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WOWOWドラマ「シャドウワーク」第3話:ちょっとネタバレ含む感想

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WOWOW 連続ドラマW「シャドウワーク」第3話を見てみた、姉です。

WOWOW 連続ドラマW「シャドウワーク」 (全5話)は、佐野広実さんの同名小説を映像化。絶望の果てで生きるため、彼女たちが選択した“究極のシスターフッド”を描く衝撃のミステリー。

どんな感じのドラマなのかWOWOWさんのHPから引用させて頂きます。

多部未華子主演。命懸けでDV夫から逃れてきたその家には、ある「ルール」があった――。声をあげられない被害者たちの究極の選択を描く、ヒューマン・ミステリー

紀子(多部未華子)は、夫からの数年にもわたる日常的な暴力により自己喪失し、暴力を受ける自分が悪いのだと考えるまでになっている主婦。そんな紀子は、ある日、命からがら逃げ出した先の病院である人物と出会い、江ノ島にある一軒の家へと導かれることに。そこで自分と同じ境遇にあるさまざまな女性たちと共同生活を送るうち、本来の自分と豊かな生活を取り戻していく。だが、その家に敷かれた秘密のルールに直面し、どのように自ら決断すべきか葛藤する――。

WOWOW HPより

本編予告映像はこちら。

キャスト(敬称略)

  • 多部未華子:紀子(夫・清明から長年暴力を受ける)
  • 桜井ユキ:北川薫(館山南署刑事課・警部補)
  • 寺島しのぶ:昭江(DV 被害者のシェルターシェアハウス共同運営者・パン屋経営)
  • 石田ひかり:路子(シェアハウスの共同運営者・看護師)
  • 川西拓実(JO1):荒木悠真(館山南署刑事課所属の若手刑事)
  • 竹財輝之助:北川晋一(薫の夫、警察庁刑事局捜査第二課所属)
  • トリンドル玲奈:奈美(シェアハウスの住人)
  • 上原実矩:洋子(シェアハウスの住人)
  • 須藤理彩:雅代(シェアハウスの住人)
  • 街田しおん:西山千栄子(弁護士)
  • 森岡龍:清明(紀子のDV夫)
  • 宮崎吐夢:斉藤義久(館山南署刑事課署長、薫の上司)

第3話のあらすじは…

何者かによる襲撃を受け、重傷を負った薫。晋一が犯行に関与していることを疑う薫だったが、確たる証拠は何もなかった。強いこだわりを持って事件を追う薫に対し、上司の斎藤(宮崎吐夢)は、身を案じながらも真意を問う。だが、路子(石田ひかり)との接触を経て、事件の手掛かりをつかんだ薫は、ますます捜査にのめり込んでいく。一方、紀子は昭江たちの秘密裏の計画を察知し、このままこの場にいて良いものかと逡巡する。

WOWOW HPより

ということで、早速どんな感じなのか見てみた。

内容に関してはあまり詳しく書きませんが、少しネタバレも含む感想を書きます。(原作の小説は未読です)

ここから一部ネタバレを含みます。

おおまかな流れとしては…

何者かに襲われた北川刑事はリハビリも含め約3カ月の怪我で入院。北川は夫を疑うも、完璧なアリバイがあり、誰かに頼んだのだろうと推測するも、犯人はいまだわからず。

ある日紀子は昭江と路子が「新潟の件、紀子さんは?」と話しているのを立ち聞きしてしまい、あのシェアハウスには何があるのか、路子にたずねると「想像どおりよ、新潟に行くかは紀子さんが決めていい。」と言われ、自分には無理…とシェアハウスから出ていくも、途中でDV夫の幻覚やフラッシュバックがおきて、シェアハウスへと戻る。

路子は新潟で会うのは町村という男性で、不在の奈美以外の洋子、雅代、紀子にスマホやチケットなどを渡し、手慣れた様子で指示。紀子は路子と一緒に新潟で町村に会う。

紀子の役目は町村の飲み物に薬を入れること。薬の入ったお茶を飲んだ町村は眠ってしまい(多分)、路子は雅代と洋子に連絡して、皆で部屋を片付け、眠っている町村の血管に空気を注入し殺害。

シェアハウスへと戻った紀子に昭恵は、これが「持ち回り」で半年から1年に1回の割合で行われ、今回殺害した町村は新潟に行かなかった奈美の夫でもなければ、シェアハウスの皆も全く知らない人で、密に連絡を取っている仲間がいることを話す。

そして弁護士の千栄子から町村を殺害した同日に、川崎で奈美の夫が一酸化炭素中毒で死亡し、事件性はないと判断されたと報告を受ける。

路子は皆の前で、館山南署の北川刑事が美佳子のことで自分をたずねてきて会って話してきた。最初は連絡は取っていないと言ったが、美佳子の通話履歴を調べて話していたことを知り、もう一度会った時に美佳子をシェルターのかくまっていたことを話すと、そのシェアハウスを見に行きたいということになり、ここ(シェアハウス)に近いうち北川が来ることになった…という感じ。

仲間と「持ち回り」

今回の話では「持ち回り」は人を殺めることで、仲間と計画的に行われていることがわかった。仲間はシェアハウス以外にも複数いて、密に手紙で連絡を取り、殺害するのは全く関係のない知らない人物。

新潟での計画の段取りを説明している路子は手慣れた感じで、殺す町村を前にしても淡々とやるべきことを遂行していく。そして路子が看護師であるというのも恐ろしい。

署長の気遣い

襲撃され怪我をして入院している北川を気に掛ける署長の斉藤。警察庁エリートの夫のDV被害を訴えた北川とDV被害の過去のある亡くなった美佳子…

署長は自殺と処理された美佳子の件を北川が捜査するのは、私怨でこだわっているのでは?と思いつつも「おまえがやってる(美佳子の事件を捜査する)のは、自分のためだけじゃないんだよな?」と捜査することに目をつむるようなことをいう。

見たところ職場での北川は”警察庁のエリート夫をDVで訴えるヤバいヤツ”みたいな感じで、周りの人たちは腫れ物に触るようで関わらないようにしている。気にかけてくれるのは相棒の荒木と署長の斉藤くらい。

そういえば北川が他の事件の捜査をしているシーンが今のところ出てこないのがちょっと不思議。そんなことってあるの?まぁドラマだからね。

第3話を見てみて

シェアハウスの「持ち回り」に関してはDV加害者を殺害することなのかな?とは思っていたけれど、シェアハウスの中だけではなく、日本全国いろいろなところに仲間がいるのにはちょっとびっくり。

仲間との連絡手段は「手紙」にしたり、殺害する人は「完全に無関係の人」と、それなりにうまくやっているようだけれど、今のところ警察が「事件性の疑いがない」と処理していることでその計画が成功してきたことを考えると北川の登場は大ピンチ。

北川がDV被害者であることから、美佳子の件が自殺ではなく事件性を疑うことになったのだからなんとも皮肉だ。

もし”警察に疑われないこと”が完全犯罪をするうえで重要だとするならば、警察に疑われ捜査された時点で計画は失敗に近いのだと思う。今の御時世、いろいろな所にカメラはあるし、事件性に執着し、時間をかけて捜査できる北川が調べたら、きっとほころびも出てきちゃうのだと思う。

注目したい今後の展開としては、北川が「持ち回り」の全容を知った時にどのような行動をするのか?そしてシェアハウスをはじめ全ての「持ち回り」仲間たちはどうなるのか?北川のDV夫との関係は最終的にどうなるのか?などなど…

次週はもう少しいろいろなことがわかってくると思うので、どんな展開になるのか楽しみ。

【第1話まるごと無料配信】連続ドラマW「シャドウワーク」(12月8日現在)

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