先週に続きテレビ東京のドラマ「能面検事」第7話を見てみた、姉です。
第7話はラス前ということで、どんな感じの展開になっていくのか楽しみにしていました。
あらすじはテレビ東京さんのHPから引用させて頂きます。
【第7話あらすじ】
大阪府内のとある駅前で7人が殺害された通り魔殺人事件は、“ロスト・ルサンチマン”の登場で事態が一変した。笹清政市(安井順平)の釈放を主張するロスト・ルサンチマンの影響で、笹清を擁護する声が上がり始める一方で、より厳罰化を望む声もあり、世間は混乱を極めていく。
不破俊太郎(上川隆也)と惣領美晴(吉谷彩子)は娘が笹清に殺害された内海圭以子(鶴田真由)に話を聞きに行く。曰く、ロスト・ルサンチマンから手紙が届き、それによって実況見分が行われるという内部情報を得たと言う。また、内海家ではかつて、圭以子の夫もストーカー事件に巻き込まれ殺害されていた事実が明らかになる。亡き娘・菜月が新聞記者を志したのも、それがきっかけで…。
一方、前田拓海(大西流星)は、記憶こそ戻ったが詳細までは思い出せないでいた。だが不破は、事件当日のことを繰り返し尋ね、時には前田を疑うような質問も。そんな不破の冷淡な言動が、犯人逮捕と事件の究明に本気ゆえだと前田は理解するが……。
そんな中、再び笹清の検事調べが始まる。笹清は“ロスト・ルサンチマン”を取り逃がした大阪府警と検察は無能だとあざ笑うが、起訴前鑑定では「責任能力あり」と診断される。つまり“ロスト・ルサンチマン”が訴える『刑法三十九条』の適用による釈放が難しくなったことを知ると、急遽取り乱したように振る舞うが……。
一方その頃、前田は病室で、ある重要な記憶を思い出していた…。そんな中、大阪地検で再び大事件が勃発する。黒マスクをした男(夙川アトム)が、女性職員に銃を突きつけ、総務課に立てこもったのだ。その場に居合わせた仁科睦美(観月ありさ)と、警備員・高橋大悟(長谷川朝晴)ら男性社員も人質にして、男は「笹清を総務課に連れてこい」と要求。しかもその男は何と“ロスト・ルサンチマン”を名乗り――。
「能面検事」HPより
この男の正体とは…?そして真の目的は一体…?実態がつかめぬまま、事態はさらに混迷を極めていく。そして衝撃的なラストとは?
第7話の予告はこちら。
第7話のゲストは、通り魔殺人事件で殺害された内海菜月の母・内海圭以子=鶴田真由さん、通り魔殺人事件の犯人・笹清政市=安井順平さん、堂島署・刑事課巡査・緑川啓吾=結木滉星さん、堂島署・刑事課巡査・成島貴一=飛永翼さん(ラバーガール)、謎の人物=夙川アトムさん、大阪地検の警備員・高橋大悟=長谷川朝晴さん。
内容に関してはあまり詳しくは書きませんが、少しネタバレ含む感想と気になったことを書いていきます。
まず第7話は、一話完結ではなく「第3章」ということで、先週の第6話からの続きで、次週の8話(最終話)へと話が続きます。
ここから先、少しネタバレを含みます。
伏線?それとも??
序盤で能面検事・不破(上川隆也さん)と事務官・惣領(吉谷彩子さん)は、通り魔殺人事件の被害者で新聞記者だった内海菜月の母・内海圭以子(鶴田真由さん)に会いに行く。この事件の被害者は7人だけれど、今回なぜか話を聞きに行くシーンがあるのは内海圭以子だけ。
そこで圭以子の夫がストーカー事件に巻き込まれて(助けようとして)亡くなってしまったということが明らかになる。
これは…通り魔殺人事件の犯人・笹清(安井順平さん)は自らを「無敵の人」といっていたけれど、助けようとして事件に巻き込まれ亡くなった夫、さらに娘を通り魔に殺された圭以子こそまさに「無敵の人」、ロスト・ルサンチマン?いや、そんな簡単ではないはず…
厳戒態勢でも改造銃と爆弾を持ち込める犯人
今回おきる事件は、大阪地検の総務課にロスト・ルサンチマンを名乗る犯人が改造銃と自身の体に爆弾をまきつけ、逮捕された通り魔殺人事件の犯人・笹清を釈放しろと総務課にいた人たちを人質にとり立てこもる。交渉するのは笹清の担当検事・不破。
ここですでに違和感。大阪地検は先日郵便物の爆発事件があり犯人も捕まっていないので、建物に入るのにもセキュリティチェックが厳しく厳戒態勢。中で組み立てたのかもしれないけど、でっかい改造銃と犯人いわく、隣のビルまで吹き飛ぶくらいの量の爆弾の持ち込みができている…
チェックをすり抜け巧妙に持ち込むすべがあったのか?もしくは検察か警察内部に協力者がいるのか?
復讐相手の顔を知らない?
立てこもり犯・間柴(夙川アトムさん)は、会社での激務がたたり、くも膜下出血で亡くなった弟の元上司・桑原を見つけ出し、桑原を不起訴とした大阪地検とともに復讐することを考えていた。その桑原は名前を変えて大阪地検の警備員・高橋(長谷川朝晴さん)として働いていて、人質の中にいるということになる。
人質の中に警備員役で長谷川朝晴さんがいるのがすぐにわかったので、単なる警備員じゃなくて、なにか重要な役割があるんだろうな、と思っていたらやっぱり。
気になったのは、間柴は頻繁にスマホで指示役と思われる人物と連絡を取り、笹清の釈放を条件に桑原の居場所を教えると指示されていて、人質の中に復讐の相手・桑原がいると教えられても誰だかわからず、不破に桑原は名前を変えた警備員の高橋だと教えられて「お前だったのか!」というシーン。
間柴は人質の中に桑原がいるのに誰だかわからない、つまり復讐相手の顔がわからないわけだ。不起訴で裁判していないから弟の敵である相手の顔がわからなかったということなのか?
不破が間柴と直接話しているシーンは、ちょっとテレビ朝日のドラマ「遺留捜査」を思い出した。
郵便物の爆弾と今回の爆弾を作ったのは誰?
間柴は、自宅で爆弾を作っていた形跡があるので多分、自分の体にまきつけていた爆弾は自作のものなのかもしれないけれど、改造銃も作ったの?
以前大阪地検で爆発した爆弾を間柴は送りつけてはいないようだけれど、その時の爆弾を作ったのも送ったのも違う人ということなのか?
不死身の能面検事
最後に新人事務官の惣領と一緒のときに不破は襲われてしまうのだけれど、第2話で不破が銃撃されたときもそばに惣領がいた。多分どちらも不破は命にかかわるような重傷を負うのだけれど、新人事務官で検事が目の前で2回も襲われるなんてトラウマになりそう。
次週の最終話に向けて
次週はいよいよ最終話。第7話の最後に通り魔殺人の犯人・笹清が不破に「これで終わりじゃないですから」と言い、大阪以外の地検にも次々と爆弾が発見される。
ちょっと最終話に向けて話の規模が大きくなってきているのが気になるところだけれど、急ぎ足でバタつきながら辻褄が合わない感じで終わらないことを期待したい。
「ロスト・ルサンチマン」は存在しないのか?
筆者の勝手な想像では「ロスト・ルサンチマン」は1人ではなく、複数の犯罪被害者の人たちで、そこには警察関係者もいて、検察に復讐するために協力しているのではないかと…
というわけで、今回も能面検事は法廷に立たないし、第2話で不破が町中で銃撃され重傷を負うという事件のその後の捜査の行方などの話も出てこない…この事件の犯人は捕まらないのか?あ、今回また襲われたし、もしかしてロスト・ルサンチマンが関係あったりするの?
能面検事は最初から最後まで一度も法廷に立たないまま話が終わるのか?
次週の最終話。どんな結末になるのか楽しみ。
第8話の予告はこちら。
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