はい、90年代UKロックはオアシスでもブラーでもなく、パルプ派だった妹です。
こないだ発売された「レコード・コレクターズ」という雑誌で、「90年代UKロックの名盤」という特集をしていた。買おうかどうしようか迷ったが、思い出補正には抗えず購入した。
幼少期にはマイケル・ジャクソンやマドンナがいて、MTVが台頭してきた。夜ヒットとかベストヒットUSAなんかに、外タレがゲストで出ていた時代。そう、今よりもっと洋楽が身近だった世代。姉の影響で早くから洋楽に触れ、邦楽だけでなく様々な音楽を聴く機会に恵まれた。
そして迎えた90年代はいわゆる青春時代。その頃アメリカではグランジが流行っていた。当然そっちも聴いていたが、それはまた別の機会に書くとして、今回は90年代UKロックの話をしたいと思う。
「レコード・コレクターズ」を見たところ、UKロックとはいっても、アンダーワールドやプロディジーなども含まれている。当時、イギリスではバンド主体のロック以外にも、こういったユニットがシーンを席捲していた。バンドもダンス系もどちらも好きで聴いていて、渋谷のレコード屋にDJでもないのに12インチを買いに行ったりした。
話はそれたが、今改めて雑誌で選出されたUKロック名盤を見ると、今はもう随分手放していた。しかし、いくつか手元に残っていたCDは、どれも自力で探し当てたものだった。
情報が今よりもない時代、どうやって好みのバンドを探すのか?友人たちはUKロックなんて聴かないし、雑誌で見てもそれが自分好みのバンドかは分からない。お金に余裕があるわけでもなし、できれば音楽を聴いて買いたい。
さすがにオアシスやブラーのような有名どころは、当時もラジオやテレビでかかるが、マイナーというかまだデビューして日が浅いような人たちは探すしかなかった。別にわざわざ探す必要もないのだが、なんだかあの頃は熱心に探していた。
そこで自分が情報源としていたのが、タワレコやWAVEといった洋物多めの大型店だ。そこに行って店員さんの手書きのポップに「こういうバンドが好きな人にオススメ!」なんて書いてあるのを見て選んだり、視聴ブースで聴いたりして購入するという、非常に手間なことをしていた。
そうやって発見したUKロックバンドの中で、当時結構好きで聴いていたのがこのMagooというバンド。詳しい事は何も分からず、ただひたすら聴いていたのを思い出した。
