先週に続き、WOWOW 連続ドラマW「1972 渚の螢火」第2話を見てみた、姉です。
WOWOW 連続ドラマW「1972 渚の螢火」 (全5話)の原作は坂上泉さんの同名小説。”本土復帰目前、混沌とした沖縄で繰り広げられるクライムサスペンス”。
第1話は10月27日の時点で「まるごと無料配信」中。
どんな感じのドラマなのかWOWOWさんのHPから引用させて頂きます。
1972年、本土復帰を間近に控えた沖縄で、100万ドルの米ドル札を積んだ現金輸送車が襲われ行方を絶った。円ドル交換が完全な形で遂行できなければ日米外交紛争に発展しかねないと、琉球警察はこれを秘密裏に解決する特別対策室を編成した。班長に任命されたのは警視庁派遣から沖縄に戻ってきた真栄田(高橋一生)。そのほか、同級生でありながら真栄田をライバル視する捜査一課班長・与那覇(青木崇高)、そして定年を控えたベテランの玉城(小林薫)をはじめとするたったの5人のメンバー。事件解決のタイムリミットは本土復帰までの18日間。捜査を進めるうちに、事態は沖縄財界や地元ギャング、さらには米軍関係者を巻き込み、二転三転していく……。真栄田らは期限までに100万ドルを取り戻し、犯人を捕らえることができるのか――。沖縄の未来を懸けた戦いが始まる!
WOWOW HPより
本編予告映像はこちら。
キャスト(敬称略)
- 高橋一生:真栄田太一(琉球警察・本土復帰特別対策室班長)
- 青木崇高:与那覇清徳(琉球警察・捜査一課班長)
- 城田優:ジャック・シンスケ・イケザワ(米軍・CID(アメリカ陸軍犯罪捜査局)の憲兵大尉)
- 清島千楓:新里愛子(琉球警察・本土復帰特別対策室の事務員)
- 嘉島陸:宮里武男(沖縄の不良グループ・宮里ギャングのリーダー)
- 佐久本宝:稲嶺コウジ(宮里ギャングのメンバー)
- 広田亮平:比嘉雄二(琉球警察・石川南署捜査課の捜査員)
- MAAKIII:伊波正美(コザの外れにあるバー・カリホルニヤの雇われママ)
- 北香那:真栄田真弓(真栄田太一の妻)
- Jeffrey Rowe:オーガスト・ミラー(在沖米国総領事館・二等書記官)
- 藤木志ぃさー:座間味喜福(琉球警察・本部長)
- ベンガル:喜屋武幸勇(琉球警察・刑事部長)
- 沢村一樹:川平朝雄(川平興業の社長で沖縄政財界の重鎮)
- 小林薫:玉城泰栄(琉球警察のベテラン刑事)
第2話「清明祭」のあらすじは…
帰還した銀行員から事情を聞いた真栄田と新里(清島千楓)は、その証言に違和感を覚え周辺を洗う。そして、事件の背後に高級サロン「サザンクロス」の関与を突き止めて……。一方、与那覇は地元ギャングの足取りを追い、宮里(嘉島陸)と懇意だったある女にたどり着く。捜査が進展する中、特別対策室の動向を嗅ぎつけたCID(アメリカ陸軍犯罪捜査局)の大尉・イケザワ(城田優)は真栄田を呼び出し、ついに2人が対峙する――。
WOWOW HPより
ということで、早速どんな感じなのか見てみた。
内容に関してはあまり詳しく書きませんが、少しネタバレも含む感想を書きます。(原作の小説は未読です)
ここから一部ネタバレを含みます。
物語の流れとしては、襲われた現金輸送車に同乗していて行方不明になっていた銀行員・西銘が犯人たちから解放されるも、実は犯人たちに脅され(美人局)て現金輸送のルートを教えていたことがわかる。
犯行の際使われていた銃が米軍のものと判明するも、警察内に内通者がいるのか米軍がそれを嗅ぎつけ、CID(アメリカ陸軍犯罪捜査局)の大尉・イケザワは真栄田を呼び出す。真栄田と話したイケザワは、まずはお手並み拝見ということで、真栄田は(とりあえずは)捜査を継続することができる。
そして警視庁の友人から連絡を受けた真栄田は、犯人グループのリーダー宮里は以前、関西に逃げていたが、沖縄の誰かが呼び戻し、アメリカの軍艦で沖縄に入ったらしいという情報を得る…という感じ。
「清明祭」の少年・タケ坊
第2話はタイトルの「清明祭」のシーンから始まる。清明祭はシーミーと読むようで、詳しい説明はないが、「ご先祖様があの世でお金に困らないように「うちかび」というお金(多分、お金に見立てた紙)を燃やして届ける」と少年に話し、紙に火をつけ、火の粉が舞うのを見て少年(タケ坊)は「あ、蛍みたい」というのだけれど…この少年「タケ坊」は、今まで出てきた登場人物だと、宮里ギャングのリーダー・宮里武男なのかも?
「清明祭」はやはり祖先を供養するお祭りのようで、沖縄県公文書館さんのHPから引用させていただきます。
清明祭(シーミー・ウシーミー)
旧暦の三月上旬、沖縄本島中南部を中心に祖先供養のまつりが盛大に行われます。シーミー(清明祭)といわれる行事です。那覇市首里近辺ではウシーミー(御清明)とも呼ばれています。
沖縄県公文書館 HPより
沖縄の言葉はなんとなくでやり過ごす
前回に続き、沖縄の言葉がけっこう出てくるので、これってどういう意味?この解釈で合ってる?と、いちいち調べるとキリがないので、なんとなくこういう感じなのだろう…と想像して見ている。
セリフで何を言ってるのか気になるとストーリーに集中できないが、このドラマはきっと最後までこの調子だと思うので、もうなんとなくでやり過ごすことになりそう。
日系二世を演じる城田優さん
米軍で刑事事件の捜査を担当するCID(アメリカ陸軍犯罪捜査局)の憲兵大尉、日系二世のジャック・シンスケ・イケザワ(城田優さん)が、日本語で真栄田と話をするシーンはどんな感じで話すのか楽しみにしていたけれど、期待を裏切らずちょっとたどたどしい日本語で安心した。次週の彼の日本語も気になる。
100万ドル強奪犯の目的はわからない
第2話では犯人たちの犯行目的はわからない。しかし、リーダーの宮里は関西から自らの意思で沖縄に戻ったわけではなく、沖縄の誰かに呼び戻され、アメリカの軍艦で沖縄に入ったらしいとの情報を得るので、次週以降の展開が楽しみ。
娼婦の殺人事件
一方、同一人物の犯行と思われる娼婦の殺人事件がまたしてもおこる。刑事部長の喜屋武は、殺害現場に出向き、犯行の状況を確認したあと「この件、私が全て預かる」といって事件の捜査を中止させる。
第1話での娼婦殺人事件も捜査は中止となっていることを考えると、アメリカが関係している事件ではないかと思われる。前回イケザワが電話で話していた際に「あの男が沖縄に?なんで今?」と言っていた「あの男」が、この娼婦殺人事件の犯人なのかも?
第2話を見てみて
この物語の舞台が1972年ということもあり、使っている車や服装、タバコを吸うシーンがたくさん出てきたりして昔っぽくて良い。特に新里(清島千楓さん)の運転する水色の車可愛らしくて印象に残る。
高橋一生さん演じる真栄田は、普段は冷静沈着だが、怒った時はびっくりするくらい激怒する。それを新里がビクつくこともなくしっかり聞いているのが頼もしい。
強奪事件には黒幕がいて、それは誰なのか?、立場ある人間だけが利用する会員制の高級サロンに出入りする人物が関係ありそう。
そして、琉球警察が事件が起きるたびに捜査を中止にする娼婦事件の犯人は米軍関係者なのか?
米軍イケザワ大尉と「自分たちが思っている以上に大きな力が働いているのかもしれない」という真栄田率いる琉球警察・本土復帰特別対策室が協力しながら事件を解決する展開になりそう。
各話の最後に、第1話では「沖縄本土復帰まであと17日」と出ていたが、第2話では「沖縄本土復帰まであと13日」となる。ここで、あ、そうだこの事件は時間がなくてこの後どうなるのか…というドキドキ感を改めて思い出す。アメリカのドラマ「24 -TWENTY FOUR-」のタイムリミットまでの時間をカウントダウンしていくハラハラドキドキの感じだ。
100万ドル強奪した犯人たちの目的、誰が裏で糸を引いているのか、娼婦殺人犯は誰なのか次週の展開が楽しみ。
【第1話まるごと無料配信】連続ドラマW 1972 渚の螢火【WOWOW】(10月27日現在)
