はい、健康診断で最近は血圧が高いと言われる妹です。
毎年届く健康診断の通知。お互いを見張る意味で、姉妹で一緒に行くことにしている。そんなわけでここ最近は毎年ちゃんと行っているのだが、年齢を重ねることで若い時とは体も変化してきていることに気付かされる。
健康診断に行くのは面倒臭い。しかし、どんないいことがあるのか、考えてみた。
その1.問題がないと分かる
問題がないから行かないのに、問題がないと分かっても別に。と思うかもしれない。しかし、ある程度の年齢になると問題が発生しやすくなる。それはがんだったり、別の病気かもしれない。
病気はどんな病気であろうとも、早期発見が大事なはず。問題がないというお墨付きを得られて安心できるのが、この健康診断というわけだ。
つまり、行かないと問題があるのかないのかも分からない。不安に過ごすぐらいなら、行ってはっきりさせたほうが問題を改善できていい。
その2.内面も磨ける
ある程度の年齢になると、やっぱり年をとったんだなと外面からだけでなく、健康診断を受けると内面からも分かる。
メタボ予備軍だったり、高血圧だったり、血糖値が高かったりと。もちろん人によって違うが、体の老化というものはシワやシミの数だけではないのだ。体内のメンテナンスをするため、食事や運動に気をつけようという気にさせられる。
健康診断に行かなかったら何も分からない。今までどおり生きていていいのか、それとも何か改善が必要なのかを。改善が必要なら1年かけて改善し、次回の健康診断に備える。
健康診断はまるでボクサーの試合前の軽量のようなもので、数値を範囲に収められた合格みたいな感じだ。
その3.個人が個人でなくなる
健康診断に行くと検査の際に、名前ではなく渡された番号で呼ばれる。沢山の人がいる中では、名前だと被る人もいるだろうし、個人保護のためなのかもしれない。いずれにしても番号で呼ばれる。
どこに行っても名前で呼ばれ、ちゃんと個人として扱われる。人間の尊厳を尊重するなら当然そうだろう。しかし、健康診断では囚人のように番号だ。これがショックだと感じる人もいると思うが、自分にとっては存在の小ささを知れるいい機会でもある。
つまり、個人なんてものは実はあってないようなものだ。それに気付かされる。そう、金持ちも貧乏人も、天才もバカも、美人も不細工も関係なくみんな番号だ。ギャンブルの前ではみな平等なように、健康診断の前では単なる番号で呼ばれる存在だ。なんて小さな存在なのだろうと、己を省みれるいい機会だ。
まとめ
健康診断に関する自分が思ったメリットを、改めて考えてみたら色々実はあったのかと。とはいえ、面倒くさいというのも分かる。自分だって若い頃は通知が来たって行かずにいた。そんなことよりも楽しいことが沢山あったし、体に問題があるわけもないと楽観視していたからだ。
ただ、中年を過ぎたらやっぱり行ったほうがいいと思う。自分の状態が数値でハッキリわかるので。老化が進んでいるのか、それとも病気なのか?現状が分かれば改善もできる。改善しても治らないかもしれないが、それならそれで割り切れる。
そして国民全員に健康診断を実施できるなんて、やっぱりすごい事だと改めて思った。
