午後のロードショーで「空母いぶき」を初めてみたけれど…

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公開後数年たった映画をテレビ東京「午後のロードショー」で見たりする、姉です。

テレビ東京で毎週月曜~金曜 午後1:40(作品によって開始時間に変更があります)に放送している「午後のロードショー」は、割と洋画のアクション系が多く、昔の映画から数年前の映画を吹き替えで放送している。

時々、日本映画も放送されることもあって、少し前に午後のロードショーで「空母いぶき」地上波初放送!ということなので見てみた。

どんな感じの話なのか、「空母いぶき」公式HPより引用させていただきます。

戦後、日本が経験したことのない24時間を描くクライシス超大作、ここに誕生!

20XX年、12月23日未明。未曾有の事態が日本を襲う。沖ノ鳥島の西方450キロ、波留間群島初島に国籍不明の武装集団が上陸、わが国の領土が占領されたのだ。海上自衛隊は直ちに小笠原諸島沖で訓練航海中の第5護衛隊群に出動を命じた。その旗艦こそ、自衛隊初の航空機搭載型護衛艦《いぶき》だった。計画段階から「専守防衛」論議の的となり国論を二分してきた《いぶき》。艦長は、航空自衛隊出身の秋津竜太一佐。そしてそれを補佐するのは海上自衛隊生え抜きの副長・新波歳也二佐。現場海域へと向かう彼らを待ち受けていたのは、敵潜水艦からの突然のミサイル攻撃だった。さらに針路上には敵の空母艦隊までもが姿を現す。想定を越えた戦闘状態に突入していく第5護衛隊群。政府はついに「防衛出動」を発令する。迫り来る敵戦闘機に向け、ついに迎撃ミサイルは放たれた……。
息もつかせぬ展開と壮大なスケールで描かれる、戦後、日本が経験したことのない24時間。日本映画界を代表する俳優陣が集結して贈る、超ド級のエンタテインメント大作がここに誕生する。

原作は「沈黙の艦隊」「ジパング」などで知られる巨匠・かわぐちかいじ氏の同名コミック。2014年より「ビッグコミック」誌にてスタートした連載は現在も継続中だが、日々変わりゆく昨今の国際情勢をにらみ、映画ではオリジナルの設定と展開も加え、日本がかつてない危機にさらされた、遠くない未来の一日の物語とした。監督は『ホワイトアウト』(00)『沈まぬ太陽』(09)『柘榴坂の仇討』(14)など骨太な人間ドラマで知られる若松節朗。
戦後初の航空機搭載型護衛艦《いぶき》とその乗員たちを中心に、政府やメディア、そして国民たちが、それぞれの立場、それぞれの思いで、この国が保ち続けた平和を守ろうとする熱き闘い。そのとき彼らは何を考え、如何なる選択をするのか。そして手にした力はどのような形で使うべきなのか。我々がこの映画で目撃するのは、そんな彼ら一人一人の決断が作る、明日の日本の姿である。

「空母いぶき」公式HPより

約6年前の2019年5月に公開された作品。出演は西島秀俊さん、佐々木蔵之介さん、佐藤浩市さんをはじめ、いろんな作品で見たことがある俳優さんばかりで豪華キャストであることは間違いない。

原作の漫画も読んでないし、なんの予備知識もないフラットな状態で見たのだけれど、まぁなんとも…可もなく不可もないという感じ。

詳しい内容に関しては書きませんが、気になったことをいくつか書きます。

まず、12月23日からから24日にかけての24時間の話で、空母いぶきをはじめとする自衛隊、政治家、コンビニ、マスコミなど場面が切り替わりながら緊迫した状況で話が進むのはアメリカのドラマ「24 -TWENTY FOUR-」みたいに感じた。

さらにクリスマスの準備の様子があったりして、これはナカトミ商事で起きる事件がクリスマスイブにはじまって、翌日のクリスマスで解決する「ダイ・ハード」を思い出し、最後近くになってコンビニアルバイトの女性が店長に「メリークリスマス、メリークリスマス、サンタさん」と言うシーンはシチュエーションは全く違うけれど「サンタさん」ではなく「ミスター・ローレンス」と続く「戦場のメリークリスマス」っぽい。

仕方のないことだけれど、アメリカの戦争映画には凄腕のスナイパーとか伝説のパイロットとか戦争を経験したカリスマキャプテンとかが出てきたりするのだけれど、いぶきでは「防衛出動が下令された、これは訓練ではない」とか「術科競技で何度もトップを誇った腕をぜひ見せていただきたい」とかなので、ちょっと不安になる。

コンビニ店長役の中井貴一さんは、きっとなにかすごいことができたりして、急遽国から依頼されて作戦的なこととか、外交的なこととかに関わったりするのか?と期待していたけれど、最後までそんなことはなくコンビニの店長だった。

軍系のアメリカ映画に慣れてしまっているからなのか、エンターテイメントとしてもちょっとスケールが小さく感じたのでテレビ鑑賞でも十分楽しめた。

4月11日(金)の午後のロードショーでは、「クリムゾン・タイド」(監督:トニー・スコット)が放送される。こちらはオハイオ級原子力潜水艦の話で、出演はデンゼル・ワシントン、ジーン・ハックマン。もう何度も見ているけれど、ジーン・ハックマンを偲んでまた見たいと思う。

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