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相棒24 第2話の感想:元 瀧澤京竜(右京さん)の新作講談が面白い

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なんだかんだでテレビ朝日の「相棒」は毎週見ちゃう、姉です。

「相棒24」第2話「死して償え~白骨は語る!右京の奇策」は初回に続き拡大スペシャル。

あらすじはテレビ朝日HPから引用させて頂きます。

人間国宝の邸宅から発見された人骨
疑惑の殺人事件との関係は!?

右京(水谷豊)は、瀧澤家の納屋から、かなり年季が入っていると思われる人骨を発見し、捜査一課に通報。瀧澤青竜 (片岡鶴太郎)、美沙子 (阿知波悟美)、呉竜 (青柳尊哉)が集められ、事情聴取が行われる。と、呉竜が「洗いざらいしゃべる」と言って、経緯を語り出した。その後、青蘭 (しゅはまはるみ)も含めて、警察での事情聴取が行われるが、一同に悪びれる様子はなかった。また、美和子(鈴木砂羽)は、野々宮恵子(細川直美)とともに瀧澤一家を直撃。死刑判決を受けている田埜井(菅原卓磨)の事件と、今回の白骨発見を結び付けた報道をマスコミに促す。一連の状況は、検事総長の臥龍岡詩子(余貴美子)も注視していた。そんな中、右京は、呉竜の“自白”自体に信ぴょう性がないと感じているようで、青竜たちにある罠を仕掛けるため動いていた。

白骨遺体から真相を手繰り寄せる特命係
その背後では国家権力の闇がうごめき…!?
時を隔てて繋がる二つの事件が急転直下の結末に向かう!

ゲスト:
片岡鶴太郎、阿知波悟美、細川直美、しゅはまはるみ、青柳尊哉、余貴美子

テレビ朝日「相棒」より

内容に関して詳しくは書きませんが、少しネタバレ含む感想を書きます。シーズン24の第2話は初回に続いての拡大スペシャル、話も続いていたので、どんな結末になるのか楽しみにしていました。

以下、少しネタバレが含まれます。

15年前、講談師・瀧澤青竜(片岡鶴太郎さん)の息子・乙彦(前田峻輔さん)が、元弟子の田埜井(菅原卓磨さん)に殺害される事件が発生。死刑判決を受けた田埜井は盗みには入ったが人は殺していないと冤罪を訴えている。そして、冤罪なのか確かめるために右京さんは青竜の内弟子となり蔵の中から人骨を発見。

一方、内閣情報調査室の社(仲間由紀恵さん)から特命係の話をきき、検事総長の臥龍岡(余貴美子さん)は、特命係に調査(冤罪の)の進捗状況を報告してほしい、調査の結果次第では田埜井の再審開始決定を受け入れるつもりだという。

ここまでは前回の話。前回に続き、今回の話もそんなに複雑な事件ではないのだけれど、いろんな演出があって話が長くなっている印象。

乙彦は自殺だった

身元不明の人骨は、勝手に蔵に住み着いていた物乞。家族が地方公演で留守の間、家にはに青竜の息子・乙彦と、内弟子・呉竜 (青柳尊哉さん)がいた。物乞はしばしば食べ物を物色しに家に入ることがあったが、事件の起きた日は乙彦がそれを見つけ、怒りに任せ殴る蹴るの暴行をして物乞を殺してしまう。そして遺体を庭に埋めるがその日以降、物乞の亡霊に日に日に追い詰められ、乙彦は自殺する。

乙彦が自殺したちょうどその夜、濡れ衣を着せられて破門となった元弟子の田埜井が盗みに家に入り、乙彦の遺体を発見、弟子だった当時の積年の恨みを晴らすが如く、そばにあった脇差しで乙彦をめった刺しにした。

この時点で家族(呉竜も含む) は、田埜井が乙彦を殺害したと思っていたが、後に乙彦の日記が見つかり「物乞を殺して庭に埋めたこと、捕まるのは惨めで嫌だから腹を切って死ぬつもりだ」ということが書かれていたことで、庭を掘ってみると遺体を発見するも、人間国宝の青竜に傷がつくことをおそれ、通報しなかった。

検事総長のしたかったこと

特命係は検事総長・臥龍岡に冤罪の証拠として乙彦の日記を提出。

特命係に冤罪に関する調査の進捗情報をきき、その結果次第では再審開始決定を受け入れるといっていた臥龍岡は、一方で田埜井の死刑執行の命令書発行を進めていた。しかし社美彌子の協力で間一髪、命令書の発行を阻止。

臥龍岡は死刑廃止を主張していた過去があるが、それを封印して検事総長となった。そして今、田埜井の死刑執行後に冤罪だったという事実をつくり、死刑廃止について考えさせるという思惑があった。

臥龍岡は前に特命係に会って話した時に、この二人なら必ず証拠を見つけてくると思ったので、すぐに執行準備を進めさせ、死刑執行後に特命係からの証拠が届くということにしたかった。

右京さんの新作講談

蔵に隠していた人骨が見つかったことで、瀧澤青竜の家族と内弟子は口裏をあわせてのらりくらりと警察にいろんな話をして捜査が進まない。

右京さんは自分の推理を「新作講談 物乞殺して乙彦出奔 元 瀧澤京竜」 を撮影した映像を渡し、瀧澤青竜の家族と内弟子が見る。講談は話の途中でおわり、警察が家宅捜索にくるがこれは右京さんが仕組んだ芝居で実際は家族が密談しているところを盗み聞くのが目的、そして真実が明らかとなる…という流れ。

いつものように推理を関係者の前で話すのとは違い、わざわざ撮影した映像を「みんなで見てね」といって渡すのだけれど、その「新作講談 物乞殺して乙彦出奔 元 瀧澤京竜」 で、右京さんは約6分半の講談するのだけれど、見応えがあり面白かった。講談というものをよく知らない筆者は、それなりに楽しめたし役者さんてすごいなと思った。

拡大スペシャルを見て

第1話・第2話と続く話だったけれど、内容的には特に複雑な話ではなかったと思う。

特命係は冤罪の可能性を調査し冤罪の証拠を得る、死刑制度に反対の主張を封印して検事総長まで登りつめた臥龍岡は、死刑執行後に冤罪となるよう画策するも、特命係は社美彌子の協力もあり阻止することに成功。

冤罪の証拠を見つけるまでにいろんなことがありすぎてちょっと間延びした感は否めない。まぁそのおかげで右京さんの新作講談のシーンがあったので、それはそれで面白かったのだけれど。

特命係が冤罪の証拠を見つけるのが先か、死刑執行の命令書が発行され執行が先になるのか見ていてちょっとドキドキしたけれど、こちらとして気分よく終わるなら証拠が先、バッドエンドなら死刑執行が先とどちらでも心の準備はできていたが、シリーズ24はバッドエンド始まりではなかった。

タイトルの「死して償え~白骨は語る!右京の奇策」は、殺された物乞の乙彦に対しての思いなのか?物乞の男性は結局誰だかわからないまま終わったのは気の毒だと思った。

次週は警察官になった高田創(加藤清史郎さん)が登場する話のようなので楽しみ。

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