街で見つけたレトロな建物などをGoogleマップつきで掲載しています。
今回は巣鴨にある庚申塚商栄会の撮影スポットを紹介。
庚申塚商栄会の撮影場所を紹介
巣鴨の地蔵通商店街のさらに先に、今回紹介する庚申塚商栄会はある。チェーン店もあるにはあるが、個人商店のほうがまだまだ多い印象の通りだ。
1つ目は『成光苑』。中華の宴会場に昔は法事や忘年会などで行った思い出がある。グルグル回るテーブルに乗る料理を取るのだが、自分で回すのはなんとなく気まずい。このビルを見てそんなことを思い出した。
2つ目は『高山商店』＆『タニシマ』。共に2階の感じがレトロでいい。1階に商店、2階に住居という商店街ならではの作り。
3つ目は『理髪店カライ』＆『平田美術印刷所』。ここだけ時間が止まったように感じるぐらい、そのまま残っている。
店のたたずまい、2階にあるポールサイン。入り口のドアにガラスブロック。看板のテントや書体。どれ1つとってもレトロな雰囲気に感激するお店。
そしてお隣の印刷所。2階が懐かしい作りだ。
外に大きな看板がないので個人宅かと思ったら、よく見ると表札があった。なぜかグーグルマップでは表示されないが、理髪店カライのお隣にある。
4つ目は『東京種苗』。東京にまだこんな古い建物残っていたんだと、地方に行かないとなかなかお目にかかれないタイプの建物。
会社の文字が旧字だ。
そして屋根には屋号なのか、ロゴが刻まれている。
国旗を掲揚するための台の下にある「庚申塚町会々員」のプレートもレトロ。そういえば昔は休日に旗を出している家があったな……。
セコムもしてるが、東京消防庁救急協力の家とか、防犯連絡所だったりもする。ぜひプレートもこのままにしておいて欲しい。
隣に貼ってあったチラシを見ると、この旧中山道は種子屋街道という歴史があったらしい。そしてこの建物は、戦災を奇跡的に逃れた区内最古の木造住宅だった。令和5年に豊島区の有形文化財に指定された正式名称は「榎本家店舗兼住宅および新座敷」ということだった。
X未投稿のお店の数々
ここからはXには未投稿のお店の数々を紹介してく。
1軒目ピザ屋さんの『アッシャゴ』。看板の文字がいい感じ。街の景観に馴染んでいる。
2軒目の『浅賀屋米店』。踏切近くのお米屋さん。米不足も相まってお米屋さんも減りつつある。
3軒目は『高木ロック』。看板の文字とカギがいい。新たに立て替えられたとしても、看板の文字が町の景観に合っている。
4軒目は『加瀬ふとん店』。ふとん屋さんも商店街に1つはあったお店。奥の建物の錆び具合が歴史を感じさせる。
5軒目は『鈴木ラジオ商会』。町の電気屋さんだ。ラジオ商会というあたりが、最近耳にしない響でいい。パナソニック系の電気屋さん。
6軒目は『瀬戸商店』。「西ドイツ製オーニング マルキルックス」とテントには書いてある。まだドイツが東西に分かれている時代の何を取り扱っているのか？と思って調べてみたら、商店に使うテントだった。
7軒目は『むさし園』。お茶屋さんだ。改装しても町に馴染む改装なのがいい感じだ。お茶屋さんも昔はたくさんあったな……。
8軒目は『鈴よし』。最初豆腐屋さんかな？と思ったらお肉屋さんだった。軒先にショーケースがあるタイプの作りが懐かしい。
今回のまとめ
今回は巣鴨にある庚申塚商栄会にあるお店を紹介した。
旧中山道として栄えた町は、今も個人商店が沢山健在だった。それと同時に歴史的な建造物もあった。昭和といっても64年もあるので、まずは戦前戦後の線引きがある。そして10年刻みの年代の流行もある。
戦前の建物は逆に保護される傾向にあるので残るだろう。しかし、各年代に存在した建物はひっそりと消えていく。そんな中、庚申塚商栄会では色んな年代の建物が見られる。80年代や90年代に立て替えたであろう建築や、戦後に出来たままの雰囲気を残す店もある。
こういう風に残るには、代替わりした店や初代の建物を大事にしてきた店、その両方がないと成立しない。昭和のみならず平成までのレトロさを、ちゃんと感じられる商店街だった。
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