨の正体

科捜研の倉田の大学時代の同級生・蓮沼真実子は、両親から相続した山林を処分するために山を測量してもらっていた。

そして測量技師が白骨を発見。

そこには真実子の幼稚園の名札も見つかる。

白骨死体は復顔によって安達依恵と判明。

真実子が通っていた幼稚園の先生で、2006年3月に退職し、その後連絡が取れなくなっていた。

依恵の弟・正之によると、姉は20年前から消息不明。

警察に届けなかったのは、父親に多額の借金があり、借金取りを恐れてあえて居場所を知らせてこないと思っていたとか……。

この時点で、弟の正之の言ってることがどうにも変な感じだよなぁ、と思った。

20年前の誘拐事件

20年前、真実子は祖父の時代から「蓮沼水産」を経営していた資産家のお嬢さんで、当時5歳で幼稚園に通っていた。

真実子は誘拐されるも、監禁場所から1人で逃げ出す。

5歳だけどすごい。

誘拐犯・安達依恵はナイフを片手に、逃げた真実子を殺そうと追いかける。

そこを山に捜しに入った家政婦「なっちゃん」こと後藤夏子が発見。

真実子を助けようとして切りつけられ、なおも真実子を殺そうとする誘拐犯から守るために、夏子は犯人の頭を石で殴って殺してしまった。

そして真実子は無事、家に戻ることができた。

道彦が真実子の証言に基づき、20年前の誘拐について弟の安達正之を問い詰めたところ、当時金に困っていたので、姉の勤めている幼稚園に資産家の娘がいると聞き、姉の依恵を誘って誘拐を企てたと自白。

うーん。

弟は20年前に誘拐を企てたことを、なんで自白したのかな?

良心の呵責に苛まれて?

誘拐はすべて姉1人がやったことで、自分は知らないと言うこともできただろうに。

ただ、白骨が発見されるまで誘拐事件はなかったことになっていた。

それがこの話の闇。

誘拐を隠蔽する両親

元蓮沼水産の専務だった福田は、山で白骨が見つかったと聞き、警察を訪れる。

20年前に誘拐があって身代金要求の電話がかかってきたが、真実子は無事に帰ってきたこと。

そして数日後、両親に呼ばれ「誘拐については警察に通報しない、忘れてくれ」と強く言われたことを話す。

「なっちゃん」こと夏子については、蓮沼家の家政婦で、どこからか奥様が連れてきたこと、誘拐事件のあと蓮沼家から姿を消したことから、福田は夏子が誘拐犯ではないかと思っていた。

「どこからか奥様が連れていらして……」というのが気になっていたら、後に科捜研のDNA鑑定で、後藤夏子は真実子の母親が結婚前に産んだ娘だとわかる。

真実子を守るためとはいえ、夏子が誘拐犯を殺してしまったことを隠すために、警察に通報しなかったのだと思うけど……。

都合よく、誘拐犯を殺してしまった山は自分の所有する山だったというのも、隠そう、隠しきれると思ったのかもしれない。

しかし真実子は子供の頃のその体験が、自分がどんな状況だったのかもわからず、悪夢となり大人になってもうなされ続ける。

「なっちゃん」の正体

真実子の夢に出てくる「なっちゃん」は、20年前は蓮沼家の家政婦で、名前は「後藤夏子」だった。

次に、誘拐当時のペンダントから検出された血液のDNA型は真実子と28%一致していて、深いつながりがあることがわかる。

そして真実子は、母が亡くなる直前、入院していた時に自分宛てに届いた手紙に違和感を抱き、多分なっちゃんが送った手紙だと詩織に話す。

詩織がその手紙の切手や指紋を調べると……。

「科学がくれた答えです。出口彩花さん、あなたは蓮沼家の家政婦・後藤夏子さん、そして真実子さんの異父姉妹」

なんと偶然にも、最初に詩織と亮介が訪れた生花店の店主が「なっちゃん」だった。

なっちゃんは昭和61年7月30日生まれということなので、20年前は19歳?

現在39歳?

ちなみに真実子は誘拐当時5歳なので現在25歳?

多分、年齢差14歳だ。

なっちゃんこと出口彩花は、生まれてすぐ児童養護施設に預けられ、その後高校卒業まで施設で育った。

母を恨んでいたつもりはなかったけれど、気づけば母を探し、蓮沼家で家政婦として働き始めていた。

そして真実子と暮らす中で、「妹ってこんなにかわいいんだ」と思ったという。

なっちゃんは誘拐事件での出来事を話し、誘拐犯を殺してしまったあと、真実子の父親のつてで「出口彩花」として生きてきたことを明かす。

そして今度こそ自首すると決める。

隠蔽が正解だったのか?

福田が警察に「家政婦はどこからか奥様が連れていらして……」と話しているし、なっちゃんは「妹ってこんなにかわいいんだって衝撃だった」と言っているので……。

母親は夏子のことを自分の娘とわかっていて家政婦として雇い、真実子、そして自分自身を守るための正当防衛だとしても、娘が人を殺めてしまったことを隠すために誘拐事件を隠蔽した、ということなのかもしれない。

そして父親は、なっちゃんを「出口彩花」として生きられるよう段取りをしたことも考えると、父親も事情を知っていたとも思える。

しかし、真実子は大人になっても幾度となく悪夢にうなされ、多分それはなっちゃんも同じかもしれない。

そもそも20年前、なっちゃんは多分19歳で、当時は未成年として扱われていたはず。

父親が違うとはいえ、姉が5歳の妹を守るために誘拐犯を殺してしまったのならば、真実子が誘拐されたこと、誘拐犯を殺害してしまったことを自首していたら、20年もかからずにこの件に終止符を打つことができたのではないか?

と思うと、隠蔽したことが正解だったのか疑問だ。

もし両親が完全に隠蔽するつもりであったなら、自分たちの死後に山から骨が発見されて、相続した真実子に迷惑をかけないようにするべきだったのでは?

刑事出身・科捜研所長の小沢

メインの事件とは別に、毎回少しずつ明らかになる亡くなった道彦の兄・修一の話がある。

前回までは、科捜研の副所長・加藤と捜査一課長・金田が影でなにやら連絡し合っているような怪しい感じだった。

けれど今回は、道彦が詩織に「7年前の厚木・窒素ガス殺人事件覚えてる?」と聞くと、「そういえば、お義兄さんあの頃、小沢所長に会いによく科捜研に来てた。所長なら何か知ってるかも」と、副所長・加藤ではなく所長・小沢の名前が挙がる急展開。

小沢は刑事出身ということだが、7年前には科捜研の所長だった。

修一が科捜研の小沢になぜ会いに来ていたのか?

その理由が次週以降に明らかになっていくのだろう……。

今までの感じだと、副所長が明らかに怪しい動きをしていたけれど、実は所長が……みたいな展開になるのだろうか?

科捜研所長・小沢を演じる遠藤憲一さん、副所長・加藤を演じる小手伸也さん。

どちらも良い役も悪い役もこなされる俳優さんなので、どちらがどうであったとしても楽しみな展開。

でも、どちらも悪いってことはなく、悪いのは他の誰か?

もしくは悪い人は誰もいない?

修一の思い過ごし?ってこともある??

第7話を見てみて

今回の事件は人骨が発見されたことで、20年前の真実子の誘拐事件でなっちゃんが誘拐犯を殺してしまったこと、2人が異父姉妹だったことなど、いろいろ盛りだくさんな内容で面白かった。

けれど、これといって特別に目新しいことはなく、2時間ドラマとかで見たことがあるような話だった。

筆者的に一番気になったのは、元蓮沼水産専務・福田耕造を演じた橋本じゅんさん。

20年前の誘拐について警察に話に行くシーンにしか出てこなかったけれど、あのシーンだけでゲストとして出演したの?!ということ。

来週以降、修一が調べていた何かの関係者として、また登場したりする?

しないか……な。

7年前の「厚木・窒素ガス殺人事件」、修一の死の真相に関しては、残り2話でいよいよ核心に迫っていくのだと思うので楽しみ。

これまでの副所長や捜査一課長のコソコソ怪しい動きの伏線を見事に回収してくれること、最後になってドタバタしないスムーズな話の展開に期待したい。

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