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相棒24 第3話の感想:出雲麗音(篠原ゆき子さん)の激昂は見応えあり

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なんだかんだでテレビ朝日の「相棒」は毎週見ちゃう、姉です。

「相棒24」の第3話「警察官B」。

あらすじはテレビ朝日HPから引用させて頂きます。

刑事になった高田創が特命と共闘
元刑事殺害の危険な秘密を追う!

右京(水谷豊)へのあこがれから警察官になった高田創(加藤清史郎)は、交番勤務から念願だった刑事になり、特命係との交流をさらに深めていた。そんな中、高田が籍を置く管轄で、元刑事の女性が殺害される事件が発生。被害者の女性は半年前まで、ある暴行事件を担当していたが、執行猶予付きの判決を受けた男から逆恨みされ、退職を余儀なくされたという。警察は、その男を最有力の容疑者としてマークすることを決めるが…!? いっぽう、独自の捜査に乗り出した右京と薫(寺脇康文)は、遺体の痕跡から被害者と浅からぬ関係にある人物にたどり着いていた。同じころ、被害者の元同僚刑事と即席コンビを組むことになった高田は、被害者のマンションをうかがう怪しげな男に職務質問をかける。

次々に浮かび上がってくる複数の容疑者
語られる背景に嘘と真実が入り乱れる中、
捜査は思わぬ方向へと展開していく!

ゲスト:加藤清史郎

テレビ朝日「相棒」より

内容に関して詳しくは書きませんが、少しネタバレ含む感想を書きます。

以下、少しネタバレが含まれます。

今回は元刑事の女性・西村優子(奥山かずささん)が殺害された事件の犯人が誰なのかという話と、犯人が逮捕された後にまたしても事件が発生し、そちらも解決するという二段構え。捜査に加わる相棒2人と麹町中央署で刑事となった高田。事件を解決することにより、相棒が見つからないと言っていた高田に新しい相棒がみつかる?といった感じのストーリー。

犯人は身長180cm以上?

犯人が使用した公衆電話の近くの自動販売機の上に未開封の缶コーヒーが置いてあるのをみつけ、右京さんは「犯人は公衆電話を使うのに小銭が必要なため、近くの自動販売機でコーヒーを購入、飲まずに販売機の上に置いた。それができるのは身長180cm以上」と推理する。

物語の中には身長的に怪しそうな人が3人出てくる、西村の婚約者・郷田、警視庁・総務課の鶴来(細貝圭さん)、高田(加藤清史郎さん)と組んで捜査する香川(時任勇気さん)。

激昂する出雲刑事

捜査本部の最初の容疑者は「黄瀬龍夫」。ストーカー行為や暴行容疑で逮捕、殺された西村はこの事件を担当していた。黄瀬は懲役10カ月 執行猶予2年の有罪判決を受けるが、西村に逆恨みして精神的に追い詰められ退職したという。

黄瀬に取調室で話をきく捜査一課の伊丹・芹沢・出雲の3人。事件発生時の嘘のアリバイを見破り問い詰めると、接近禁止命令が出されている元交際相手の家のそばにいたことが判明する。

黄瀬は「だって、別れる前日まで普通にしてたのに、突然…」というと、出雲は「我慢してたんだろうがよ!!言い出したときには終わってんだよ!それまで気づこうとしなかったでめえを恨め!わかったか!!」と、伊丹・芹沢が止めに入るほど激昂。出雲刑事かっこよかった。

罠を仕掛ける右京さん

捜査を進めていくうちに、西村から相談されていたという総務課の鶴来が怪しい行動をしていると言う香川。

状況証拠しかない中、「逮捕するためには本人に証明させる必要があります」と、右京さんは罠を仕掛け犯人をあぶり出していく。これはちょっとひねりがあって、仕掛ける側が実は仕掛けられていたというオチ。

事件解決後にもう一つの事件

高田は西村を殺めた犯人が捕まり、疑いをかけてしまったことを婚約者・郷田の店へ謝罪しに行くが、犯人が死刑にならないならばと怒りが爆発。郷田は高田を人質に犯人の引き渡しを要求。

そこに「僕はあなたの味方です。一緒に犯人を…あなたと出会う前、優子(西村)と交際していた」といって鶴来が登場。ドラマ冒頭のシーンへとつながる。

この事件解決で鶴来は警視庁・総務課から、高田のいる麹町中央署へ移動、刑事となり、高田&鶴来は良い相棒となるだろう…というところで話は終わる。

第3話を見てみて

第3話は冒頭で加藤清史郎さん演じる高田が人質になっている場面から始まり、終盤にそのシーンに戻るという話の流れとなる。

今回の右京さんは殺人事件の犯人をあぶり出すために罠を仕掛ける。ただそれは、仕掛ける側にいるように見せて、実は仕掛けられていたとちょっとトリッキーな罠。

さらに犯人逮捕後に新たな事件がおき、高田と鶴来が一芝居して、右京さんとの阿吽の呼吸で事件を解決するというのもトリッキーという見応えのある内容だった。

事件で最初の容疑者となったストーカー&暴行で一度捕まった黄瀬は、またしてもストーカー行為をしていたことがアリバイとなり、殺人事件の容疑者からは外される。そして西村を殺めた犯人は端で見ているとなんでそうなる?というくらい勘違いして西村に執着するのだから恐ろしい。

二人とも相手に拒絶されると「なんで突然人が変わったみたいに…」と同じようなことをいうのだけれど、出雲は「我慢してたんだろうがよ!!」と激昂、亀山は「言えなかっただけでずっとそう思っていたんだろ」と言い放つのは胸のすく思いがした。

右京さんの「失恋のショック、婚約者への嫉妬、裏切られた思い、同僚たちへの羞恥心、社会的制裁への恐怖、あなたの精神は徐々歪んでいった」というのも犯人が西村に執着し、殺害に至る過程をわかりやすくしてくれている。

ただ、最近よく「無敵の人」なんで言葉を聞くが、もし「無敵の人」に執着されたらもう逃げるのは難しいような気がして怖くなる。警察に相談したところで24時間365日守ってもらえるわけではないし…

ちょっと気になったのは警視庁の総務課から、今回の事件解決の功績により麹町中央署に移動し刑事となった鶴来がよくシュッシュッと自分にスプレーをすること。話の中ではそれがなんのスプレーなのかはわからないのだけれど、清潔好きで除菌スプレー?それともオーデコロン的なものなのか?今後わかってくるのかもしれない。

ということで、第3話は2つの事件が解決することもあってか、リズムよく話が展開していき解決方法も共にトリッキーなので見応えがあり面白かった。

筆者的に一番印象に残ったのは出雲刑事が最初の容疑者・黄瀬に激昂する場面。被害者が女性ということもあり出雲刑事の言葉の一つ一つに重みを感じた。

拡大スペシャルの1話・2話は話の展開がちょっとゆっくりだったし、人間国宝が出てきたり、死刑判決の冤罪の話で検事総長が出てきたりして話の規模が大きかったけれど、1話の中にギュッとテンポよくトリッキーな話が複数入っている第3話は、面白く見ごたえのある筆者的には当たりの回だった。

次週のゲストは「かたせ梨乃」さん。どんな感じの話になるのか楽しみ。

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