テレビ東京のドラマ「コーチ」は、脱落することなく第9話(最終話)まで見た、姉です。
主演は唐沢寿明さんで、堂場瞬一さん原作の警察小説が待望のドラマ化!
キャスト
- 警視庁 警務部 人事二課・向井光太郎(唐沢寿明さん)
- 池袋西署 刑事課 強行犯係係長・益山瞳(倉科カナさん)
- 東新宿署 刑事・所貴之(犬飼貴丈さん)
- 目黒北署 刑事・西条猛樹(関口メンディーさん)
- 板橋中央署 刑事・正木敏志(阿久津仁愛さん)
- 警視庁 刑事部 捜査一課課長・相良孝文(古田新太さん)
- 警視庁 警務部 人事二課課長・富永由里(木村多江さん)
第9話(最終話)ゲスト
- 警視庁刑事部捜査一課四係係長・三田義徳(坪倉由幸さん)
- 洋服ブランド日本代理店関係者・古屋英俊(木幡竜さん)
第9話(最終話)のあらすじは、テレビ東京さんのHPから引用させて頂きます。
防犯カメラの人物が古屋(木幡竜)だと判明すると、瞳(倉科カナ)ら益山班は、有力容疑者として動向監視に入る。
そんな中、張込み中の西条(関口メンディ)らが、向井(唐沢寿明)らしき男の姿を見かける。15年前の事件との関連から、瞳たちが向井も捜査に加わるべきという思いを強くする一方、由里(木村多江)の胸には不安がよぎる――。
向井は何をしようとしているのか?
テレビ東京HPより
“刑事の矜持”を懸けた、執念の捜査の行く末は!
第9話(最終話)の予告はこちら。
内容に関してはあまり詳しくは書きませんが、少しネタバレ含む感想と気になったことを書いていきます。
ここから先、ネタバレを含みます。
話の流れとしては…
第9話(最終話)は、第8話から話が続いています。五反田で起きた殺人事件と手口のよく似た殺人事件が杉並でも起き、連続殺人事件として捜査していくこととなり、2つの事件は15年前の向井の妹が殺害された未解決の事件とも共通点が多く、すべて同一犯の可能性もゼロではない…というのが前回。
防犯カメラに映っていた特徴的なコートの持ち主は現在44歳の古屋英俊。捜査一課四係の向井チルドレンの活躍で、古屋のDNAをゲット。殺害現場に残されていた毛髪と古屋のDNA型が一致して逮捕状を持って、古屋の職場に行くも古屋に逃げられてしまう。
向井は逃げた古屋を追いかけ2人は廃工場へ。そこで向井は古屋を椅子に座らせ「私の目的はお前を逮捕することじゃない。なぜ彼女たちを殺したのかその理由が知りたい。」と問いかける。(この時、向井は15年前に妹を殺害した犯人は古屋ではないと思っていた。)古屋は「理由なんてない、ただの衝動。ただやりたかったし、殺したかっただけ。」と話し始め、全ての話を聞いた向井は「そうか、ならこれも衝動だな…死んで償え。」といって古屋の首を右手でしめる。
そこに向井チルドレン4人が登場し、向井は思いとどまり古屋は逮捕される。五反田・杉並の2件の殺人事件は解決となるが、15年前の向井の妹を殺害した事件は未解決のまま。
捜査への越権行為、容疑者に対する過剰な取り調べ…向井は警察を辞めることも考えるが、益山は自身のそして四係の皆の気持ち「もう一度向井さんと一緒に仕事がしたい、お願いします。」を伝え向井に頭を下げる。
その後、向井は富永と話し、自分たちの教え子がいる捜査一課・四係に向井は移動となる…という感じ。
”けだもの”の首をしめる向井
向井は古屋と2人で廃工場で話をしている時に、五反田と杉並の事件の犯人は古屋だと思っていたが、15年前の事件については「手口が似ているからとはいえ、お前があの時の犯人?そんな偶然は起こりえない。」と言う。
なぜ彼女たちを殺したのか、問い詰める向井に古屋は「理由はない、衝動。」と言い、犯行時の彼女たちの死にゆく様を興奮したように話し出す。話をきいた向井は「そうか、ならこれも衝動だな…死んで償え。」と言って右手で古屋の首を絞める。
そこに向井チルドレン4人が登場するのだけれど、所は「15年前の事件発生時、古屋は日本にいなかった、アリバイがありました!」と伝えるも「そんなことはわかっています。こいつはね、ケダモノなんですよ。」と言って向井は手を離さない…最終的に益山がいろいろ言って向井は思いとどまるのだけれど、古屋の首から手を離すまでの時間がけっこう長い。
力の入れ方とかによるのか詳しいことはわからないが、向井も本当に死んでほしいなら右手だけではなく両手を使っただろうし、チルドレンたちもやめさせようと思えば向井を羽交い締めにすればよかったわけで、向井自身に思いとどまって欲しかったのだろうと思うけれど…
第9話(最終話)そして全話を見てみて
結局、15年前の向井の妹が殺害された未解決事件の犯人と、手口の似た都内で発生した2件の殺人事件の犯人・古屋は、同一犯ではなかった。向井はそれもわかっていたうえで古屋を尾行したりしていた。そして15年前の事件は未解決のまま、向井は自分たちの教え子のいる捜査一課・四係に移動してみんなと一緒に仕事をしていく…という結末。
筆者の勝手な想像では、都内で起きた2件の殺人事件の犯人はもう一捻りあるのかと思っていた。防犯カメラにわざと特徴的なコートを着て映ったり、現場に毛髪を残したり、コートの破けた布端を逃走経路に残していたり、それらは誰かが古屋を犯人に仕立てるためにしていた…そしてその細工が出来たのは警察関係者で、実は15年前の事件でも証拠を隠蔽していた…とか。
そういうわけで、あっさり古屋が犯人だったのは、え?そんな簡単なの?と、ちょっと肩透かし感があったし、向井が古屋の首をしめても殺すわけないと思っていたので、そんなにハラハラしなかった。
15年前の未解決事件は解決しないが、向井が富永に話して、びっくりするぐらいあっさり教え子のいる捜査一課・四係に移動になったので、話としては”まぁ良かった”という感じの終わり方なのかもしれない。
「コーチ」全9話を見た感想としては、「主人公の向井が唐沢寿明さんでよかった」「けっこう楽しく見ることができた」だけれど、個人的には向井が所轄にいた時の益山・所・西条・正木の4人をコーチする一話完結の前半の話が面白かったかなと思う。
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