はい、昔の雑誌を買って読むのが好きな妹です。
今回購入してきた雑誌は『TVスター名鑑』という雑誌。現在でもこの雑誌は刊行されているが、99年度版が古本屋の店先に並んでいたので買ってみた。
ただ眺めているだけでも結構楽しいのだが、自分流の楽しみ方があるので紹介しよう。
TVスター名鑑ってどんな本?

東京ニュース通信社が1992年から毎年1回発売している。主に日本国内で活動している芸能人や、アナウンサーなどのプロフィールを写真つきで紹介している本だ。
目次はこんな感じになっている。女性スター、男性スターとあって子役やアナウンサーまで載っている。

相川七瀬さんを例に、略語の説明がある。全員が全部掲載されているわけではないのだが、公開している人は公開している感じになる。

自己流楽しみ方紹介
ではこの名鑑をどう楽しむのか?ただ眺めているだけでも、結構個人的には楽しい。しかし見る人によっては、電話帳のようなもので、同じ文字の羅列にしか見えないだろう。
そこでいくつか楽しみ方を紹介しよう。
その①面白しろい並びを探す
何が面白いと思うかは人それぞれだが、絵面的にインパクトがあるのもよし、名前の並びが面白いでもよし、つまり何でもありだ。
そこで今回、個人的に面白い並びのものをピックアップした。
車だん吉→グレート義太夫→グレートチキンパワーズ。絵的にも名前の並び的にもかなり面白い。

文化人のページはもっとカオスだ。
ピーコ→ピーター・バラカン→ピーター・フランクルという、もう絵的に強すぎる並びだ。そして字の並び的にも三段活用のようでいい。

その②2時間ドラマのサブタイトルで内容を想像する
名鑑の後ろのほうにドラマファイルなるページがある。そこには通常のドラマ以外にも、2時間ドラマも掲載されている。
人気の混浴露天風呂シリーズとか、もしかしたら今は地上波では放送できないのかもしれない。

そんな中、気になるドラマが。その名も『左手に告げるなかれ・スーパーの万引き検挙率No.1女性保安士が挑むダイイングメッセージ“右手”』だ。

左手に告げるなかれ、から始まって“右手”で終わる。なんのことか、よく分からないドラマだ。
想像するに万引きの保安士が、どこかで“右手”というダイイングメッセージを発見して、事件にかかわっていくのかもしれない。出演を見るとあまりふざけた内容ではなさそうな予感。しかも原作があった。
無駄といえば無駄
はっきりいってTVスターの情報なんて、知らなくてもいい。もっと覚えたほうがいいことが、たくさんある。だが、『TVスター名鑑』はスターの出身学校やら、知りたくもなかった本名などを突きつけてくる。
別に覚えたいとも思ってなくても、見ているうちに自然と頭に入ってきてしまう。できればこの記憶の枠を別のものに当てたいのだが、セルジオ越後氏の趣味がゴルフとかついつい覚えてしまうのだ。
ファン以外にはまったくもって無駄な情報の集まりなのだが、無駄だからこそ見入ってしまう。知っていたことで誰かに自慢できるわけでもないし、語る予定もない。そんな情報の数々を一人で勝手に面白がる。こういうのを贅沢というのではないかと、自己正当化しながらまたいらない知識を一つ身につけるのだろう。