【感想】ドラマ「災」第2話:印象的な香川照之&松田龍平のうなぎを食べるシーン

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心待ちにしていた「災」第2話も楽しんで見ることができた、姉です。

先週から放送が始まったWOWOWオリジナル連続ドラマ「災」(さい)(全6話)。第1話が面白かったので、第2話も期待していました。

第2話のあらすじは、WOWOWさんのHPから引用させてもらいます。

福岡の運送会社で整備士として働く倉本(松田龍平)には、ある後ろめたい過去があった。飲酒運転の末に事故を起こし、人を死なせてしまったのだ。その事件が原因で妻の加奈(佐藤みゆき)は倉本の前から去っていき、彼女に未練を抱く倉本は、義母の育子(神野三鈴)に自分が酒を断って更生したことを訴える。己の過ちと向き合い、少しずつ前に進もうとする倉本。しかし、そんな彼の前にある“男”が現われる――。

WOWOW 連続ドラマW「災」より

内容に関しては詳しく書きませんが、第2話は、2022年・福岡の話。第1話が2019年と2021年の話だったから、時系列でいうと順に新しくなってきている。全6話だから、1年ずつなら第6話は2025年?とか勝手に想像する。

今回の中心人物、運送会社で整備士として働く倉本(松田龍平さん)は、勤務中に飲酒運転で過去に死亡事故を起こしていた。多分、元?アルコール依存症で、お酒を断つ努力を日々しているのだけれど、よく行くファミレス?でコーヒーを飲んでいて、他の席の人がお酒を飲んでいるのを見て、追加注文する為に店員さんを呼ぶシーンが何回かある。

1回目は”水”を、2回目は”ビール…いや、ビールはいくらでしたっけ?やっぱりコーヒーのおかわりを”と見てるこっちがヒヤヒヤした。断酒を継続するために運動(サイクリング)したりいろいろ頑張っていたのでどんなことがあったとしても最後までお酒の誘惑に負けないで欲しいと思って見ていた。

ある男・多田(香川照之さん)は、倉本の勤める運送会社の同僚として登場する。こちらは多田が災難をもたらす男だと思って、1つ1つ言葉に注目しながら見ているので余計に意味ありげで怖く感じるのかもしれないけれど、倉本のように何も知らず同僚として話をしたら普通に仕事のできるちょっと変わったいい人くらいに思うかもしれない。

運送会社の飲み会でみんなで集合写真を撮る時に、多田は自分が撮りますよといって写真には入らない。これは第1話で塾の数学講師・渡部だった時に塾のHP用の集合写真にもカメラマンをして写真に入らなかったのを思い出した。

そして、なんといっても倉本を演じる松田龍平さんはドラマの雰囲気にぴったりで、ある男・多田を演じる香川照之さんとうなぎを食べながら話すシーンはこの二人だからこその印象に残るシーンだった。

第1話に比べると全体を通して映像や音楽のわかりやすい不気味さは薄まっている感じがするけれど、光と影のコントラスト、風に揺れる木々、無音のシーンなど、淡々とした静けさによってこれから起きる災難がかえって引き立ってくるような演出だった。

最後にどんな災難が訪れるのか…と書きたいところだけれど、ネタバレしちゃうと見た時の怖さが半減どころか大激減するので、第2話を見る予定の方はネタバレ情報は避けてドラマを見ることをおすすめする。

そういえば、第1話の女性2人も自転車乗ってたけど、倉本もサイクリングしていた…たまたまなのか?

これまで香川照之さんが演じた”ある男”は、第1話で千葉で漁船の船員、神奈川で塾の講師、今回の福岡でトラックの運転手の3人。第3話はいつ、どこで、どんな職業で”ある男”となるのか楽しみ。

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