はい、YouTubeをつけっぱなしにして、寝落ちすることがよくある妹です。
色々なものが楽しめるYouTubeだが、ふと気付くと妙に自動読み上げ+AI生成映像の組み合わせっぽい動画を目にすることが多くなった。実際のところ本当にそれらがAIで作っているかはわからない。ただ、やたら似たような動画が出てくる。
そこで、自分が勝手に思ったAI動画っぽいものの特徴をあげてみた。
特徴1:自動音声読み上げを使用
台本だけAIで書いてもらって読むのは自分にすれば、少しは他と差別化できると思うのだが、なぜかみんな自動音声読み上げを使う。ゆっくりやずんだもんではなく、もっと人っぽい音声なのだが、なぜか同じ音声が多い。
恐らくAIで動画を作っている場合、まずは台本を書いてもらうだろう。例えば自己啓発系の動画なんかは、作りやすいものの一つだろう。
「部屋を綺麗にするコツ5つ」とか「お金が貯まる習慣10選」といった調子だ。大勢の人が興味ありそうな悩み+数字を入れればあっという間にできる。それらを自動音声読み上げ用に書いてもらう。実際やってみた。
以下、AIに頼んで作った台本
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自動音声読み上げ用・一本化ナレーション台本
(映像指示・テロップ・BGM 記述なし/改行=ポーズ目安)
気付けば足の踏み場もない……。
でも大掃除はめんどう。
そんなあなたへ――たった 5 つのコツ で “散らかり無限ループ” を脱出しましょう。
私はライフオーガナイザーの ○○ です。
今日お届けする 5 つのコツはこちら。
1️⃣ 「3 分ルール」
2️⃣ 「収納ゾーン分け」
3️⃣ 「定位置化」
4️⃣ 「毎日 5 分小掃除」
5️⃣ 「“1 年ルール” で手放す」
それでは始めます。
コツ 1 3 分ルール
散らかった物を見つけたら 3 分以内に「戻す」か「捨てる」。
「あとで」は永遠に来ません。
スマホのタイマーでゲーム感覚にすると続きます。
コツ 2 収納ゾーン分け
部屋を行動別にゾーン分けし、物の居場所を決定します。
たとえばベッド周りは睡眠、デスク周りは仕事。
ゾーン外に物があったらすぐ元へ戻しましょう。
コツ 3 定位置化
すべての物に “住所” を与えます。
ラベルを貼り、誰が見ても分かる状態にすれば、家族やルームメイトにも協力を頼みやすい。
コツ 4 毎日 5 分小掃除
歯磨き中に洗面台を拭くなど、日常動作に “ながら掃除” を組み込みます。
短時間 × 高頻度 が汚れをため込まない秘訣です。
コツ 5 “1 年ルール” で手放す
1 年間使わなかった物は手放すと決めましょう。
思い出の品は写真に残し、寄付やリサイクルで循環させると罪悪感が減ります。
迷う物は「期限付き保留ボックス」に入れ、半年後も使わなければサヨナラ。
まとめ
今日紹介した 5 つのコツをおさらいします。
1️⃣ 3 分ルール
2️⃣ 収納ゾーン分け
3️⃣ 定位置化
4️⃣ 毎日 5 分小掃除
5️⃣ “1 年ルール” で手放す
このうち どれか 1 つ でいいので、動画を見終わった直後にやってみてください。
小さな一歩が、快適な部屋への大きな一歩になります。
役に立ったと思ったら、ぜひ高評価とチャンネル登録をお願いします。
コメント欄で「今日やること」を宣言して、みんなで綺麗な部屋を目指しましょう。
次回は「忙しい朝を楽にする時短テク 5 選」でお会いします。
ご視聴ありがとうございました。
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AIが作った台本ここまで。
よくできている。むしろ実践したくなるじゃないか。こうしてどこかで見たことありそうな雰囲気のものができあがった。
特徴2:ループする動画
AIが作ったとはいえ、単なる静止画のままでは収益化はできない。そこでAIが作ったと思われる短い動画をいくつか繋いでループさせる。
これで一応は動いているように見える。どれがAIで作った動画かなんて分からないという人も多いと思う。しかし、AIで動画を作ったことがある人だと、これってAIっぽいなという動画はなんとなく分かる。
ちなみにChatGPTは動画の作成そのものはやってくれなかったが、どこでどういう動画を探せばいいか、そしてどうやって動画編集ソフトに指示すればいいかを具体的に教えてくれた。自動音声読み上げの設定までご丁寧に教えてくれた。
そこまでしてくれるなら、動画そのものを出力して欲しいものだが、そこまではさすがにできないようだ。
特徴3:似たような内容
AIがネットから学んで引用してきている関係上、AIで作ると同じようなものがYouTubeに溢れる。片付けの方法は大体似たり寄ったりだし、お金を稼ぐ方法も似たり寄ったりだ。3000年前も人は同じようなことで悩んでいただろうし、そのアドバイスだってきっと同じだ。
どうすればモテるか?どうすれば賢くなれるか?どうすれば若くいられるか……などなど、今までもそうだったようにこの先何年たっても変わらない悩みだろう。それらの悩みに答えるような動画は、結局のところ似てる。
最近はどこの誰とも知らないAIの内容では、見てもらえないからか、固有名詞を使ってくるものも増えてきた。(例:「成功者に共通すること」「ブッダの教え」など)
嘘か本当かは知らないが、ビル・ゲイツはこうだとか、ブッダはこういってたとか、そんな感じのことを読み上げさせる。謎のAIが語る成功の秘訣よりも、きっと説得力があるだろう。しかし真偽は不明だ。
量産されて廃れる
ChatGPTはやってくれなかったが、もしかしたら動画を作るのすらAIに頼んで、オートメーション化しているのかもしれない。そうなるとますます今後もAI動画は増えてくるだろう。ショート動画なんて、それこそすぐできそうだ。
なんというか、コンサルタントとかインフルエンサーが、こうやれば稼げるとかいって広めているのか?と思うぐらい、雨後の筍のように量産されている。
AIでできることが増えるたびに、それで簡単に金を稼ごうとして廃れるの繰り返しだ。AIで描いたイラストや写真、動画などを駆使して何かを作る。そしてみんなが始めて廃れる。最初の頃にやった人は稼げるかもしれない。けど、ほんの僅かな期間だろう。
やっぱり、“自分”という素材で勝負している人には敵わない。そういう意味で芸能人などは、何をやるにも付加価値がつくのだろう。もっともそこに至るまでの道は遠く、ほとんどの人がたどりつけない。だから価値もある。
参入障壁が低いものは廃れやすく、自分の母親が話題にし始めたら、どんなブームも終わりの始まりだと思った。

